デルフィニア戦記1「放浪の戦士」

著者:茅田砂胡
出版:中央公論社C★NOVELS
初版:1993.10.25.
紹介:刺客に追われる漂泊の戦士ウォルと異界からの迷子リィ。剣戟のさなか、孤独な二人の戦士の偶然の出会いが、デルフィニア王国の未来を、アベルドルン大陸の運命を大きく変えていく。
やがて「獅子王」と「姫将軍」と呼ばれることになる二人の冒険はここからはじまる。
(裏表紙より引用)
コメント:こういうお話を「ファンタジー」と呼んでいいのだろうか?
ジャンルはともかく、思わず引き込まれ、その先が気になってしまうシリーズです。
少女向け青少年向けの本なのかもしれないが、たまにはこういう世界にどっぷりハマルのも悪くないな。全18巻だそうです。楽しみ楽しみ。

ぼんくら

著者:宮部みゆき
出版:講談社
初版:2000.04.20.
紹介:八丁堀の同心・井筒平四郎が受け持つ鉄瓶長屋の人々が、一軒二軒と家移りをしたり、事情でいなくなったりすることが続いた。腑に落ちない思いを抱えた平四郎、背後になにか秘密が隠されているのではないかと密かに調べると・・・。
 江戸の下町、気のいい店子たちとまじめに働く差配。隠密、大店、岡っ引き。
果たして「鉄瓶長屋」に隠されているものはなにか?
コメント:読んでいるうちに、ふとそこに江戸の街角が出現しそうなくらい違和感がない。ぐいぐい引き込んでしまう宮部さんの筆の力はすごい!取材とかベースになっているものが、たくさんあるんだろうなって思います。
事件の真相が次第に明らかになっていくのだが、最後の状況が想像するほど悲惨じゃないのがいいです。
弓之助くんとおでこのコンビがこれまた面白い。このキャラの組み合わせでまた別の作品が出ないかなぁ・・・期待しちゃいます。

射手座の殺人手鞠唄

著者:日向章一郎
出版:集英社コバルト文庫
初版:1999.12.10.
紹介:現役高校生作家・連城龍希に頼まれたノリミは、私立P高の生徒になりすまして校内に潜入した。連城あてに差出人不明の手紙が届いたからだ。「殺人手鞠唄を、君は知っていますか?」と始まる手紙。正体の分からない敵に対し、ノリミと連城は罠を仕掛けたのだが、裏をかかれて失敗してしまう。まるで2人の手のうちを見透かしているかのように───。そして、最初の『赤の事件』が起こって・・・?(表紙扉より引用)
コメント:

放課後のクレオパトラ

著者:日向章一郎
出版:集英社コバルト文庫
初版:1998.12.10.
紹介:ある日突然ミサコに届いた奇妙なラブレター。幼なじみであるケンイチも知らないと言う。そこへ<M中のクレオパトラ>と称される美少女・黒江加奈多が、ミサコに助けを求めてきた。「誰かが私を殺そうとしている」───。加奈多もミサコと同じ日に、脅迫状めいた暗号文を受け取っていたのだ。解読を試みるミサコ。しかし加奈多の取り巻きの女の子二人が次々と何者かによって襲われてしまい・・・・・・。(表紙扉より引用)
コメント:

ビューティフルライフ

著者:北川悦吏子
出版:角川書店
初版:2000.03.21.
紹介:ドラマ「ビューティフルライフ」のノベライズ。
その年、僕は恋をした。
その恋は竜巻のように僕を襲い、僕を巻き込み、どこまでも僕を連れて行った。
どうしたって、あらがいようのない恋だった。
死ぬのはこわい。こわいけれど、それを自分の力で克服していく。
そして、人が離れていなくなった後も、人は人を支え続けられる。
コメント:一世を風靡したドラマ。ラストのシーンでは泣けましたね。
実はドラマは、ちょっとっづつしか見てなかったの。
末っ子のチャチャ嬢が春休みに図書館で予約して、届いたのが9月よ!読んでいるとどうしてもキムタクの顔が浮かんでしまいます。でも、引き込まれて一気に読んでしまいました。やっぱり泣けちゃうわね。

