他の誰かになりたかった

asuperuga.jpg読んだ日:07-08-28
著者:藤家寛子
出版:花風社
初版:2004.04.05.
旧家に生まれ、米軍に関わる祖父と親しく育ち、本当の自分と、求められる自分の姿の間に大きなギャップを感じていた子ども時代。勉強はできるけれど、人間関係がうまくいかない。「解離性人格障害」を克服したあと、彼女は「アスペルガー症候群」と診断された。
「アスペルガー症候群」という、最近時折耳にする障害は、見た目には傷害の有無が全くわからない。少しでも多くの人にどんな障害なのかを理解をしてもらいたい。こういう障害の人が近くにいるかもしれないということを知って欲しい。彼女の切なる思いが語られる。
書き言葉の、ちょっと仰々しい(外国映画の翻訳のような、或いは、海外の児童文学の翻訳のようなもって回ったような)書き方が、とても気になったのだけれど、最後の方に、この書き言葉をわざわざ選んだという趣旨の事が書かれていたので、この表現方法も、この本を書くためのひとつの手段だったのだとわかりました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。