著者:梨木香歩
出版:偕成社
初版:1999.12.
紹介:ようこは友達が持っているリカちゃん人形が欲しかった。しかし雛祭りにおばあさんがくれたのはなんと、市松人形の「りかさん」だった。
りかさんがやってきた朝からようこの生活は一変した。ようこにはりかさんの声が聞こえるのだ。人形たちの声を聞きその心の奥に潜むものを救い出す。人形たちとその持ち主は深く関わっているのだ。
コメント:人形が、語りはじめるなどというと、ちょっと気味が悪い気もするのだが、このりかさんは気だてのいいお人形だった。
りかさんと暮らすうちに今まで知らなかった家庭のこと、おばあさんのこと色々なことが見えるようになっていく。