著者:ジェラルディン・マコックラン
出版:偕成社
初版:1998.06.
紹介:図書館の中から湧き出たような男.MMCは、古道具屋に住み着き本を読みながら過ごす。彼が語る「道具」にまつわる不思議なものがたりが11話。彼の話をきいた人は、家具に魅せられ、また恐れをなして去る。
ものがたりが進むうちに、彼の素性が明らかになってくるような気がするのだが・・
クリケットの試合で活躍することを期待する自分と、メガネなしではボールも見えない現実。物語の世界に入り込んだ少年は、部屋にこもって、物語を書き綴る・・・
これって…引きこもりの少年の話だとしたら、切ない。
著者:重松清
出版:新潮社
初版:2004.02.
中学生・3月の卒業の時期に向けて「卒業」「出会いと別れ」などのキーワードで本を探していたら、この本が出てきた。重松清だし・・と、読んでみたら。
期待していたのとは全く違った。身近な「死」と何らかのしがらみからの「卒業」がテーマだった。それぞれが心にしみる物語だったけれど、あえて、中学生に取り上げて勧めるというのも・・・と思う。
著者:山田真哉
出版:光文社新書
初版:2005.02.
紹介:「会計学」の本らしい。けれども、難しい言葉は出てこない、身近にある例を使って、さらっと読むだけで「なるほど~」と判ったような気分になる。
(目次)
エピソード1:さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
エピソード2:ベッドダウンに高級フランス料理店の謎
エピソード3:在庫だらけの自然食品店
エピソード4:完売したのに怒られた!
エピソード5:トップを逃して満足するギャンブラー
エピソード6:あの人はいつもワリカンの支払い役になるのか?
エピソード7:数字に弱くても「数字のセンス」があればいい
読んでみる価値はある。
気になっていた「ちいさいおうち」を図書館で借りてきました
英語版 日本語版
日本語版は「月の満ち欠け」が変わっている・・・
曜日も漢字になってる・・・
で、結局は間違ってたってこと?
ちなみに、「月の満ち欠け」についての詳しいサイトはこよみのページ
のなかから、「月齢カレンダー」「暦と天文の雑学」面白い知識がたくさん詰まっていました。
それによると、やっぱり、北半球と南半球では月の見え方が逆になるみたいです。
ヘレナさんのブログで見た「月の満ち欠け」が気に入って、「カレンダー」をプリントして掲示してみました。右側には、月の呼び名や異名も説明を並べました。
「月」も意識してみると、とても興味深いですね。今日は22時頃オレンジ色のボーっと大きな月「更待月」
が東の空に顔を出しました。
気が付いたのは、「下弦の月」って、月が昇るときには弦が上にあるのです。西に沈む時に下弦になるんですね。
そこでもうひとつ「ちいさいおうち」の絵本英語バージョンの中に「月の満ち欠け」絵があるのですが、この月の向きが逆向きなのです・・これってどういうこと?
アメリカは北半球だから、月の見え方は日本と同じはず。じゃあ、これは南半球の見え方?
日本語版の「ちいさなおうち」の絵はどうなってるんだろう?
来週、勤務校で図書部会が開催されるという。
そのためでもないのだが、なるべく、図書室を見栄え良くしたいのでガタガタと片付けている。
ボランティアさんのほかに、アドバイザーの先生。TRCの担当の方まで来て、色々と手伝ってくれた。
せっかく人が集まったので、この次の「展示テーマ」を何にしたらいいか?尋ねた。
昨日、生徒に聞いたら、「出会い、別れ」「卒業」・・・3年生なので。
それをキーワードに、PCから検索してみたのだが、意外に引っかかってこない。
タイトルや件名ではダメなんだな。だけど、私の読書量じゃ資料が探せない。
もっと広く『春』に広げちゃうか?2月8日は『にゃんにゃん』で猫の日なんだそうだけど・・・
2月の予定表を確認したら、なんと『図書委員会』の日だった。
これは大変!せっかく生徒が集まって手伝ってもらえる日なのだから、準備をしなくっちゃ・・・
という訳で、貼り替え用のラベルをプリントし、対象の本を書架から降ろして並べる。
先月はその後の登録作業が大変だったので、今回は、登録作業も生徒に頼んでみた。
考えてみたら、中学生。パソコンはけっこう使い慣れてる子が多い。作業を分担しながら、さくさく仕事が進む。
書架に戻す作業。また、先生に依頼された『資料』を探す作業も頼んでみた。
「ブッカー」も、実演。興味津々で覗き込む子。この技術も教えてみようかなぁ?
今まで、後ろの方で腕組みをして生徒を監督していた男性教員。なんかいつも生徒を厳しく怒ってるみたいで,ちょっと怖かったんだけど・・・ブッカーの様子を感心したように眺めていた。
その先生。委員会が終わった後に「我々も借りることができるのですか?」
「エエもちろん・・もうひとりの先生も登録されて、個人で借りていらっしゃいますよ。」といったら、「じゃあ、登録だけさせてください。今度借りに来ます」
こうやって、少しずつ先生にも浸透していくといいなぁ。
著者:フォレスト・カーター
出版:めるくまーる
初版:2001.11
紹介:チェロキーの少年リトル・トリーがみた、自然の中での生活、祖父母から伝えられた生きる知恵、人種差別など。
胸を張って、自信に満ちたリトル・トリーと祖父の生き方をみていると、自分が当然と思っている生活が危うく見えてくる。なんだかものすごく大きな間違いを犯しているんじゃないだろうか?
新潮社編
出版:新潮社
初版:2006.06.
ケータイがつなぐ28の物語
いつの間にか、バックの中に、パソコンの隣に、ポケットの中に、ケータイはひっそりと入り込んだんだろう?恋人との間に、親子の間に、仕事に遊びに・・・そこにいるのがあたりまえのようになってしまったケータイをめぐる小さなお話。
私が気に入ったのは、「絵文字」と「拾い主からの電話」かな。
徘徊中のおばあちゃんから来たメールとか、ほんとは犬が拾ってた携帯とかなんだかほのぼのしてるのがいいな。
著者:佐藤多佳子
出版:講談社
初版:2006.8
熱狂的なサッカー一家に生まれ育ち、サッカーで活躍する兄と挫折する主人公新二。入学した公立高校で、短距離走者の親友・連とともに、陸上部に入部、夢は、ひとつ。どこまでも速くなること。信じ合える仲間、強力なライバル、気になる異性。新たな挑戦が始まる。
陸上競技を知らなくても、その魅力が充分に伝わってきます。