17歳

著者:井上路望
出版:ポプラ社
初版:1999.03.
紹介:ミニスカートにルーズソックスまゆ毛の手入れをして、時に化粧もする「いまどきの女子高生」でもそれは実像ではなくて大人たちが作った偶像なんだ。いじめられて、大好きなバスケを続けられなくなった空白の時間の中で私は今の気持ちを文字に表した。書いていくうちに、姿を現した「私の心」。書くことによって、本当の自分と向き合うこともできた。苦しいことから逃げないで、遠回りしているようでも「私」は「私」でいたい。
コメント:以前話題になって書店で見かけたときに気になっていた本。図書館で目にして思わず手に取りました。ちょっと目立つがために、イジメの対象になってしまう「ろみ」。母子家庭でありながら、母の理解ある、思い切った子育てと、まわりの上質な大人たちにはぐくまれてまっすぐ育っていく。大人たちへの不信感や疑問、心の中で反発しながら、考える17歳。大好きな母・理解ある母のこと・・でも、そんな母にさえも、心の中に踏み込まれたくないと言う。
・・・娘を持つ母の気持ちで読んだら、そこが一番気になってしまった。


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