玄い女神

著者:篠田真由美
出版:講談社
初版:1995.01.05.
紹介:10年前、インドのヴァラナシの安宿で、橋場亜希人は胸全体が陥没した状態で死んでいた。だが回りに凶器もなく、ドアは完全に閉ざされて。その死に不審を抱いた狩野都は、当時の旅行仲間を群馬山中のホテルに呼んで真相を尋ねる。だが狩野自身が館裏の川で自死。桜井京介は10年前の謎にどう立ち向かうのか?
コメント:うーん、最後まで読んで、なるほどねぇ・・・そう来たか・・と唸った次第です。方々に色々な伏線が隠されているのですが、せっかくの館のミステリーが今ひとつだわね。
美形の桜井さんより、やっぱり蒼くんが気になります。

ジーク

著者:斉藤洋
出版:偕成社ワンダーランド5
初版:1992.04.
紹介:父アレス亡きあと、ジークは運命の糸にみちびかれるまま、都にのぼり、さまざまな仲間とめぐりあい、アーギスと宿命の対決をする・・・
コメント:これは児童書です。なかなか素敵なお話で、一気に読んでしまいました。
片目を失った猟師の子「ジーク」銀の目を持つジークの剣の腕は見事だった。
ジークの胸にひかるメダルと銀の目。彼を取り巻く仲間。
ジルバニアとゴルドバの確執がうんだ13番目の月アーギスとの戦い。
ジークの運命は?

吉村作治の古代エジプト講義録 下

著者:吉村作治
出版:講談社+α文庫
初版:1996.11.20.
紹介:紀元前五千年に始まったといわれる古代エジプト文明は、新王国時代を迎えて頂点を極め、そして衰退への道をたどることになる。政敵に殺されたツタンカーメン、恋に泣いたクレオパトラ。名誉欲、権力争いといった現代にも通じる人間ドラマが、ナイル川の流域で華やかにくり広げられる。
古代エジプトとそこに生きた人々を愛してやまない古代エジプト史の第一人者が、独自の史観で展開する、知られざる大文明崩壊の過程とその謎を明かす!!(裏表紙より引用)
コメント:「エジプト文明展」で見たさまざまな展示物を思い浮かべながら、本書を読みました。
うーん、確かにこれを読んでから行けば、もっともっと色んなことが分かったんだなぁ・・・
「エジプト展」だけでは分からなかった色々な疑問が、よく分かるようになって、今さらながら納得しています。(笑)遅いかぁ・・・
それにしても、紀元前の5000年間ってすごい年月だ!

吉村作治の古代エジプト講義録 上

著者:吉村作治
出版:講談社+α文庫
初版:1996.11.20.
紹介:古代エジプトの魅力にとりつかれた著者は、第一線で遺跡を掘りつづけ、電磁波を利用した地下レーダーシステムで大ピラミッド内に未知の空間を発見、その業績は世界的に評価された。
現場にいるものだけが知ることので着る事実から投げかける「ピラミッドはほんとうに墓だったのか」などの様々な疑問。もっともらしい定説に嘘を見つけ、古代エジプトの謎に迫った、わかりやすい五千年の興亡史。(裏表紙より引用)
コメント:

DIVE !! 1─前宙返り3回半抱え型

著者:森絵都
出版:講談社
初版:2000.04.20.
紹介:わずか1.4秒の空中演技
高さ10メートルの飛び込み台から、
時速60キロでDIVE!!
つぶれかけたダイビングクラブに通う中学生。そこに1人のコーチがやってきた。オリンピック選手を出すことでクラブの存続を架ける。秋田の海から来た自然児のライバル。
ダイビングのために、色んなことを犠牲にしてきた。友達との遊びも、恋も・・・・
オリンピックの強化選手を目指して、3回半をまわる・・・。
コメント:いやぁ・・・一気に読んでしまいました。中学生にはお薦めの一冊ですね。
時まさにオリンピック!早く続きを読みたいものです。