著者:綿谷りさ
出版:河出書房新社
初版:2001.11.20.
紹介:女子高校生と小学生が風俗チャットで一儲け
押入のコンピューターから二人が覗いた〈オトナの世界〉とは?
第38回文藝賞受賞作品(帯より引用)
コメント:作者が現役女子高生というので、ちょっと興味を引かれた。
受験?勉強?おしゃべり?毎日繰り返されるたわいのない日常。ふと浮かんだこれでいいのか?という疑問。そして自分を取りまくすべてのものを捨てた。思いっきりよく!
なるほど、ここまで思い切りよく今の自分を捨てることができたら、ずいぶんサッパリするだろう。そしてそこに残った自分自身と向き合うことで、また違った自分が見えてくる。まあ実際、そこまで思い切ったことはできないけど、なんか気持ちはわかるような気がするな。