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2006年3月29日

A介護施設 見学

午前中に予約したA介護施設の見学にゆく。ここは、他の施設で「手のかかる人は多分入れてもらえませんよ。」といわれていたところだ。
施設入所から2週間の様子と家庭での様子をきかれるが、現時点ではまだ退所の話もないので、これから3ヶ月くらいして、施設での様子が落ち着いた頃に、改めて受けつけの手続きをすることになった。
「ここは病院が併設されていないので、具合が悪くなれば、家族のかたが受診をお願いします。」
なるほどね。

建物はきれいで、1階には自動販売機なども置かれている。ジジが入る可能性のあるところを見学。建物自体が回廊式になっているのでぐるりと歩けるようになっているのだが、そのために死角になるところも多い。夜間の見守りが特に必要だったり、ベットの立ち上がりなどは、ちょっと大変なようだ。なんとなく、ここはナシかな~という印象だった。
目の前が図書館なので、わたしは気に入ったけど、ジジがいけるわけじゃないから関係ないしね。

さて本日は入浴日。こちらの都合で昼食前に行くことが多い。
行ったときには必ず、ヒゲををるように心がける。それがないと、なかなか時間ももてあましてしまう。
桜はだいぶ開いてきたが、風が冷たく、外出は無理。いつかお花見に行きたいものだ。

洗濯物をもらおうと思ったら、まだ早すぎて、浴室のカゴの中だった、もう少し遅い時間に行った方が迷惑をかけずにすみそうだ。

2006年3月28日

桜はもう少し

洗った洗濯物を届ける。
桜が開花してきたが、気温が低い。ジジを連れ出すには今ひとつのお天気だ。
施設の玄関前にも大きな桜の気があるのだが、まだ寂しい。
昼食前に、ヒゲそりだけして帰る。わたしを見ても、「おや?何か見たことがあるような?」と言う反応だけだ。それでも、そばにいれば、なんとなくゆったりとしているような気がする。人はたくさんいても、流れ作業でお世話してもらうことはあっても、なかなか一人一人に話しかけることって時間がないんだろうな。

2006年3月27日

トイレの回数が多い?

介護指導員から電話があった。
「夜間のトイレが4回で、少し回数が多いけれども、何か泌尿器系の病気をしたことがありますか?」医師からの連絡らしい。
病院が違ったので診療情報にはかかれていなかったが、去年春に「ぼうこう炎」で発熱し、秋に「前立腺炎」になりかけていると言うことを伝える。もうしばらく様子を見て、気になるようなら、紹介状を書くので泌尿器科を受診してくださいといわれた。

病気になると、家族が病院に連れて行かないといけないのだ。4月からはわたしの仕事も始まるので、ジジの事も念頭に入れて、スケジュールを組まないといけない。
とりあえず、しばらく様子を見ることとなった。

2006年3月26日

ちょっとドライブ

昨日が入浴日だったので、洗濯物を取りに行った。
昼食までに40分ほどあるので、ヒゲをそり、ちょっと車で外に連れ出すことにした。
靴を履き替え、上着を着せ、玄関を出ると強い風に吹かれて「寒いな~」とちょっとご機嫌斜めだったが、車が走り出すと、周りの景色を見てご機嫌になってきた。
桜にはまだ早く、残念だったが、ちょっと外に出て、気分が変わったようだ。
持参した、蒸ケーキとカフェオレを飲んで、一休み。
昼食の準備があるので、もどる。

昼食前には、手洗い・お茶・入れ歯装着・簡単な体操などがあるようだ。けれど、耳が遠いジジには指示が聞こえないので、じっと座っているだけだった。
昼食が始まったので、洗濯物をもらい、帰ることにする。

サー。家に帰れば、家族の昼食の準備だ。

2006年3月24日

Y介護施設見学

予約していたY介護施設。定員は100名。
フロアは二つに分かれ、2階が認知症で、入り口にロックがかかっている。
しかし、ダイニングとホールが輪のようにつながり、明るく開放的な印象がある。たまには、バリアフリーの中庭を散策する事も出来るようだ。
ベッドの上に立ち上がる人のためには「畳+布団」の対応あり。
一日2回。午前・午後にリハビリやレクリエーションを企画している。ボーっと過ごす時間が少ないような印象だった。

ジジにとって、ココはいいな~と思ったが、男性用の居室それも4人床は数が少なく。10ヶ月から1年待ちだそうです。
ここでも、特養への手続きを進められた。
「これから状態がよくなって、家庭に帰るという可能性が見込めない」と言うのがその理由だった。

あちこちの施設で話をきき、分かったことは、我が家の状態はけっこう危機的な状況にあったのだなということだった。
今のところ、一見、ジジは自分で歩けるし、静かで、そんなに問題があるようには見えないのだが…。だから私は、まだまだ家庭介護…だと思っていたのだ。
他の家では、車椅子を使ったり、食事やトイレの介助。オムツなど、もっともっと肉体的に大変なところがたくさんあると思うのだ。
だけど…それはもちろん大変だけど、気持ちや話が理解できていればそれはまた違った大変さなのだろうと思う。でも、そっちもかなり大変だと思うなぁ。体が動かなくなって口と頭が動くのって、本人も辛いだろうし…

