著者:フェイ・ケラーマン
出版:創元推理文庫
初版:1993.04.23.
紹介:夏の闇をついて一件のレイプ事件が発生した。現場は、地元民が殆ど足を踏み入れることのないユダヤ人コミュニティ。
厳格な戒律に従って敬虔な毎日を送っていたはずの彼らが、なぜこのような事件を引き起こしたのか?
立ちはだかる宗教の壁を前に、未成年犯罪担当のデッカーは困難な捜査を強いられるが・・・・。
マカヴィティ賞最優秀処女長編賞に輝く、スリリングなデビュー作。(裏表紙より引用)
コメント:最初、ユダヤの・・・・とあったので、ちょっと二の足を踏んだのですが、ユダヤの人の生活や信仰。それと彼らが受けている迫害を、わかりやすく描きながら、事件が進んでいくのね。事件の解決や、ラブストーリーも面白かったけど、私にとっては未知の世界だった「ユダヤの生活風習」が一番興味深かった。
カタカナは苦手!と思っていたけど、これは全然そんなことはなかったです。