著者:松井省吾・松井幸江
出版:中央法規
初版:2000.04.25.
紹介:80歳代に突入した4人の親。そのうち2人は痴呆、一人は脳梗塞の後遺症で半寝たきり。痴呆症の父と半寝たきりの母を抱えた妻の「通勤介護」は4年、痴呆の父を抱えた夫の「帰省介護」は1年を過ぎようとしている。
自分たちの仕事と家庭と、そしてそれぞれの親の介護・・・家族はバラバラな時を過ごす。介護とは?介護者の苦しみ、介護される側の気持ち・・・介護とはどうあるべきなのか?
コメント:痴呆・介護・なんとなく目をつぶっては通り過ぎることの出来ない問題である。
自宅介護・施設での介護・介護保険の実態とは?分からないことが山積だ。
別居とか通勤介護うんぬんはともかく、介護について考えることが出来る一冊だ。
本書の中で夫妻が運営するHPが紹介されていた。そこを除いてみると、妻の父親は去年他界していた。HPは介護保険制度に対する怒りのHPに変わっていた。これもまた気になる内容だった。http://www.fujinsya.co.jp/