著者:赤川次郎 絵:永田智子
出版:角川書店
初版:1997.10.10.
紹介:「近ごろまれにみる善意の人」につける天使のはね。その羽をなんとどろぼうの背中につけてしまった。その羽を取り戻すことを頼まれたピコタンは・・・・
天国にいきたい少女は、自分のことをかわいそうだと、思ってほしかった。
<いやな大人になる前に死ななきゃ、天国にいけないじゃない。!>
天使の役を頼まれたどろぼうは、少女に未来をおいてきた。そして羽を返して・・・
コメント:大人になりたくない、自分を認めることのできない、少女の不安を救ってくれたのは?
表紙の絵が、「星の王子様」を連想させて優しい気持ちになります。でもやっぱり、死ななければならなかったのかしら・・・本当の天使になったとしても。