ここに来て感じているのは、介護問題は誰かがひとりで抱え込んでしまわないことが大切なような気がする。お医者さんやケアマネ。その前の段階では、同じような立場にいる友達などに相談して、いろんなケースの話やアドバイスをもらうのがいいと思った。自分にとっては初めての介護だけど、聞いてみると、まわりにはたくさんの経験者がいるのだ。病状や家庭環境、経済状態などで、ピッタリ同じようには行かなくても、どこかに糸口が見つかると思う。

とにかく、じっとしていないで、動いてみないことには…


Y介護施設の帰りに、ジジのところによってみた。ちょうどお昼ご飯が終わったところ。私を見つけて、なんとなく反応があったので、ヒゲをそることにした。
3日ぶりのヒゲはけっこう伸びている。ジジに手渡すと、「痛いよ」と言ってダメだ…とヒゲ剃りを離してしまう。
どうも、ヒゲが伸びすぎると、絡んでうまくそれないようだ。仕方がないので、少しずつひげの方向を見ながら当ててみる。しかし…ヒゲなんてそったことがないし、大体どれくらいの力加減でやったらいいのか全く見当が付かない。
しばらく、あちこちのヒゲをそり、だいぶ短くなったところで、最後の仕上げの部分をやってもらうことにした。

今度は巻き込まれないようで、うまくそれた。
これから、なるべくきたときにはヒゲをそって帰ることにしよう。

ヒゲをそっているときに口の中に血がたまっているのに気が付いた。改めて、「ベロ」を出して見せてもらうと、中央に傷が付いて出血している。これは前にも見たことがある。おそらく、前歯のブリッジをはずすか入れるかしたときに、金属部分を引っ掛けてしまったのだ。一応ヘルパーさんに伝えるが、まあ口の中だし、大丈夫だろう。

2006年3月22日

「老健」見学

今日は午前中に「M老健」午後「S老健」を見学に行った。

「M老健」定員72名
繁華街に近い。入所者の状態は介助の度合いの多い人も少ない人も一緒の「混合型」隣に病院が併設されている。男性用の居室は少ない。混合型なので窓も開き比較的開放されているが、若干狭いかもしれない。

現在「K老健」に入所したばかりで、ジジの生活状況も変化することが見込まれるので、3ヵ月後くらいに、改めて、入所申し込みをするようにアドバイスを受けました。
また、ジジの状況から合う施設、申し込んでも無理だと思われる施設などの情報ももらいました。なかなか合理的な支援相談員さんでした。

「S老健」定員100名
利用者に男性の姿が多く見られる。機能訓練などのリハビリに力を入れている施設。ただし、病院が併設されていないので、病気になると、家族が受診のために連れて出なければならないことがある。
フロアによって、介護レベルと言うか認知の度合いが分かれているようだ。
先日送ってもらった書類を記入したので、提出。判定会議を待つ。
相談員は、こちらの事情をよくわかってくださった。

老健によって、得意分野や力を入れているところなどが違い、その人にあった施設を選ぶ事が大切だと思われる。また、どちらの相談員にも、「特養」の入所申し込みをするようにアドバイスを受けた。
だけど、「特養」は要介護5の人じゃないと入れないときくのだけどなぁ。でも、点数制ともいわれたけど・・・初めてのことで分からないことがいっぱいだ。


その後、ジジのところへ面会。
ちょうどおやつの時間。もう「連れて行ってください」と言われないだろうと思い、隣に座ってみる。自分のお茶を私に「飲みますか?」と勧めてくれた。その後、1階に降りて、機能訓練のリハビリ。と言っても、椅子に座って手や腕を回したり、足を動かしたりするものだった。耳がよく聞こえないので、きちんとした支持が伝わらないようだが、周りを見ながら一緒に体を動かしていた。

今日は入浴の日だったので、洗濯物をもらって帰る。
入所して一週間。ベットの上の立ち上がりを除けば、おおむね問題なく、新しい環境にもだいぶ慣れてきたようで、ホッとした。

家では、デイサービスから帰って来たババが、デイでの様子・周りの人の話など、事細かにあれこれと報告をしてくれる。まあ、楽しそうで何より。

2006年3月21日

老健めぐり・ドライブ

昨日の救急外来の料金の精算に病院へ行った。
その足で、ドライブがてら、夫と一緒に5ヵ所の老健の場所を確認することにした。
町の中心部にあり、敷地が狭いところから、住宅街にあるところ。そして、昨日行ってみた、中央公園の近くの施設…今までもその前の道を通ったことがあるはずなのに、意識していないと、全く気づかずにいるということに驚いた。

