著者:柴田よしき
出版:角川文庫
初版:1998.03.25.
紹介:一児の母となった村上緑子は下町の所轄書に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美女が現れる。彼女の失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。
そんな時、緑子は4年前に起きた未解決の乳幼児誘拐事件の話を聞く。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が・・・・・・。
保母失踪、乳幼児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべきひとつの真実が隠されていた・・・・。
ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第2弾!
(裏表紙より引用)
コメント:村上緑子の刑事姿もかっこいいけど、女性としての生き方や、思いがテーマになっていて読み応えがあります。
先に、「月神の浅き夢」を読んじゃったので、山内練や、麻生との関わりをじっくり読みました。