九月の空

著者:高橋三千綱
出版:角川文庫
初版:1979.05.30.
紹介:15才の勇にとっては、剣道をしている最中に感じる緊張感がこの世でもっとも信用できることの一つに思えた。その一方で剣道だけの世界に不安を覚え、合宿を放棄して旅に出てみたりする。そんな彼を視つめる女学生松山の潤んだ瞳。目覚める性への憧れと反発。家族への理由のない苛立ち。そして剣道へのひたむきな情熱。勇の心は揺れ動きながらも、今、大きく羽ばたこうとしている。
青春の無頼と悲しみ。ストイシズム、そして優しさを歯切れのいう文体で爽やかに謳いあげる青春小説3部作。
「五月の傾斜」「二月の行方」(裏表紙より引用)
コメント:時代的にはちょっと古いのだけど、16才の少年「勇」と、父親・剣道・友達などを通した彼の生活や、様々な出来事そして心の動きにおもわず引きつけられてしまいました。
男の子が読むときっといいと思います。


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