最後にジジのところに行った。昨夜のことが気になったが、特に変化もなく、穏やかに過ごしている。昨日、かなりヒゲが伸びていたので、今日はヒゲ剃りをしようと意気込んでいったのだが、ヘルパーさんがそってくれたようで、ちょっとさっぱりした顔になっていた。
今日はお彼岸なので、おやつはおはぎ(ぼたもち?)。その後、ホールに集まってリハビリを兼ねたレクリエーションをしていた。落ち着いている様子なので、安心した。

今日から、娘たちが2人ともそれぞれ合宿に出かけた。
3人も家族が減ったので、かなり寂しい夕食となる。

2006年3月20日

救急車搬送

家で「私の頭の中の消しゴム」を見ていた。
若年性アルツハイマー病になったヒロインが徐々に記憶を失っていう映画です。
いよいよ、クライマックス・・・というところで…
介護施設から電話があった。夕方17時過ぎ!

「意識が朦朧として混濁した状態で、倒れ、しりもちをつきました。
電話をくれた介護士もその場にいて、すぐに施設のお医者様に見てもらいましたが、転んだ外傷などはないけれども、その前に意識をなくしていた状態があったので、救急で診察してもらおうと思います。
搬送先の病院が決まりましたら又連絡します。」

搬送先の病院が決まり、私も急遽病院へ向かう。
話の様子からすれば、おそらく入院はないだろうと判断し、帰りに着るコート類と靴を持っていく。(何回かの救急車騒動で、何が必要なのかがだんだんわかってきた)

病院へ行くと、レントゲンと脳のCTを撮影しているところだった。少々不安げな様子だったが、当直の先生にしっかりと手をつながれて、無事撮影終了。
脳に特別の変化は見られず、骨折の心配もないということで、早々に帰れることになった。コートを着せ、車で老健に戻る。

老健に戻ることに抵抗を示すかと思ったが、何の心配もなく椅子に座りお茶を飲んでいる。本日はステーション預かりで睡眠薬を半分だけ飲んでゆっくり眠ることになった。

大きな変化がなくて、一安心。家に戻り19:30。急いで夕食の支度をする。

夜「私の頭の中の消しゴム」の続きを見る。ヤレヤレ…

F介護施設見学

先日予約を取ったF介護施設を見学。
目の前に大きな中央公園があり、時折散策をすることがあるらしい。外が大好きなジジにはうらやましい環境。
エレベーターにはロックがかからない代わりに、徘徊の危険性のある人は扉のあるエリアで過ごすことが多い。逆に言えば、初期の認知症で日常の生活が何とかできる人は、エプロン持参で調理やいろいろな作業をする事もリハビリと生活の一部として取り入れているらしい。
介護施設によって、いろいろと特色があるようだ。

いくつかの書類を提出し、ジジのおかれている状況について質問を受ける。
家族が置かれていた抜き差しならぬ状況についても、理解してもらえた。
ただし、男性の居室は少なく、入居待機者の数はかなり多いらしい。

今入居している介護施設に入るまでの手続き期間がすごく早かったことは、とてもラッキーなことだったと改めて実感している。本当に夢のようだ。感謝感謝。
残りの書類を作成し、郵送。判定会議待ち。

2006年3月19日

家族の団欒

久々に1階のトイレに入ったら、トイレマットが復活し、手洗いのタオルとウォシュレットのリモコンが元の位置に戻っていた。カレンダーもおいてある。久しぶりに、人が入るトイレらしくなった。

食事の後も、そのままテレビを見たり、おしゃべりをしたり、家族の団欒が戻ってきた。声をひそめたり、足音を忍ばせたり、耳を澄ませて様子を伺ったり、あちこちカギをかけたりしないで、のんびり過ごしてみて、初めて、みんなが息を潜めるようにして暮らしていたのだと気づいた。
ババだけでなく、家族も限界だったのかもしれない。

明日は、別の老健の見学の予定。
電車で駅3つ。その後バス。車がなかったらけっこう不便なところだ。
40歳を過ぎてから免許を取ったけれど、これは正解だった。

寝たきり91歳母に放火

朝のニュースが飛び込んできて、胸に突き刺さった。
これは、間違いなく、我が家の話になるところだった。
介護職の実の娘でさえ、寝たきりの母の介護に疲れてしまうのだ。他人事とは思えない。

このニュースを見たババ
恐いわね~。お嫁さんかと思ったら、実の娘だって!
なんで、介護施設に入れなかったのかしら~?ハ・ハ・ハ・・・

他人の不幸をなぜか楽しそうに語る。その神経は毎度の事ながら、驚かされる。
ババのストレスは喉元を過ぎ去ったらしい。

2006年3月18日

昼食時の様子

土曜日は午前中に入浴すると言うので、お昼頃に洗濯物を取りに行った。
初めて、夫も施設を見ることになる。

ちょうど食事中のジジ。窓際のテーブルで、いつもと変わらず食事をするジジの後姿を見守る。食事が終わると、入れ歯を口からはずしているが、まわりから注意される事もない。しばらくして、回りが動き始めると、席を立って、廊下のほうへ移動する。自分の部屋に帰っていいのか?誰かに訊きたい様子で辺りを見回している。

