不登校の贈りもの

著者:前田祥子
出版:風媒社
初版:2000.03.01.
紹介:子供達が学校へ行くようになって、3年になる。ようやくあの時のことを、振り返って語ることができるようになった。それは私にとっても、自分の生きてきた道を、見つめ直すことであった。それは苦しいことに決まっている。でも、その作業の中で見つけ出してきたものを、それがたとえ私の弱さと傷口を人前にさらし出すことであったとしても、私は伝えていきたい。
 弱さを抱えて生きることが、恥ずかしいことだとは思わない。でも、弱さを隠して生きることは見苦しいことだと思う。弱さの奥にある優しさと真の強さを、私は信じていたい。「おわりに」より抜粋
コメント:3人の子供の不登校を、前向きに捉えてがんばってきた母親。子供が不登校から脱却したとき、そこに残された母は・・・私はてっきり、「不登校の子供」の話を書いたのだと思って読んでいました。だけど、本当はそうじゃなかったんですね。思わず我が身を振り返ってしまいました。


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