ちょこっと、うれしいこと

新聞の記事に、
「枕草子風に、ちょっとだけおもしろいこと。ちょっとだけ嬉しいことを書く」
とあった。学校の先生が、子供に文章を書く力をつける工夫らしい。
あ!それっておもしろいかも・・・
日々の生活に、毎日感動したり、とびきりすてきなことばかりが起こることはない。
だけど、ちょこっと嬉しいことなら、あるような気がしてきた。
という訳で、今日のちょこっと
雨が降ってきたな・・・と思っていたら、
家に帰ってみたら、ババが洗濯物を取り込んでくれていた。
すこししめっていたけど・・・ありがとう。

月島散策

mugi1.JPG
本場のもんじゃがたべたーい!
それなら、「月島!」という訳で、友だち6人(通称:なんちゃってセレブ)でいってまいりました。
だけど、広い通りに並ぶ、数多くのお店の中から、どこを選ぶのか?
むすかしい。
そこで、地元の人にお勧めを聞きました。
「麦・本店」
通りから細い路地に入ると、中に並んで待っている人。1時を過ぎたというのに、店内は満員。
「麦スペシャルミックス」
「明太チーズ餅」
「海」(多分海鮮の意味)
の三種をいただき、締めは「あんこ巻」
大満足でした。
tukuda.JPG
食後は佃島へ、ここは下町と、ウォーターフロントがひとつになった不思議な町。
朝の連ドラ「瞳」の舞台にもでてくる住吉神社も参詣
東京も、知らないところがいっぱいあるなぁ。

ちょっと熱海へ

8月28日(木)
天気予報は雨。
まあいいか、海水浴をするわけでもないし、名所旧跡をめぐるプランもない。
宿に泊って、のんびり温泉に入って、しばし家事から解放されれば・・・
宿の予約だけ取り、直前にロマンスカーだけ予約して出発!
久しぶりに乗るロマンスカーの車窓から、小田急線の街並みを眺める。
「代々木上原」をすぎたあたりの右側に、なんだか不思議なドームを持つ建物発見!
あれはなんだろう?なんか宗教の雰囲気がある。後で調べるつもりでメモを取る。
小田原までなら、普通列車でも楽しいかも。
小田原でJRに乗り換えると、天気予報どおり時折激しい雨。
徐行運転でノロノロだけど、走っているのだから上出来・・・。
見えるはずの海も、激しい雨と混じって、溶け出したようだ。
熱海駅でガイドブックに出ていたお店で昼食。しかし店に一歩入った瞬間に、早くも後悔の念がよぎる。1階には客がいないので、2階に案内される・・・・
「釜飯」18分かかります・・・というメニューを注文したのだが、「30分かかりますよ」
「・・・・・・・・・」それじゃあ~ と違うメニューに変更したのだが・・・・・・。
注文をとったものの、厨房で調理の気配が感じられない。
「????」どうやら、別の階で作ったものを運んでいるらしい。
     一気に落ち込む。
おまけに「アジのたたき定食」と「フライ定食」なのに、出てきたのは25分後じゃないか!
こんな店・・・ガイドブックに載せないでよね。
バスに乗って、宿へ。さっそく温泉
やった!一番風呂~ のんびりゆったりです。