部屋の方向にゆっくりと歩き出すが、浴室のドア(鍵がかかっている)をあけようと試み。トイレを覗くが入ろうとはしない。反対側の居室をひとつずつ覗き込むが、どこが自分の部屋かはわからない。廊下の突き当たりの窓ガラスをあけようと試みるが、もちろん鍵がかかっているのであかない。

トイレに行きたそうなしぐさで、人の後を付いてトイレに向かうが、もどってくる。ヘルパーさんが気づいてトイレに誘導してくれる。
その後、食堂近くに戻り、廊下のベンチに腰を下ろす。大体、そのあたりが、なんとなく落ち着く場所であるらしい。


廊下に何ヶ所か非常用のベルが設置してあるのだが、どれも、缶のハコをかぶせてガムテープで止めてある。おそらく入所者が押してしまうためだろう。と思っていたら、予想通り、ジジも缶の上をしっかりと押していた。家にいても、あちこち押していたから、仕方がない。

洗濯物をもらって帰宅。ババに中を確認してもらう。
お風呂で着替えた服一式のほかに、パンツ2枚とズボン下1枚が取り替えられていた。
大体、家にいても、汚すものは同じなので、予想通り。
今のところ、普通の布パンツで対応してくれているが、あまり、介護の手間がかかるようであれば、リハビリパンツや尿パッドなどの使用も考えていくとのことだった。

2006年3月17日

生活の変化

ジジが入所して2日。ババはゆっくりとトイレに入ることが出来るようになり、夜もゆっくりと眠ることができるようになったようだ。何より、ババの怒鳴り声がなくなり、その半面、ババのおしゃべりが格段に増えた。

家族も、食事の後、ゆっくりとテレビを見たり、DVDを見たりすることができるようになった。夜も、ジジの様子を伺いながら、お風呂に入ったりする事もなくなり、洗面所のカギもかけなくてすむ。少しずつ生活が変化してきている。

今日は、午前中に「老健」に行った。
ちょうど朝食も終わり、午前中の水分補給の時間だった。ジジはダイニングに面した廊下のベンチに座っている。
昨日届いた「室内履き」に履き替えてもらうと、「ぴったりだね」と気に入ったようだ。午前中は帰宅願望はないようで、落ち着いていた。

入所して二晩、夜の様子を見るためにステーションの近くにベットを移して「見守り観察」をしてもらっていたが、やはり、想像していた通り、ベッドの上に立ち上がろうとするらしい。今夜は和室(畳が敷いてある4.5畳ほどのスペース)にマットを移し様子を見ると言うことだった。

ジジの様子が落ち着いたので、一週間ぶりにジムに行って汗を流した。

2006年3月16日

ケアマネ訪問

午前中にケアマネさんの訪問があった。そろそろ介護保険の更新見直しの時期がやってくる。
昨日のジジの様子など話し、これから、他の介護老人保健施設へも申し込みをするように指示をもらう。

区内にある残り5ヵ所へ電話して、予約手続きをする。
20・22・24・29日にそれぞれ予約。一ヵ所は書類待ち。

午後からジジの衣類を捜しに出かける。あちこち探し回り、妥協しかけたところで、ちょうど高齢者向けと思われる商品(Sサイズ)を見つけた。春のせいか色がグレー・水色・薄茶と白っぽいものが多いのが気になったが、グレーと水色の上下セットを購入。ちかくにSのポロシャツも売っていたので購入。

その足で、「老健」へ行く。その場で名前を書き、一組タンスにしまう。その他に、ババが用意したポロシャツタイプのニットのセーターをとりあえずタンスに入れる。
…ただし、色がレンガ色やエンジなので、ジジがいつも「赤いから自分のじゃない」と主張していた洋服なのだ。介護する人に迷惑をかけるかもしれない…

夕方だったので、ジジが私を見つけてそばにやってくる、「一緒に連れて行ってください」
しばらくベンチに座り、様子を見る。落ち着いたところで、ジジに気づかれないように帰る。

kutu.gif帰宅すると、ネットで注文していた室内履きが届いていた。
買ってきた服とあわせて、ババに渡し、名前を記入してもらう。私が記名してしまうのは容易いことだが、ババが書くということで、「ジジの面倒を見ている」と思うことが重要だと思うのだ。


夕食。昨日からジジがいない食事。たまたま次女が修学旅行中なので、なんとなく寂しい食卓。

2006年3月15日

介護老人保健施設入所

今朝はデイサービスに行かないので、朝から「ひとまわり…」と玄関やダイニングをうろうろと落ち着かないジジ。ちょっと遠いが、クリーニング屋さんまで散歩に連れ出す。近所の梅やちょっと早い桜などが咲き、お花見気分。なるべく車の交通量が少ない住宅街を選んで歩く。
往復で約30分。ゆっくりゆっくり、何とか帰宅。これで、午前中は外に行きたいといわないだろう。
自分の部屋に行くと、ババがタンスの前で服を出していた。
「あれ?誰かいるよ?」
ババは、情けないやら、ムッとする。

昼食後、再び体力を取り戻したジジは、ダイニングをうろうろ。
「老健」の入所は14:30の予定なので、14:00出発予定。そろそろ準備。

荷物の最終チェックにババのところに行くと…
なんと、まだ荷造りが出来てない。それなのに、ベットでテレビを見ている。
・・・なんで~??

