ぼんくら

著者:宮部みゆき
出版:講談社
初版:2000.04.20.
紹介:八丁堀の同心・井筒平四郎が受け持つ鉄瓶長屋の人々が、一軒二軒と家移りをしたり、事情でいなくなったりすることが続いた。腑に落ちない思いを抱えた平四郎、背後になにか秘密が隠されているのではないかと密かに調べると・・・。
 江戸の下町、気のいい店子たちとまじめに働く差配。隠密、大店、岡っ引き。
果たして「鉄瓶長屋」に隠されているものはなにか?
コメント:読んでいるうちに、ふとそこに江戸の街角が出現しそうなくらい違和感がない。ぐいぐい引き込んでしまう宮部さんの筆の力はすごい!取材とかベースになっているものが、たくさんあるんだろうなって思います。
事件の真相が次第に明らかになっていくのだが、最後の状況が想像するほど悲惨じゃないのがいいです。
弓之助くんとおでこのコンビがこれまた面白い。このキャラの組み合わせでまた別の作品が出ないかなぁ・・・期待しちゃいます。


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