著者:乃南アサ
出版:講談社
初版:1996.12.10.
紹介:「鍵」の続編です。
女子高生麻里子は、姉、兄屋友人などと過ごしているが、どうしても耳が聞こえないというハンディのなかで疎外感を感じている。
そんな麻里子の前に、殺人の疑いをかけられた青年が出現する。彼もまた耳が不自由だった。健常者にかたくななまでの拒否反応を見せる青年と麻里子。ふたりの間には、新しいコミュケイションが始まる。
そんななか、今度は別の事件が起こる。すべてを他人のせいにして生きる自己中心的な男と、麻里子たちの接点はどこにあったのか?
事件の思いがけない展開にハラハラ・ドキドキ!!
コメント:「遠回りした生き方は、いろんな景色が見える。」
「いろんな景色を見るためにはさ、窓を広げておかないとな。」
心の窓を閉ざして、自分の内側に閉じこもりきりにならずに、いつでも心の窓を広く開けておく・・・・麻里子の気持ちは、誰にとっても大切ですね。


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