大きなバックに荷物を詰めていると、「一緒に連れて行ってください」とジジ。
(ハイハイ、もちろんお連れしますよ・・・)

老健の4人床の部屋は、イメージしている病院の4人部屋に比べると、ものすごくゆったりとしている。廊下も食堂もプレイコーナーもゆとりがある。
3階担当のヘルパーさんの指示により、荷物や健康・機能のチェックがあり、もって来たた衣類を個々の整理ダンスにしまって終了。

ただ、「部屋着」という指示に、普段ジジが家で着ている服を持ってきたら、それはダメだった。ちなみに、コールテンのズボン(前ファスナーあき)・クリーニングに出したウールのカッターシャツ(前ボタン・袖ボタン)・カーディガン(前ボタン)
…確かにジジはおしゃれだったのだけど、それよりもババの好みもあるのね…

施設での部屋着はウエストゴムのズボン・かぶり式のトレーナーやポロシャツのようなもので袖にボタンのないもの。つまり、トイレの介護がしやすく、食事前に手を洗うので、袖を素早くめくり上げられるもの。はっきり言って、そんな服はひとつもありませんでした。買わなくちゃ!

しばらくすると、少々疲れた様子のジジが「こんなところにいたら病気になっちゃうよ。一緒に連れて行ってください」と言い出した。たぶんベッドと健康観察をしたお医者さんが病院をイメージさせたのだろう。夕方は家にいても、「帰ります」と帰宅願望があるジジ。もうすぐ食事の時間になるから、すこし横になっていて…
不安そうなジジに後ろ髪をひかれる思いだけれど、最初は仕方がない。

1階で入所の事務手続きを終えて終了。
その足で、ジジの服を探しに出かけたのだが、なかなか思うような服が売っていない。そもそもサイズがないのだ。足23.5cm 服はSサイズでもまだ手足が長い。困ったね。
一緒についてきたババは、もう腰が痛くなって限界ギリギリ。洋服探しは明日にしよう。
その足でババを整形外科に送り届ける。痛み止めの注射をしてババもお疲れ様。

2006年3月14日

ババを買い物に連れ出す

本日デイサービス最終日。いつもと変わらず、過ごしてきたようだ。
明日のババのデイサービス。最初は、「入所の日は私はデイサービスに行っていいのね。老健には行かないわ!」と言っていたババだが、「お休みした方がいいかしら?」
私:どちらでもいいわよ。でも、一度は見ておいたほうがいいんじゃない?

という訳で、明日はババも同行することになった。

さて、午前中は用事がないというババを買い物に連れ出した。
いつも車に乗せて、そのままお店に行くのだが、今日は100円ショップで捜したいものがあって、足を伸ばしてもらった。
ところが・・・そこに行くためには
上りのエスカレーターはあるのだが、下りは階段しかない。エレベーターもない。

お年寄りと言うのは上りよりも下りのほうが、危険が多くて怖いらしいのだ。
普通は上りが大変だと思うのだが・・・下りがないとは意外な盲点だった。
しかたなく手すりにつかまって降りるのだが、杖をついているので、バッグも落としそうになる。
ジジとは違った意味で、ババを連れて歩くのはけっこう大変だわ。

2006年3月13日

お誕生日会

今日はデイサービス。支度が出来てしまうと、「ひとまわり…」といって、外に出ようとするので、バスが来る5分ほど前に玄関のカギを開ける。ドアが開くと「外に行っちゃいますよ~」と一応断っているつもり。
門の外のタバコの吸殻が気になり、拾おうとする。そのくせ、自分が鼻をかんだティッシュはその辺に捨てようとする。そのあたりの神経が謎…

歩き始めて角を曲がろうとしたところで、デイサービスのバスが到着。
「いってらっしゃーい!」

15日に予約していた、「散髪」を13日に変更してもらう。
そして、今日は3月のお誕生日会。去年は、自分の誕生日が分かったのだが、今年は、みんなにお祝いされても、何のことだかほとんど理解できていないようだったと、母の報告。1年で、だいぶ認知症が進んだと実感。

2006年3月12日

日々衰える。

ジジは相変わらず元気だ。デイサービスがない日は外に出たくてたまらない。
今日は八百屋さんが休みなので、車に乗せて買い物に出かける。
途中、図書館へ立ち寄るが、前回来たときよりも、足取りがよぼよぼしてきた。

スーパーではカートを犬のリード代わりに、軽く持ちながら歩く。以前は多少距離があいても付いてきたのだが、今日はやはり一度私を見失った。見失うと、そこで立ち止まっていればいいのだが、どうもうろうろと歩き回る。子どものカートと一緒で、他人にぶつかったりするので、やはり目も手も離すわけには行かないのだと実感する。

