著者:乙武洋匡
出版:講談社
初版:2000.05.25.
紹介:1999年4月。TBS「ニュースの森」のサブキャスターに起用された乙武氏。
乙武と言うフィルターを通してみた、社会。本当のバリアフリーとは何なのか?
それ以上に、障害者としての立場ではなく、もっと自由な視点で世界を見ていきたい。
ニュースの送り手としてのプロの仕事を間近で見ながら、得た物は限りない。自分にできること、人に助けてもらうこと、自分のやりたいこと、そして、仕事ではなく得た友人。乙武キャスター生活1年間の出会いとレポート。
コメント:大きな障害を自分のものとしながら新しいものに挑戦していく姿は、障害者というイメージを大きく超えている。彼のたぐいまれな能力と性格の明るさ。そして人を引きつける笑顔の影で、「ホントはそんなにいい人じゃないんだけどなぁ~」と言うつぶやきが聞こえてきそうな気もする。実はごく普通の青年の顔がのぞく。
ありのままの、乙武氏の今後の活躍がちょっと気になる。