「少年A」14歳の肖像

著者:高山文彦
出版:新潮社
初版:1998.12.05.
紹介:私は新たに知りえた少年Aの両親の証言などをもとに、少年Aと彼の家族の姿を資料に従って忠実に再現してみようと思う。また、精神鑑定や審判を通じて得られた彼の内的世界を関係者の証言とともに奥深く巡ってみようと思う。そこには、今までわれわれがまったく知り得なかった新しい像が、おのずと結ばれてくるはずである。
 現行の少年法では、わが子がなぜ殺されなければならなかったのか、遺族は知ることができない。いま、あえて私が書こうとしているのは、それがこの事件に少なからずかかわってきたものの責務だと信じるからだ。序章「池のほとり」より
コメント:被害者の親でも、加害者の親でもない、中立の立場から書かれた本です。3冊を読んで、この事件の持つ本当の問題点が始めてよく分かりました。うまく感想が言えないけど、機会があったら読んでみてください。そう、「14歳・・・」なんだかね、あの少年が、ちょっと可哀想にも思えてきます。生きていくのって、難しいなぁ。


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