レジを待っていると、なにやら、股間を触るしぐさ…トイレ?
急いで、荷物をまとめ、トイレに連れて行く。ここは車椅子用のトイレがあるので、荷物ごと入ってしまう。
コートを脱いで、誘導するが、なかなか○○○が出てこない。
あれ?ズボンを下ろし、ズボン下の中からパジャマのズボン??
パジャマも下ろして…え!?パンツも後ろ前? もー!!!
よく見たら、パジャマ上下の上に、しっかりと服を着込んでいたのだ。しかもパジャマのズボンとパンツは後ろ前だった。やられた~。
帰りはコートは着せずに帰りました。暑かっただろうな。

駐車場で荷物を車に積み込んでいると、手伝おうと思うのか、カートごと車にぶつけようとするので、危ない! 目が離せない。参ったね。

買い物から帰って、お昼ご飯の前に、「もう寝ます・・・」と寝てしまった。

「お昼ご飯ですよ~」すくっと立ち上がるジジ。
ドアを開けてもババが来ない。「お母さんお昼よ」
「え?これからお昼?」

ガーン!午前中から日がなベットに潜り込んで、うつらうつらとテレビを見てるババ。もうお昼を食べたかどうかも、忘れるほど寝てたのね。

これから、ジジのストレスがなくなったら、ババがボケてしまうのじゃないかと、かなり不安になってきた。参ったなぁ。

2006年3月11日

疲れた~

朝から懲りないジジは、玄関を突破するべく,うろうろガタガタしている。
ちょっと待ってね~洗濯物を干したら。大好きな「ひとまわり」に行くから…

近くの八百屋さんまで買い物に行く。今日は手をつながない。どうしても手をつなぐと私のペースに近くなり、早くなってしまう傾向があるので、ジジの半歩後ろを歩くようにする。これが、かなりなゆっくりペースなので、案外疲れるのだ。ヒゲをそらずに出てきたので、気にしながら歩いている。

一度、荷物を家に置いてから、さらに「ひとまわり」の延長コース。
家のまわりをぐるりと巡る。少し疲れてきたか?手をつなぐ。手の握り方でなんとなく疲れ具合が分かる。もう少し足を伸ばすか???というところで帰途に着く。
「疲れたな~」そうかそうか、疲れたか・・・それはよかった。
この間ほどではないが、だんだん体が前傾になる。家の前を通り過ぎようとする。
3~40分ほどで、歩き続ける限界がやってくるらしい。
家で、椅子に座らせたら、椅子で居眠りをしていた。

2006年3月10日

介護予防?

午後からデイサービスの家族会に出かけた。4月からの介護保険の変更に伴う説明だ。
今ババが「要介護1」であるが、4月からは介護予防の対象になると考えられる。
今「要介護1」の人の70%が「要支援2」に変更になり、体力向上のトレーニングなどのプログラムを選択することになるらしい。

いろいろと説明をうかがったことによると、ババは今まで通り週2回のデイサービスを利用できるらしいので、一安心だった。

「老健」入所決定

老健に連絡。判定の結果、入所できることになりました。
当初、ショートステイを体験して、様子を見てから入所を検討するという話だったのだが、ショートの予約が2ヶ月先までいっぱいで、そのあとになると、また入所が遅れる。ババのストレス・虐待を考えると、少しでも早い入所がよいだろうという判断により、来週15日の午後に入所が決まった。急展開だ!

ババに知らせると、「大丈夫かしら・・・いきなりで・・・私、分からないわ・・・」

ジジの体調や精神状況を心配しているのか? 老健に入所させるのはババの精神的ストレスを減らすためなのだよ? それとも、あと3ヶ月、そばで面倒を見たいの?
「それはいや! 朝は、顔も見たくない!」
それじゃ、15日でいいのね?
「私、分からないのよ」

つまりは、顔も見たくないし、そばにいられるのも嫌だけど、自分が施設に入れることを決断するのもいやだということらしいのだ。なんということだ…

まあ仕方がない、息子である夫が了承し、ケアマネ・精神科医からもそれがベストであるという判断をもらっているということで、入所を決定。

持っていく荷物や・手続きに必要なものの準備に取り掛からなくては。

ケアマネさんに15日入所を連絡。
デイサービスとショートステイの予約を取り消す。3ヶ月入所のところをもう少し長期に見てもらえないかという点を打診してもらうことにする。
入所後は、区内のほかの老健にも入所の申し込み手続きをしておくこと。

2006年3月 9日

精神科受診

精神科の予約日。
朝早いし、ジジだけを連れて行くつもりでいたら、ババも付いてきた。
1年ぶりの診察なので、簡単なテストを行う。が、○・△・□の区別は付くが、黄色と緑の区別が付かない。
名前や誕生日。ここまででどうやってきたか?一緒にいる人は誰か?など高度な質問は質問さえ理解できない。「は~。そうですか~」などとニコニコしている。

