著者:ルイス・セプルベダ 訳:河野万里子
出版:白水社
初版:1998.06.05.
紹介:油で汚れた海に落ちたカモメと、そのカモメを助けようとした猫・ゾルバのお話。カモメは猫のゾルバに3つの願いを託して息を引き取った。
・私の卵は食べない・ひなが生まれるまでタマゴの面倒をみる・そしてひなに飛ぶことを教えてやる。
猫のゾルバと仲間たち。そしてカモメのひなは飛べるのか?
コメント:読んでいて心が暖かくなる本です。
カモメと猫という「異なるものどうし」がどうしたら心を通わせることが出来るか。共に生きて行くにはどうしたらいいのか?「異なる」からと言って排斥するのではなく思いやる心の大切さ。そして「自分が心の中からそうしたいと願ったものが、全力で挑戦したとき」に、その願いが実現する。小5の娘とこの本を読み、しあわせな思いに浸っているふくろうでした。