著者:長野まゆみ
出版:河出書房新社
初版:1995.07.20.
紹介:17才も年の離れた兄と二人で同居を始めた14才の「史生」。
新しい土地、新しい学校で待ち受けていたのは「椋」「密」と言う曰わくくありげなふたりだった。「史生」と兄との新しい生活。兄への思い。わきあがる疑問。「椋」と「密」と兄との関係。初めての環境のなかで、迷い、悩み、とまどう「史生」。
コメント:長野まゆみさんの作品ははじめてです。タイトルからちょっと違う「新学期」を予想していたのですが、時代も、言葉遣いも、少し昔に設定してあります。そのためか、全体の雰囲気がちょっと懐古的。設定が現代ならこういう話にはならないだろうなぁ・・・とおもいました。
そうそうページ付も縦書き、漢数字でこだわっている感じ。表紙の校舎がノスタルジック。
著者:赤江瀑
出版:徳間書店
初版:1991.06.30.
紹介:美しい言葉の陰に、ひそむ妖しさと妖艶さ。何とも言えない「不気味さ」をつつむ作品群。
人が心の奥底に隠し持つ記憶のかけらが、日のあたる場所に出てこることによって、その「不気味さ」がいっそう光を放つ。
「美酒の満月」「逢魔が時の犀」「ようよう庭の幻術」「青毛」「雛の世あらし」「夜市」「光堂」「艶かしい坂」「青き鬼恋うる山」
コメント:あるMLのなかで初めて名前を目にした「赤江瀑」図書館でその名前にひかれ手に取った初めての一冊です。
「雛の世あらし」は不思議な感じで面白かった。
著者:山田詠美
出版:角川文庫
初版:1993.01.25.
紹介:やばくて、いんちきで、なんにもならなかったけど、絶対に必要だったあの時代。もちろん私には「あの頃はよかった」なんてくだらないことをいう趣味はないけれど、あの瞬間のことは、多分、必読書になり得るはず。文学なんかをちっとも必要としない、ボーイズ アンド ガールズが私は大好きだった。(あとがきより)
恋を失うのは決して初めてではない。そして、また巡り会う恋を素直に見つめるパーティフリークスに捧げる、たまらなく素敵な恋愛小説!(裏表紙より)
コメント:山田詠美の世界は、もちろん私の住む世界とまったく違うのだけど、彼女のハートの部分が好きなのです。とくにこの本がステキ!という訳じゃないけど、短編集でありながらちょっとだけ登場人物が重なり合っていることで、山田詠美の「あの時代」が見えてくるような気がします。結構楽しめます。
著者:山田詠美
出版:新潮社
初版:1989.10.10.
紹介:カナ・17才半分大人になりかけた女の子の不安と期待。今の現実にどっぷり浸かっても、背伸びをしすぎても、上手く行かないもの。
”わたし”にならなければ、恋も友だちを愛することもできない。
コメント:「トラッシュ」で山田詠美のファンになったのは今の私だけど、「放課後の音符」も女の子の心が良く描かれていて気に入りました。
10代の女の子たちがこの本を読んで山田詠美のファンになるのは納得!!
表紙もとてもきれい。娘たちにも読んで欲しいんだけど、まだちょっとはやいかなぁ・・・・。
著者:レイナー・サセックス 絵:ディヴィッド・ハイアム 訳:城田あい子 城田安幸
出版:成星出版
初版:1998.06.30.
紹介:ポッターさんの庭のリンゴの木に大きなリンゴが実った。
それは、リンゴをかじった人の願い事がかなう「まほうのりんご」。
悪い村長さんはリンゴをひとり占め・・・・?まほうのリンゴはどうなるか?
コメント:娘YUYUが借りた本です。この本はリンゴジュースの絞りかすと古紙が原料で出来ている「リンゴの紙」で出来ているんですって!
そのせいかな、ちょっとツブツブの模様が入って、リンゴジュースの色?
森や林の木にやさしい本なんですって。
お話もとっても優しくって、絵も楽しい。あったかい気持ちになれる本かな?
著者:鈴木光司
出版:海拓舎
初版:1999.02.24.
紹介:どうしたらもっと育児が楽しくラクになるのか?