認知症の度合いから言えば、「要介護4」ただし、自立歩行・トイレ・食事も何とか自分でできるので、やはり「要介護3」が妥当な線か?
「アリセプト」については認知症の初期に有効な薬なので、もう中期を過ぎたジジには効果が望めないということで、中止にすることにした。「老健」に結果を知らせる。

帰りに、スーパーで買い物をする。いつもジジと二人のときは、カートを押しながら私の後ろをピッタリと付いてくるのだが、ババがいると、目標とする人が二人で見失ってしまうのか? 全く違う人の後ろにくっついていってしまう。そして迷う…まいったな。ババはジジを叱るし・・・「なんで勝手に歩いて行っちゃうのよ!」起こっても全然理解できないのにねぇ。あげくの果てにババの荷物は持たされる。ウーム。

山のような荷物を抱え、ジジの手をとり、エスカレーターに乗る。もう、二人連れてお買い物は無理だ~。

2006年3月 7日

ウォーキングシューズかリハビリシューズか?

デパートでジジの室内履きを捜す。介護用品売り場では、リハビリシューズが中心だ。しかし、マジックテープやファスナー付きの物が多く、かえって介助が必要な気がする。
紳士靴の売り場で見たところ、今ジジがはいている靴がベストのようだった。スポーツ用品で見たのはいわゆる「デッキシューズ」。

迷った末、とりあえず、今履いている靴を使ってもらうことにする。入所者の人の靴をもう一度よく見てこよう。

今日は「判定会議」の日だ。結果はどうだったろう?

2006年3月 6日

デイサービスに感謝

朝、階下でジジとババのバトル。
「もー!何やってんのよ!セーターどうして着てこないの!?」「どこにやっちゃったの?!」
「いいから脱ぎなさい!」「もー!早く~!」

ううう・・・何が起きたんだ?急いで降りてみると、
ズボンの下に、しっかりとセーターをはいたジジ。袖に足を通し、裾を腰の周りに巻きつけて、器用にはいている。残念だなぁ・・・デジカメで撮っておけばよかった~

さて月曜日、デイサービスのバスが来るまでの時間が待てないジジ。玄関で脱出を試みる。
昨日のことは全然覚えてないのね。
支度が出来ているので、少し早めに外に出す。
「ひとまわりしてきますよ~」本人は「してやったり!」という表情だ。
バスが来る方向に向かって歩かせる。バスが着たら逆戻りして、そのままデイサービスに連れて行ってもらう。ヤレヤレ…

それでも、デイサービスに行った日は、夕方も比較的静かにしていてくれるから助かる。

2006年3月 5日

ひとまわり 歩きたい

午前中、家の前で道路工事で車が出せなかったので、ジジを外に連れ出せなかった。
けれど、ジジは散歩に行きたくて、下駄箱から靴を出して、玄関のドアをガタガタさせている。日曜日で家にいる夫が、何足も靴を取り上げ、部屋に戻すがまたすぐに出てくる。
昼食後「お昼寝をしなさい~!」とババの命令も、聞くわけもなく、再び脱出を図るジジ。
仕方がない、用事があるけど、ジジを連れて歩こう…。

15分ほどゆっくり近所を回り、途中、歩いて3分ほどの児童公園で15分ほど一休み。最初はゆっくり歩き、あたりを見回し、時折立ち止まっていた。
しかし後半15分、なんだか、歩き方が変になってきた。私とつないでいる手に力が入る。立ち止まると、なぜか体が前傾姿勢で斜めになっている。塀につかまらないと止まれない。妙に歩き方が早くなり、体重が前にかかっている。車が来ても、立ち止まっていられない。
「おー!これはもう限界か。」まっすぐ家に連れてもどるが、そのときは歩いているというよりも、前に倒れる体を支えるために、足が回転しているという状態に近い。
家の前に来ても、歩くのに必死でまっすぐ通り過ぎようとする。

階段を必死で登り、もう玄関を開ける力もない。やっとの思いで家に入り、とりあえずトイレだけは済ませて、そのまま布団に…

夕方までゆっくりと眠りました。さぞ満足したことでしょう。

2006年3月 4日

どこかに連れて行ってもらえるかな?

