TUGUMI

著者:吉本ばなな
出版:中央公論社
初版:1989.03.20.
紹介:生まれながらにして体が弱く、甘やかされて、我が儘放題に育ったつぐみ。
いじわるで、気まぐれで、美しいつぐみ。つぐみは誰にも心を許さない・・・・・
いやな女の子。
私はそんなつぐみに翻弄されながらも、やっぱり彼女が好きなのだ。
そんなつぐみと私のある夏の話。恭一との出会い。町を地上げしたホテルの息子と、旅館を畳んで町をでていくつぐみ。ふたりの恋の行方は?
姉の陽子ちゃん・私マリア・恭一と、入院したつぐみ。ベッドの中でマリアに当てて書いた手紙は・・・・。
「──── 何にしても、この町で死ねるのは嬉しいことです。元気で。」
だけど、つぐみは元気になっちゃったんだもんなぁ・・・
コメント:つぐみって、幸せなんだろうか?なんだかつぐみってやっぱり可哀想なんじゃないかな・・・。後書きで吉本ばななさんが、「つぐみ」は私です。って書いてた。
もちろん、そっくりそのままじゃないでしょうけど。
子供の頃って、「つぐみ」的に振る舞えたら、どんなに気持ちいいかって思うような気がする。なかなかそんな風にはできないしね。


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