海を飛ぶ夢

umiwotobuyume.jpg昨日借りてきたもう一本がこれ。上映中からちょっと気になっていた作品です。
若い頃、海に飛び込んで脊髄を損傷したために、首から下が不自由となった主人公が26年間介護されて生きてきた。しかし、人間としての尊厳を守るために、尊厳死を裁判で勝ち取ろうと訴訟を起こした。
自分自身の人生のために死を選択しようとする主人公と、自分たちの生活を犠牲にして介護を続けてきた家族たち。家族として生き続けて欲しいと願うことは、主人公にとっては指図されていると感じてしまう。
尊厳死をめぐる裁判が公になり、主人公への応援、家族に対する非難など、さまざまな反響がでる中、苦悩する主人公と家族たちの姿が浮き彫りにされる。
自分自身の意思をもってする尊厳死。そして、尊厳死さえ選択できなくなる未来が待っているとしたら・・・いろんな思いが交錯しました。


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