学校崩壊

著者:河上亮一
出版:草思社
初版:1999.02.23.
紹介:学校の危機がようやく認識されるようになってきた。それは、金融の危機などよりはるかに深刻な問題なのになぜか語られることが少なかった。学校をとりまく現在の状況がこのまま続くとすれば、日本は確実に衰退の危機に見舞われるだろう。学力は低下し、外界にまったく無関心、他人との関係が作れない、授業中に私語しても悪いとも思わないような生徒が続々と登場しつつある。これは、三十年間現場の教師として生徒と格闘し、十年前から学校の危機に警告を発してきた著者が、今学校で起こっていることをつぶさに報告、なぜ現在のような状態に立ち入ってしまったかを示すとともに、再生への道を探った真に衝撃的な本である。(表紙カバーより引用)
コメント:「学校崩壊」実際に小中学生の子供がいるので、人ごとではなく読みました。「なるほど」と思う部分もあり、「どういうこと?」と思うような部分もありました。
どちらかというと教師という立場からの主張であり、マスコミへの「学校批判・教師批判」にたいする反応のようにも伺えます。
一時代前の校内暴力と、現在の学校崩壊の違いについては、現在の学校崩壊の原因として、家庭→ひいては、戦後社会とあげているように思えるですが、じゃあ、具体的に、「私はどうしたらいいのか?」という解決策が見つからないので、なんだか未消化です。


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