湯~遊ばす

8月29日(金)
朝は曇り空。
さほど暑くもないので、駅まで急な坂道を登る。もっと年をとったら、絶対に歩けない。
義父母がいつもバスやタクシーを利用していた理由がわかる。
今日は湯~遊バス(800円)という熱海の観光スポットを周遊するバスで
乗り降り自由というものに乗ってみる。
このチケットを見せると、あちこち入館料が割引になる。お目当てのMOA美術館も200円割引だったが、近くのバスの営業所では更に100円安い1300円の前売り券をゲット!
シルバーボランティアさんの楽しいお話も聞けて、なかなか楽しい。
気に入ったスポットで下車して、30分ほど散策し、次のバスに乗るというシステムだ。
kiunkaku.JPG
「お宮の松」「サンビーチ」は車窓からスルーして、「錦ヶ浦」「熱海城」「起雲閣」とドライブ気分。
「起雲閣」 は、和洋折衷のレトロな別荘。建物や建築様式など、ボランティアの説明もあり興味深い。
   時を越え 白鷺の舞い降りし 起雲閣
                かの文豪も ともに語らう           ふくろう
ガイドさんのお勧めのお店でランチ。
午後のバス。今度は「おじーちゃん」のガイドさんで今ひとつ活舌が悪い。
「熱海の梅園」は季節外れで見るものもないので、「来宮神社」で下車。
参拝したのち、次のバスに乗り換える。
次のガイドさんはまあ、なかなか良かったです。
バスはいったん熱海駅に戻り、MOA美術館のあるルートへ向かう。バスに乗って気が付いたのだけれど、熱海の町は狭く、山が海に迫っているのね。道路はどこも急坂です。
当初の目的地はMOA美術館でしたが、ゆっくりと見学したいので、翌日に持ち越す。
ガイドさんに見所を聞くと「伊豆山神社」と「走り湯」ということなので、「伊豆山神社」にて下車。
バス停から170段の階段を登る。・・・・ここも、年をとったら多分来れない。神社としてはかなり格上らしいが、ちょっと寂しい。境内から海が見えるし、眺めはすばらしい。
ここは一番下の「走り湯」から800段の参道が続いているというのだが・・・登るのはもちろん、降りるのもかなり厳しそうだ。無謀な考えは捨て、おとなしく、次のバスを待っていると、若い女性が3人登ってきた。かなり息が上がっている。神社まであと一息!
次のバスは、一番最初のガイドさん「おかえりなさ~い」と迎えてくれる。
本日最終のバス。急な坂道をつづら折に降りる。最終の時間調整のために「走り湯」でガイドさんも降りて案内してくれるという。
「走り湯」は小さな洞窟?開口部から湯気と熱気が噴出してくる。
「メガネが曇るからはずしてください」案内されて、中に進むと、奥に湯だまり。内部はまるでミストサウナ状態。足元はほとんど見えない。
昔は、ここの温泉で結核の治療なども行われていたという。花粉症の人も調子がよくなると聞いた。
ガイドさんなしでは、こんな奥までいかなかかっただろう。ラッキー!
nanki.JPG
近くのホテルの敷地に「南葵文庫」 という昔の図書館があり、現在はレストランとして営業しているというので、そちらに足を伸ばしてみる。
門を入り、建物の外観を見ていると、黒服のギャルソンがドアを開け中に案内してくれる。
テラスを抜け、庭の向うに真鶴半島が見える。古い落ち着いた建物と調度。ここは時間がゆったりと流れているようだ。
「今度ゆっくり来ますね」と礼をいい、後にする。
バスにもどると「あそこはまず、中に入れてもらえないんですよ、ラッキーですね」とガイドさん。
人を見ているのか?団体じゃないからかな?(ちなみにここのランチは¥7507~)
バスに戻り、再び湯~遊路線を半周。
ローズハーブガーデンで、一般のバス路線に乗り換える。
バスを待つ間、路肩から断崖絶壁の海と初島が手に取るように見える。思わぬ贈り物だ。
雨にも降られず、さりとて暑くもなく、いい一日でした。
夜のんびりしていると、日本中あちこちで豪雨のニュース。
と、おもうまに、こちらも激しい稲光と、土砂降りの雨となりました。

MOA美術館

8月30日
昨夜来の雨もあがり、のんびりと温泉に入り、宿を出発。
今日は、きのう見れなかった「MOA美術館」
熱海駅からバス停2つめ。山の中腹にあるのでバスは坂道を登って行く。
エントランスを入ると、目の前に、長いエスカレーターが出現し、圧倒される。
美術館はまだまだ上のほうにあるらしい。
ようやく到着すると、まさしく、「海の見える美術館」
あいにくの曇り空で、初島がみえたり、消えたりする。
ちょうど、「国立能楽堂の衣装展」をやっていて、とても興味深く見ることができた。
じっくり見学して3時間ほど。
今回は「尾形光琳」の紅白梅図屏風をみれなかった。
せっかくの庭園も雨が降り出してあるけなかったので、ぜひまた来てみたい。
熱海駅に戻り、お昼を食べた後、帰途につく。
乗った電車が東京行きなので、そのままJRの各駅で帰ることにした。
ところが、途中で「湘南ライナー」が走っていることに気づいた。
どうやら、小田原から来ているらしい。これに乗り換えれば、池袋まで直通で帰れる!しかも、快速!
というわけで、二泊三日の行き当たりばったりの旅が終わりました。

