就職がこわい

著者:香山リカ
出版:講談社
初版:2004.02.24.
紹介:「ニート」フリーターではない、働くことも勉強することもしない「無業者」という存在が最近増えている。就職試験に一度落ちただけで就職活動からリタイアしてしまう。あるいは、エントリーすらしない。自分だけしかできない仕事を探そうとする。あるいは、「こんな自分じゃダメだ・・」とあきらめてしまう。
第1章:就職と不安 第2章:『絶対内定』にすがる若者 第3章:就職を遠ざける5つの病理 第4章:『女であること』と就職未満 第5章:就職問題の背景 第7章:打つべき手があるとすれば
コメント:不況の影響か学生の就職内定率が落ちてきている。年頃の子供たちを持つ身としては、新聞のタイトルも気になる昨今である。てっきり、新規採用枠が狭まっているせいで、就職ができないのだとばかり思っていた。仕事を選り好みさえしなければ、何とかなるじゃないかと・・・ところが、現実は少々違っているらしい。これは由々しき問題だ。
 そこで、考えた。仕事をしなくても、働かなくても生きていかれるということが、そもそも問題なのだ。子どものために親は、学校を出たら自分で働いて食べていくのだと教えなくてはいけなかったのだ。社会のためでも、親のためでも、生きがいのためでもなくとにかく自分のために働くということをきっちりと、伝えなければいけなかったと感じている。
 ホントは、卒業したら、どんなに大変でも家から出て独立させたほうがよいのかもしれない、親である自分自身が結婚するまで実家にいたせいで、我が子にも、当分は家にいれば・・・と思っているのだが・・・最近は結婚しない人も増えているというし・・・親の責任は、大きいな。


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