著者:浅田次郎
出版:文藝春秋
初版:2000.04.30.
紹介:幕末から明治への大きなうねりの中で、生まれ育った、新撰組の巨大な闇が次第に明らかにされていく。
50年という年月を振り返りながら、吉村貫一郎と言う、1人の男を巡る様々な人の記憶。浮き彫りにされていく彼の姿と、あの時代。
歴史の中で彼らの存在は、果たしたどんな意味があったのだろうか。
コメント:下巻「斉藤一」に泣けました。
これは単なる新撰組の話ではなくて、
男が本当に大切にしようと思っていたものがなんなのか・・・
その吉村貫一郎の後ろ姿に、浅田次郎のロマンが感じられる。