凍える牙

著者:乃南アサ
出版:新潮社
初版:1996.04.20.
紹介:深夜のファミリーレストランで突如男が炎上した。数日後、ベイエリアに、無惨にもかみ殺された死体が。異様なこの殺人事件を追う警視庁機動捜査隊・刑事・音道貴子の前に想像を超える野獣が姿を現した───壮絶な復讐劇と疾走感あふれる追跡劇。女性刑事小説の分野に新ヒロイン誕生。(表紙扉より引用)
コメント:最初の部分では思わず、宮部みゆきの「クロスファイア」を連想しました。
刑事貴子がヨレヨレにくたびれているところや、男性社会の中で、立場的にいろんなハンディを感じながら、それをうまくかわしてひとりの刑事として活躍する。けしてなりたいとは思わないけど、でもなんだか応援したくなる女性です。そしてもちろんもうひとりの主人公は疾風。後半は、彼の魅力に思わず引き込まれて読むスピードが速まりました。


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