著者:日向章一郎
出版:集英社
初版:2001.07.10.
紹介:失踪した友人を捜していた高校1年の望は、新宿の裏路地で、同じ年の少年・猛と知り合った。やはり行方不明になったクラスメイトを捜しているという。彼らは失踪する直前に「どうせ死ぬのに」と言う言葉を残していたのだが・・・・。あやしい占い館で二人を出迎えた女の子(?)が、何か事情を知っているらしい。かれらはじけんかいけつにのりだした・・・!デコボコ3人組の青春ミステリー。(表紙扉より引用)
コメント:珍しくかわいい女の子がでてこない、男3人組のお話。
惨劇に遭遇した人々の消えない記憶と、それを巧みに利用した新興宗教まがいの洗脳が背景に盛り込まれていて、それなりにgood。
日向章一郎の本って、その時の子供達を取りまく時代背景や流行、社会現象なんかをさり気なく取り扱っていて、そこがちょっと気に入っているところです。