リアルワールド

著者:桐野夏生
出版:集英社
初版:2003.02.28.
紹介:ホリニンナ・ユウザン・キラリン・テラウチ。4人の女子高校生の高3の夏。
それぞれが自分の中に、人には言えない分かってもらえない物を抱えている。
ホリニンナの隣家で、ミミズが母親を殺害した。その時から、それまで無関係だった4人の夏が、少しずつ変わりはじめていった。
ミミズのあの晴れ晴れとした笑顔が、哀しい。
コメント:普通、高校生が主人公としてでてくると、自分自身を高校生に投影して本を読むのだが、今回は自分の子供のことが頭について離れない。親が、我が子の本質を見抜こうと、躍起になるのも頷けるが、実際のところ子供は親の思い通りに動くものでもなし・・・。
まあ桐野夏生が描いた女子高生をみて、子供の気持ちをおもんばかるオモンバカッテみても始まらない、
自分の中の本当の自分と、他人の目に映る自分の違いを、意識していたのは中学の頃かもしれない。その矛盾と自分をどう収めたらいいのか、なんとかごまかしていた時代を思い起こす。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。