著者:石黒謙吾 写真:秋元良平
出版:文藝春秋
初版:2001.04.10.
紹介:ラブラドール・レトリーバー。盲導犬の血統を持たない仔犬が、その性格を見込まれて盲導犬となる訓練を受ける。誕生・可愛い仔犬の頃・訓練を受け盲導犬になる・その後引退して息を引き取るその時までを、追い続けたカメラ・・・
クイールを追い続けた写真家秋元良平さんの写真に引きつけられる。
コメント:本にしてしまえば、アッという間に読み終えてしまう。これが映画になったら、きっと涙を誘うだろう。
私はペットと暮らしたことがほとんどないのだが、クイールの最期の写真が心に焼き付いている。
盲導犬として生きたクイールの生涯は人間にとっては感動ものだが、クイールにとってはどうなんだろう?これだけ人と交わって、人のために尽くす事って、犬にとっても幸せなんだろうか?自由気ままに人間と暮らし愛情を受けるペットとしての一生と、どっちが幸せなのかな?