六番目の小夜子

著者:恩田陸
出版:新潮社
初版:1998.08.20
紹介:恩田陸さんのデビュー作を改稿したもの。学園物のミステリー。
その年の「サヨコ」に選ばれた物は、始業式の朝、誰にも知られないように、花瓶に赤い花を生けなければならない。ところが、「サヨコ」の目の前に、もうひとりの赤い花を持った少女が現れた。少女の名は「津村小夜子」。
そして誰も知らないうちに伝説の「サヨコ」は始まった。
地方の伝統的な高校を舞台に、忘れられていた過去の事件と伝説がよみがえる。
コメント:おもしろい!私の好きな学園物。今時の高校生じゃないけど、どこにもありそうは高校3年生の生活をベースに、心の中にひそむ不安が「異界」を作り出す。
恩田陸さんの本4冊目ですが、「六番目の小夜子」と「球形の季節」が好きです。
今度は「不安な童話」を読んでみたいです。


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