野ブタ。をプロデュース

著者:白岩玄
出版:河出書房新社
初版:2004.11.20.
紹介:まるで着ぐるみを着るようにして、誰からも愛されるまじめな高校生を演じる。
本当の自分自身の姿は誰の前にもさらさない。そうすれば、大概のことはうまく通り過ぎてゆく。
ある日、転校生がやってきた。太った身体、わかめの様な髪の毛、脂ぎった顔。彼はなるべくしてイジメの標的になった。
彼の名は「信太」→「野ぶた。」
いじめられ、無視される存在のかれを、クラスに受け入れられるようにするには…そうだ、プロデュースすれば…
コメント:本当の自分と、外の自分。着ぐるみを着て、自分でない自分を演じること、それが確かにうまく世間を泳ぐために有効な手段のひとつかもしれない。
仲間の中に埋もれてつぶされてしまうよりは、多少は自分を偽っても、生在を確保できた方がいいに違いない。
だけど、そこにはやっぱり無理がある。ほんの些細な油断が、そこに大きな落とし穴が口をあけているのだ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。