著者:高橋克彦
出版:祥伝社
初版:1992.06.30.
紹介:東洋では神と崇められ、西洋では悪魔の化身とされる〈竜〉。
人類の文明を2分する竜の謎を世界各地に追い求めた九鬼虹人たちは、〈ノアの方舟〉伝説をもとにトルコ・アララト山に眠る〈竜の柩〉を発見し、乗り込んだ。やがて彼らは地球と見紛う地に到着した。古代シュメール語を使い、聖書の記述に酷似した人々の生活。が、そこでも〈竜〉を神とする一族と、悪魔と忌む一族の対立があった。何のために、何故、九鬼はこの地に招かれたのか?
「地球、しかも4千年前のシュメール!」
九鬼虹人は激しく動揺した。彼らは古代の地球に来て、神々の戦いに巻き込まれていたのだ。九鬼は今、竜の神に対面していた。神は「未来」を聞くために彼らをこの地に招いたのだという。しかし、未来を語れば、九鬼もまた預言者として神に列せられる。一行は神の言葉を確かめるため、古代の日本に向かった・・・・・・。壮大な文明の謎に挑む前人未踏の大作ついに完結!(表紙扉より引用)
コメント:いやぁー、面白かったです。古代ロマンSF!
何だか思わず九鬼虹人の仮説にどっぷりと染まってしました。
2000年・辰年にピッタリの一冊でした!