カミングアウト

著者:島田和子
出版:新日本出版社
初版:2000.02.20.
紹介:美奈が新しく引っ越して来た町にあったのは「全生園」というハンセン病療養所だった。そこで知り合った、森山さんが過ごしてきた人生は、ハンセン病と、病気への偏見さらに「ライ予防法」によって、自由を奪われてきた。
森山さんと話すうちに、今まで知らなかったハンセン病や、それを取り巻く社会のことに驚き、また、ハンセン病であることを公開して活動する姿を応援するようになる。
コメント:ハンセン病、ライ病という病名は聞いたことがあっても、実はよく知らなかった。
今は治療によって治る病気だというのに、「ライ予防法」によって、不当に隔離拘束され、差別され人々の偏見に耐えてきた患者達。
ひとりの少女が、何の先入観もなく元ハンセン病患者と交流を深めていくうちに、
今まで知らなかったハンセン病や元患者達の受けた不当な現実を知る。
細かい事実も大切だが、ハンセン病で苦しんできた人々の思いが、心に伝わってくるこの本は、児童書ではあるけれども、大人にもぜひ読んでほしいと思う本でした。


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