損料屋喜八郎始末控え

著者:山本一力
出版:文春文庫
初版:2003.06.10.
紹介:上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、刀を捨てた喜八郎。庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつし、与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差たちと渡り合う。田沼バブルのはじけた江戸で繰り広げられる息詰まる頭脳戦(裏表紙より引用)
コメント:先日読んだ「赤絵の桜」損料屋喜八郎の誕生話である。これで、話のつじつまが合い、納得がいった。時代劇でも「水戸黄門」とか「大岡越前」のようにそもそも力を持っているものが、裏で動き、最後に印籠や桜吹雪を見せて相手を納得させるというのは、ちょっとつまらないが、この喜八郎は仲間・人脈がすごい。そして、山本一力得意の人情話。登場人物の一人一人に隠された魅力があって、そこの人間味がちょっとステキなのだ。それに、裏の裏をかく頭脳…。テレビドラマにするとしたら、喜八郎は誰がいいかな~?

レインマン

今日は、スポーツクラブの休館日。そうだ、「イン ハー シューズ」でも、見に行こう!と思いついたのだが、残念!車のオイル交換をお願いしているので、足がない!
ウーン。せっかくの時間が…
そこで、「大掃除」とか「年賀状」と思わないのが私。ビデオショップでDVDを借りてきた。何にしようかな~?とあれこれ迷い、「レインマン」を選択。見たことなかったのよね。
rainman.jpg
自閉症のレイモンドを演じるダスティン・ホフマンは、本当に知人の自閉症児と重なる。自閉症への理解もなく、隠されていた兄の存在に戸惑うチャーリーが、次第に兄を理解し心が通っていくところが、とても優しい心温まる気持ちになった。
だけど、やっぱり、レイモンドの安全のためには、外の世界で一緒に暮らすことは危険が多すぎる。病院で暮らすことと、家族で暮らすこと、どちらがレイモンドににとって幸せなんだろう?でも、心が安心して平穏な生活を送れることが幸せなんだろうな。

サーバーに手を入れました

エントリーやコメント、ブログの再構築で500エラーが出ていました。
ご迷惑をおかけしています。
サーバーを移行して、SQLiteに移行しました。これで、500エラーがなくなるといいのだけど、一週間ほど様子を見ます。
なにか不具合があったら、お知らせ下さい。

空中庭園

teien.jpg著者:角田光代
出版:文春文庫
初版:2005.07.10.
紹介:マイホームのイメージどおりに作り上げられた家庭。一見幸せそうに見える家族だが、その中身はバラバラだった。
娘マナは幸せを演じながら、母の隠された一面を窺い知る。父親はチョロチョロと不倫をしながら平和な家庭を演じる。しかしそこに、不倫相手が息子の家庭教師として現れる。母親は、自分の親との確執から逃げ出すために、結婚をした。家庭のほころびには目をつぶり、ひたすら明るい母親を演じ続けるが…。そして、祖母・不倫相手で家庭教師のミーナ・弟コウ、それぞれの目から見た「京橋家」が語られる。

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ハリーポッターと炎のゴブレット

809.jpg見てきました。シリーズものはどうしても気になって、続きを見てしまいますね。
ハリーが大きくなって、14歳の設定に無理があるかとちょっと心配になりましたが、他の3人の挑戦者が大きくて、そんなに気になりませんでした。セドリックやクラムは大きな人なのかしら?それとも、映像処理?かもね。ハグリットやマダム・マクシームは、もっと大きいのだもの。
本を読んだのはだいぶ前なので、細かいところはすっかり忘れていました。前日に、おさらいをしようと思って冒頭を再読したんだけど、ものの3分で終わってしまったし。
けっこう上映時間は長かったけれど、じゅうぶん楽しめました、本で読むよりも映画のほうがわかりやすかったな。それにしても、エンドロールが長かったな~。

ヒルトン東京

娘の成人式の写真を撮るために、ヒルトン東京に行った。
地下鉄から出て、西新宿で『どこだろう?ヒルトン?」
とまわりを見回したら、目の前だった。よかった・・・人に聞かなくて(笑)
ヘア・メイク・着つけ・写真 これで、一つ仕事が終わった。
ホテルのロビーにはきらびやかなクリスマスツリー

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τになるまで待って

tau.jpg著者:森博嗣
出版:講談社
初版:2005.09.05.
紹介:森林の中に佇立する《伽羅離館》。“超能力者”神居静哉の別荘であるこの洋館を、7人の人物が訪れた。雷鳴、閉ざされた扉、つながらない電話、晩餐の後に起きる密室殺人。
被害者が殺される直前に聞いていたラジオドラマは『τになるまで待って』。(裏表紙より引用)
コメント:
森ミステリ。いつものごとくトリックでは頭を悩ませる。まあそれはそれ…

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IN BODY 測定

10月に入会したときに一度測定、今日は2回目の測定をしました。
その結果…
           入会時      今回
体脂肪率      30.8%     25.4%
体脂肪量      17.2kg     13.3kg
骨格筋量      20.3kg     20.2kg

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雨と夢のあとに

ameyume.jpg著者:柳美里
出版:角川書店
初版:2005.04.10.
紹介:「雨」という名前をつけたのは父親だった。その父親は2週間も娘を1人日本において、チョウを探しに出かけたままだった。ようやく、戻ってきた父親との生活に戻った「雨」だったが…
コメント:冒頭を除けば、その大部分が12歳の「雨」の視点から描かれている。父子家庭で、父の帰りを待ち続ける、取り残されそうな不安。と一緒にいることの安堵…。けれども、その存在が時々不鮮明になっていく父親。自分を置いていった母親と、父との真実の関係。信じているものがその形を失っていく恐れ。夢と現の間で揺れ動く少女の心が痛ましい。

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軽くヤバイ?

CMでは「軽くヤバイ!」と二の腕をつまんでいるけれど、
私のは、「かなりヤバイ!」そりゃ、年齢を考えれば・・・しかたない。
だけど、プールで腕を出すと、気になるのよね・・・
そこで、トレーナーの人に尋ねた。「どうしたら、なくなるの?」
「筋肉をつけてください」
・・・こんなとこの筋肉ってどうやってつけるの?大体、ここ、筋肉ってある??

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