トゥインクル・ボーイ(子供たちの7つの憂うつ)

著者:乃南アサ
出版:実業之日本社
初版:1992.01.10.
紹介:*拓馬はその美しい笑顔でどんな大人の愛も獲得することができた。拓馬は数字の書かれたカードを集めるのが好きだった。とくにきれいなカードの中にはすごいカードがあるんだ。だけど、それは落ちているカードじゃない。(トゥインクル・ボーイ)
*アパートの隣の居酒屋には、3才の女の子がいた。人に寄りつかない子が萩原だけにはなついている。隣のアパートに遊びに来るうちに、彼女と一緒にいるところにも来るようになった。「真美もハダカででねんねする」そして、三つ編みのお下げをほどいて手でかき混ぜた。(三つ編み)
*まぁくんのうちは、家族がいっぱいで、お米やさんだ。まぁくんの家で食べる夕ご飯は美味しい。ボクもまぁくんの家族になりたい・・・。だけど、ボクの家はまぁくんのうちじゃないし、ボクのいるところはないんだ。そうだ・・・寿命がきたら、ボクがまぁくんと交代すればいいんだ。「僕が今度からまぁくんなんだよ」(さくら橋)
*自分の子供でもないのに、まじめに働いて万引き癖のある女房と子供を養っている。。おまえはいったい誰に似たんだ。「ボクを本当の父さんと母さんのところに連れて帰れ!」床下から物音がしてくる。そして異臭も・・・(捨てネコ)
*閉店間際にやってくる「悪魔の親子」は、会話もなくそれぞれが漫画を読みふけっている。家族の幸せの象徴である坂の上の新築の家。しかし、雪駄履きの父親とひとりでおしゃれをしている母親、イジメを受け孤独な目をしている子供達。街には放火事件が続発。(坂の上の家)
*「子供が好きだから保母さんになるの」それは、そもそも間違いだった。子供は無邪気でも可愛くもなかったのだ。そして、彼ら一人一人には親という大人がくっついている。(青空)
*ママは決めている祐一郎はお医者さんになるって。パパのようになっちゃダメだって。「祐一郎はママの命なの」じゃあ、ボクの命はどこに行っちゃったの?ママからボクの命を取り返さなくちゃ・・・(泡)
コメント:けっこう不気味です。子供は無邪気で可愛いなんて・・・ひとつ扱いを間違えたら、とんでもないことになる。一番無邪気で、怖かったのは(泡)です。


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