顔に降りかかる雨

著者:桐野夏生
出版:講談社
初版:1993.09.15.
紹介:耀子が4700万円の金とともに姿を消した。真夜中の電話は耀子からの電話だったのか?金と耀子の行方を調べるために彼女の足取りをたどる、パスポートもスーツケースもない。霊感占い、フェティッシュなショー、死体写真の愛好家。
耀子の書きかけの東ベルリンのルポと関係があるのか。
事件の真相は思いがけない展開を見せる。ネオナチが暗躍する東ベルリンと、東京の夜のフェティッシュな空間という一見無関係は社会現象がウラでどうつながっているのか・・・
第39回江戸川乱歩賞受賞作
コメント:まさにミステリー。ストーリー展開は面白い。最後のつめもけっこう気に入っている。どうして「ネオナチ」にこんなにこだわるのか途中まで全く関連性が見つからなかった。ラストで納得。
今一つ切れ味というか、緊迫感が感じられないのは主人公が夫の自殺によって「罰を与えられた」という精神の重さを引きずっているせいかもしれない。


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