著者:眉村卓
出版:角川スニーカー文庫
初版:1975.04.21.(初版)1998.7.1(改訂版)
紹介:よく晴れた日曜日、宏一の家の隣に引っ越してきたのは、ギリシア彫刻を思わせるような美少年だった。エレベーターに乗り合わせた宏一は、ほんの短い停電にも無我夢中でそこから脱出しようとする少年を不思議に思った。
翌朝、宏一の教室に、その少年、山沢典夫が転校してきた!スポーツ万能、成績抜群、あっと言う間にクラスの人気を独占する山沢。宏一はいつしか転校生の秘密にひかれてゆく。
学園SFの傑作、98年秋映画化。
コメント:すごく懐かしい感じがする。NHKのテレビドラマでこういうのをやっていたような記憶が・・・違ったかな?いま読んでもとてもすがすがしい気分になれる1冊でした。
「侵された都市」は今になって読むと、この先にもう一つどんでん返しがあってもいいような感じがしました。これが20数年の時の流れなのかもしれないけど、時代や感性がもっと過激なものを要求している。そういう自分の感性が少し不安になる・・・。
※大体この本の解説が「手塚治虫」というのがすごい!!