ウルトラ・ダラー

ultradollar.JPG著者:手嶋龍一
出版:新潮社
初版:2006.03.01.
紹介:100ドル札の精巧な偽札:ウルトラ・ダラーが見つかった。そのルートは?偽札を作っているのはどこか?イギリスBBCに姿を隠したインテリジェンス(スパイ)がアメリカのシークレット・サービスの手となって、その真実を追う。
長い年月をかけた、用意周到な計画。モスクワ・ワシントン・東京・北海道・パリ…と世界中を駆けめぐるインテリジェンスとウルトラ・ダラー。
「日本人拉致」「9.11」「金正男とディズニーランド」実際に起きた、様々な事件をバックに外交と情報・技術が流出して行く…
そして、そしてその真の目的は?
なかなか、読み応えのある本でした。政治や外交に疎い私にとっては、これって、本当にあったこと?と思ってしまうほど…著者が「NHK前ワシントン支局長」というくらいだし。
年末に一度読んで、年が明けてから、出てくる地名や建物を世界地図(主要都市の細かい市街地図が載っているもの)で確認しながら再読したので、さらに楽しめた。
ウルトラ・ダラーだけでなく、その周りの女性たち、そしてその過去と現在も全てがかかわりあって、読み物としてとても面白かった。


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