北京故宮 書の名宝展

夫に誘われて、北京故宮 書の名宝展にいってきました。
残念なことに、文字は読めても、書いてあることがわからない。
中国の歴史も良く知らないし・・・
こういうのが、サラサラと、理解できるようになるといいなぁ・・・
でもまあ、気に入った字をお手本に、練習して、書いた文字のことを、一つ一つ学んで行くというやり方もいいかなぁ・・・?
篆書って、かいたことないけれど、見た目は好きだわ・・・
書の回りに、いろんな「印」篆刻がいくつも押してあるのは、どういう意味なんだろう?
割り印?らしきものもあるようだし・・・歴代の皇帝の印が押されてるものもあったし・・・
そうそう、「逆入平出」という言葉が説明で出ていた・・・
初めて聞いた言葉だった。逆入?反対から入れる?筆順を逆にするわけじゃないだろうなぁ・・とあれこれ悩んで、いま、ネットで調べたら、筆の進む向きの反対に入れるってことらしい・・・
ふーむ。そういう技法があるんだ。
書の世界って、お習字くらいしか知らなかったけど、奥が深いものらしい・・・。

崖の上のポニョ

ponyo_banner.jpg
ポニョ・みてきました。
神経症とか、不安の時代とか・・・サイトにはそんな事も書いてあったので
ちょっと怖い映画なのかと・・・?
だけど、5歳の子供でもわかる内容とも???
どんな映画なの~?と、毎日流れる、「ぽーにょ、ぽにょ・ぽにょ」のメロディーに誘惑されて、
終に見に行ってしまいました。
深読みしようと思えば、いくらでも奥を探れる・・・
けど、表面的にはサラッと、子供向けの映画のように見えました。
ただ気になるところも、いくつか・・・
ポニョを助けた宗介が、緑のバケツに水道の水と、ポニョを入れる・・・
「ああ!!水道の水なんかに入れちゃ、海の魚が死んじゃうわ!」
オイオイ・・・大丈夫なのか?んんん?金魚だから大丈夫?
うーん。なら、金魚は海でくらせるのかい?
んんんん?魔法を使えるから、海水だろうが、水道だろうが、関係ないのか・・・
それからそれから・・ポニョが宗介のところにきたときに、大洪水になって、町が沈んでしまう。
町は大丈夫なの?それとも、これも魔法だから、あとになれば、被害はなくなっちゃうの?
折りしも、兵庫県で、川が増水して、何人もの人が亡くなってる、
北陸の方でも、家が浸水して、一階部分が水につかってしまっている。
そんな状況で、この映画を見ちゃうと、なんともいえない気持ちになってしまった。
自分の夢や希望を多くの試練に耐えて、強く貫き通すことが、悪いことじゃない。
最後まで約束を守るのも、もちろん悪くない・・・
だけど、なんかなぁ・・・なんかなぁ・・・

夜を守る

yoruwomamoru.jpg
著者:石田 衣良
出版社:双葉社
出版年:2008.02.20.
上野・アメ横を舞台に集まる若者?昼はそれぞれの仕事をし、夜は界隈を自主的にパトロール。
といっても、ごみを拾ったり、自転車を整理したり、酔っ払いを開放したり・・・
昼間の顔は、ひとつの面でしかない。ハンディを持つものもそうでない者も、
それぞれの生きる意味を見出して行く。読んで行くうちに、なんだか明るい気持ちになって行く。
昨今の無差別殺人とか、自分の不遇を人のせいにしてしまう風潮とかを、
こんな風にいい方向に乗り越えられないものか。
やっぱり、大切なのは友だちとか、人とのコミュニケーション能力かなぁ。