「リング」「らせん」「ループ」などのベストセラー小説を生み出し、子育てに一家言をもつ鈴木光司のユニーク(?)エッセイ。
コメント:「楽園」「リング」「らせん」と読みながら作者の後ろに家族の姿がチラチラとするので、木になって手にした本です。
読んで納得!!作品の中に出てくる物の正体がつかめた感じがしました。
この本は私じゃなくて、これからパパママになる人達が読むと面白いと思いました。
著者:L.M.モンゴメリ 訳;松本侑子
出版:集英社
初版:1993.04.25.
紹介:あまりにも有名で、今更私が紹介してどうしましょう・・・でも私のような未体験者もいることだし。
夢見がちな少女アンが孤児院から引き取られて、成長していく様子とアンを取りまく人々の変化が美しいプリンスエドワード島の風景とともに描かれている。
さらに松本侑子氏の訳には巻末に「訳者ノート」が掲載されていて、作品のあちこちにちりばめられた「英米文学や聖書からの引用やパロディ」の出典が明らかにされ、また出てくる植物についても解説されている。
単なる少女小説としてではなく、その奥にある「不思議なアンの世界」に遊びに行けます。
コメント:私も10代の頃にこの本に出会っていたならまた違った感じを受けるのだろうか?当時は全く興味を持たないジャンルでしたが、今回この本を読む機会に恵まれて感謝します。この本はsasakiさんに紹介していただきました。
著者:乙武洋匡
出版:講談社
初版:1998.10.20.
紹介:ボクは、五体不満足な子として生まれた。不満足どころか、五体のうち四体までがない。けれども、多くの友人に囲まれ、車椅子とともに飛び出して歩く今の生活に、何一つ不満はない。
ボクは声を大にして言いたい。「障害を持っていても、ボクは毎日が楽しいよ。」健常者として生まれても、ふさぎ込んだ暗い人生を送る人もいる。そうかと思えば、手も足もないのに、ノー天気に生きている人間もいる。関係ないのだ、障害なんて。(あとがきより)
コメント:話題の本。図書館での予約もトップです。私には珍しく購入してしまいました。
感動と言うよりも、彼の持つパワーに圧倒されます。希望が持てる?私も何かやらなきゃと思います。子を持つ母としては、彼のお母さんのようにはなかなか行かないまでも、我が子のありのままを受け入れ、ゆったりと見守ることのできるどっしりと構えた母になりたいと思うのですが・・・これはなかなか難しい。
この本は、子供たちにも読んでもらいたい本です。
著者:小野不由美
出版:講談社X文庫
初版:1996.02.05.
紹介:恭国は、先王が倒れてから二十七年。王をなくした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。
首都連しょうに住む珠晶は、豪商の父を持ち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟に天意を諮るため、ついに逢山をめざす!珠晶、十二才の決断。
「恭国を統べるのは、あたしいかいない!!」
コメント:恭国の王をめざす珠晶。
逢山をめざす旅の途中で色々な困難に立ち向かう。恵まれた運と才能、かなり自信過剰なのだが苦難の中で、人々の様々な思いや立場に気付く。
国は、王は、たった一人の力では無力なのだ。その才能が試されている?
うーん!!「なんだ小生意気なガキ!!」と言う感じでしたが・・・・いやいやなかなかひかれるものがあります。もう一回読まなくては・・。
このシリーズの続きはもうないのかしら?続きを書いて欲しいものです。
著者:小野不由美
出版:講談社X文庫
初版:1994.09.05.
紹介:景王──陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。
祥瓊は、父峯王が、簒奪者にしい逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気付かなかった自分を恥じていた。
鈴は、家軒にひき殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。
──それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか!?
コメント:慶国景王──陽子のその後。
今回は三人の女の子が主人公。上ではそれぞれの生い立ちや様子が描かれている。
自分のことしか考えることのできない、まわりを見ようとしない、自分の不幸だけを悲しむ少女たちがそれぞれ成長して逞しくなっていく姿は好ましい。
陽子の景王ぶりも板に付いてきたし・・・なかなか楽しめます。
長ーいお話ですが面白い!!もう一回読んでみよう。(これはまさに青少年向け図書)