このところ毎日、ジジを連れ歩いているので、頼めば外に連れて行ってもらえると思っているらしい。
昨日は、娘が学校に行くのに 「連れて行ってください」と頼んでいた。(笑)

という訳で、ババが切れないうちに、ジジを連れ出す。
とりあえず、近くの八百屋さんまで歩く。途中、猫の日向ぼっこを見学し、散歩中の犬と挨拶する。
「最近散歩姿を見ないと思ったけど、元気なの?」「ひとりじゃ危なくて、出せないのよ~」
案外、ジジを見てくれている人はいるんだなぁ。

野菜を買ったあと、家に戻り、車に乗せてマーケットへ。ジジがはけそうな運動靴をあれこれ試す。「ずいぶんいろんな靴があるんだなぁ~」といいながらも、はいて見るのは楽しそうだ。
ひとりではける靴がいいのだけど、どうかなぁ・・・もう少し検討中。 

2006年3月 3日

老健面接

今日はデイサービスを遅刻することにして、「老健」の面接に出かけた。
ジジは「介護保険」のパンフレットを眺めたり、面接室のカレンダーを読んだりしていたが、落ち着いて座っていた。本人に会ってもらうことで、穏やかな性格や、印象がきちんと伝わる。一緒に行って正解。担当は女性で、ケアマネさんや、デイサービスの方とも情報を得ていたようだ。書類を書いたり、質問や説明を受けてから、ジジと再度、入所のフロアを見学する。

お薬の情報や、食事の形態。入所の持ち物や衣類など、ざっと説明を受けたので、分からないことや調べることなどをチェック。
来週の火曜日が入所の判定会議で、許可が下りたら、ショートステイのお試し期間を経て待機状態になる。

入所したら、最低週一回は顔を見に来て、洗濯物を持ち帰る。そのときに、おやつを持ってきて一緒に食べたり、外食、散歩などに連れ出してもいいということだった。あくまでも老健は、健康な老人を家庭に帰すことを目的としている施設なので、預けっぱなしにはしないでくださいということだった。

面接を終えて、その足でデイサービスに向かう。昼食の時間には間に合った!

2006年3月 2日

耳あか

今日は「魔の木曜日」だ。ジジは朝から、家の中を歩き回っている。
「何にもないと思うけどな~。確認しておくか~」とあちこち開けて触る。

という訳で、かねてから計画通りに耳鼻科に連れて行くことにする。
ヒゲそって…トイレ行って…コート着て…靴はいて…
「これ、はくの??出て行っちゃいますよ???ひとまわり???」
散歩に行きたい犬のようだ。(犬って飼ったことがないけど、多分)

耳鼻科はあいにく家の近くにない。子供たちが通っていたところはとても混んでいるし、内科と一緒なので風邪をうつされても心配…。恐い先生はいやだし~。遠いと歩けないから、駐車場がないと困るし…
と、いろいろ捜して見つけた。近くにスーパーの駐車場がある。そんなに混んでもいない様子。

初めての耳鼻科。耳が遠いこと、認知症であること、他に内科疾患がないことなど説明。
「認知症になって、しばらく、耳掃除をしていないので耳あかがたまっていないか見てください。」
先生:「耳あかがなければ何もしなくていいのね? 認知症ね、動かないかなぁ? 危ないから手を押さえていて」

看護婦さんが、頭を強く抑える。ジジ、恐怖の症状だが、一生懸命我慢している。「痛いよ!」 
左右の耳あかをあっという間にとって、終了。だけど、ジジは目をギュッと閉じたまま椅子の上で硬直している。 もともと耳を障られるのが嫌いな人らしく、恐かったんだね。
ゆっくりゆっくり椅子から降り、待合室の椅子に座ったら、
「あ~。暖かくて気持ちがいいな~」エアコンの真下で、すっかり耳のことは忘れたのでした。

看護婦さんや受付の人の「大変ね~」という、眼差しが印象的だった。

さて、スーパーで買い物をして、近くの川べりの遊歩道をひとまわり散策し、車に乗せて帰ってきました。そろそろお昼。ちょうど、2時間のヘルパーさんでした。時給にしたらいくらもらえるかな~?

2006年3月 1日

内科・歯科

内科の主治医に診療情報を書いてもらったので取りに行く。
レントゲンの結果も血液検査も、特に問題はないということで、一安心。
脳梗塞の兆候も見られないので、一日3回飲んでいた「エパデール」という薬を飲まないことにする。
この「エパデール」シリカゲルのような透明な粒状。毎食後繰り返されるお薬バトルの元凶だったのだ。これがなくなることで、投薬は朝だけになり、ジジババ双方がだいぶ楽になると思われる。ヤレヤレ…

出来た書類を「老健」にfaxし、面接の予約を取る。3月3日。午前。

夕方、デイサービスから帰るのを待って、車に乗せて歯科へ。
先日折れた歯を見てもらう。
普通なら神経が痛むはずだが、加齢によって、痛みが感じなくなってきている。
①このまま角を削って、表面をコーティングしておくか?
②または、神経を抜いて差し歯をいれるか?
二者択一。
治療が理解できないジジでは、②は困難を極める。年齢も年齢だし・・・①を選択する。

治療は、「いたいよ!」とちょっと訴えたけれども、けっこう我慢していた様子。
手を握っていただけで、よくがんばりました。

このところ、なるべく私がいるときはババより先回りしてジジの身の回りを介護・見守りするようにしている。そのせいか、ジジの症状がだいぶ落ち着いているような気がする。
ババの怒鳴り声も、気のせいか少なくなってきてるかもしれない・・・

だけど、四六時中ジジの側にいるわけにも行かないし…
出来る範囲でやるしかないかぁ。