号泣する準備はできていた

著者:江國香織
出版:新潮社
初版:2003.11.20.
紹介:前進、もしくは前進のように思われるもの:夫は母の飼っていた猫を捨ててしまった。
じゃこじゃこのビスケット:でたらめばかり信じる17歳だったこと
熱帯夜:男も女も、犬も子どももいる世の中の片隅で・・・
煙草配りガール:
溝:「悪いけど、私あなたの妹が嫌いよ」
こまつま:暇でも孤独でもない主婦である美代子は、デパートに出かけ、買い物をし
てタクシーで帰る。
洋一も来られればよかったのにね:夫の母との温泉旅行。浮気の相手はフランス人。
私は独身女のように自由で、既婚女のように孤独だ。
住宅地:ある住宅地に、下校の中学生を眺める男がいて、浮気の夫を取り戻すそうと
する女がいて、犬の散歩をさせる男がいて・・・
どこでもない場所:昔の旅先の恋といくつもの物語に、乾杯
手:「予期せぬ事にわずらわされちゃったわよ」
号泣する準備はできていた:木がなくて、青い電飾だけのクリスマスツリーを買う夢
を見た、
そこなう:「離婚して、やっと一緒になれる」けれど、それはもう決して元には戻ら
ない。
いろんな人の、いろんな記憶。悲しんでも、失っても、生活は続いていく。
コメント:直木賞受賞作品というので、ちょっと楽しみにしていたのですが、今の私には、ちょっとなぁ・・・。でした。


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