著者:よしもとばなな
出版:文藝春秋
初版:2006.03.31.
家族を持たない、身軽な生活を送ってきた自分が、インフルエンザにかかって高熱を出した。心細く不安な気持ちで実家から妹を呼んだ。そして、付き合っている男には、奥さんのような、お母さんのような存在が張り付いている。
自分自身の膠着した現状から抜け出すために、今までの自分とは違う何かの気配を感じて、意識しないまま選んだ行き先は、駆け込み寺のまかない婦のような仕事だったり、暗い重苦しい空気を持つ別荘だったりする。
そんな中で自分が自分のものでなくなって行くような、妊娠初期の不安定で、敏感な精神状態がさらりと描かれている。
あるがままに受け入れて、今まで持たなかった、家族というきずなが少しずつできて行く様子が、なんだかほのぼのと嬉しくなります。
司書の打ち合わせがありました。
7校のうち、中学校は私のところだけなので、やはり小学校とは活動自体がだいぶ違うし、図書館の環境も学校によって,色々でした。自分が何を求められているのか?そして、何ができるのか?考えながら仕事をしないとダメですね。
それでも、いつもはほとんど自分ひとりで、仕事をしているので、お互いにいろんな情報を持ち寄って共有できるのは、ありがたいことです。困っていることや、アドバイスももらえるしね。
朝、全校朝会で紹介されるというので、朝8時出勤。
家を7時過ぎに出るのは、かなり大変だ。もう、勘弁してください~。
・゚゚・(×_×)・゚゚・。(笑)
仕事は、自分で考えながら、計画的に進めなければならないので、楽しいけど、大変。
次回行ったら、やることを考えて決めておこう。
兄の命日。地下鉄を通り抜けたらそこは昭和39年の東京・鍋屋横丁だった。子どもの頃過ごした町で、知らなかった事実と出会う。また、戦前・戦後の闇市でのまだ若かった父の夢。反発し、背を向けてきた父の過去に出会ったとき、人はどうするだろう?
なんだか懐かしい昭和39年。見慣れた東京の地下鉄・銀座線・丸の内線・・・・青山一丁目・新中野「鍋屋横丁」と土地勘が働くと、またそれも楽しい。
「ALWAYS 三丁目の夕日」で、お父さんを演じていた堤真一が、今度は主人公。
最近ノスタルジックな映画を選んでみることが多いな。
さすが浅田次郎、「涙」を誘います。
本日は9時出勤。
短期目標と業務計画を考える。
貸し出しができるようになたので、図書館のドアを開放し「開館」のプレートを掲げる。
隣の技術室にやってきた生徒たちが、休み時間や授業中に資料調べにやってきた。
「骨のことを調べたいんだけど」「何の骨?さかな?」「人間の腕」・・・「あ!ボクは頭の骨!」「頭蓋骨~?ドクロ?」
などと質問しながら、自然科学の棚へ・・・あったあった。
「国旗について調べたいんだけど、・・・」
「ああ、国旗ね。この間みつけたな・・・はい、ここにあります」
おー!初日に蔵書点検しておいたかいがあった。
本日は図書委員会。延滞者リストを渡して、返却を依頼して・・・
あ~!もう、勤務時間が・・・。
きょうから学校図書館勤務
最初は、職員へ紹介・挨拶のため、8時出勤。
家を7時過ぎに出なくてはならないので、前の日に洗濯を済ませ、お弁当を作っていざ出陣。
しかし、学校の先生方は毎日この時間に出勤しているのだから、大変だ・・・。
さて、午前中。図書館に入ったものの、パソコンの使い方がまだ分からないので、貸し出し業務はできない。まずは、書架の点検と整理。どんな本がどんな配列で並んでいるのか?問題点は?
古い本から新着図書まで色々だけれど、中学生対象の本にも、興味深い本も発見!
思わず、業務を忘れ、「ここの本を全部読みつくせたら、楽しいだろうなぁ」などと思ってしまう。
やっぱり、私は図書館に住みたい人なのだった。
昼休みに、図書委員の生徒による貸し出し。
ボランティアさん、アドバイザーの先生、学校の先生との連絡・打ち合わせ。
パソコンの使い方も引き継ぎ、業務の方向性なども見えてきた。
次回19日は9時から「開館」するぞ!
著者:薬丸岳
出版:講談社
初版:2005.08.08.
紹介:3人の少年が殺人を犯した。罪を問われない少年のひとりが、公園で殺害される。犯人は?疑いを持たれた被害者の夫は、事件の真相と、妻を殺した少年たちの足取りを追う。次々と襲われる少年たちと、彼らをめぐる大人たち。そして、妻の口座から引き出された、高額の預金の行方は?
少年犯罪と少年法の改正。取材の嵐に包まれる被害者とその家族、反対に厳重に保護される犯罪少年。少年犯罪の様々な側面を描きながら、複雑に絡み合う事件の真相が明らかになった時・・・私はどうするか?
著者:柴門ふみ
出版:早川書房
初版:1998.11.20.
紹介:ミステリマガジンに掲載されたエッセイ「読書記録」的書評
柴門さんは、私と年代が近いので感性が似ているかもしれない。まだ読んでいない作品がいくつもあるので、紹介されている本を読んでみようかな?
まずは、「マークスの山」を予約しようか。
先日応募していた仕事に採用され、打ち合わせに行きました。
中学校図書館の管理です。
週2回・9~16時
今まで鍵がかかっていた図書館をあけて、生徒が本と親しめるように働きかけをするのが仕事です。
どんなアプローチの仕方があるか?求められているのはどんなことか?
半年(正確には5ヶ月)で、どこまで持っていけるのか?自由裁量の範囲は?
まずは、PRかな?
中学校の図書室・・・自分の中学校時代を思い出してみると狭かった・・・。
多分、教室を縦半分にしたくらいのスペースだった。なので蔵書数も大したことがなかったような気がする。けれども、よく図書室にいた、狭いのでかえって居心地が良かったのかな。他学年との交流も大きかったのかもしれない。
それに比べて、我が家の子どもたちの通った中学校の図書室はおそらく昼休みの貸し出しくらいで、
それ以外の時間は冷房がきくので、保護者会や委員会の会場として使われることが多かったように思う。本も、なんだかパッとしないし・・・「ボランティアで司書のおばさんをしようかしら?」と思った事もあったのだけど・・・けっきょく9年間で卒業してしまった。
そして、今回の中学校は、3階から1階の玄関脇に図書室を移し、それに伴い蔵書の点検、データベース化をして、生徒の貸し出し業務も電算化し、ようやくスタートしたところだという。
保護者のボランティアの方もいるようなので、うまく協力していけるといいな。
仕事始めは17日。
一時期は、よくパンを焼いていたのだけれど、どうしても仕事に行くようになると、そんなゆとりはなくなってくる。こねたり、発酵したり、待っている時間がけっこうかかるのよね。
そこで、久しぶりにお昼にパンを焼いてみたのだが・・・
機械は、何とか動いてくれたのだけれど・・・あれ?水が少なかったかな?
なんだかふくらみが足りない感じがする・・・
近いうちに、またリベンジだわ~!