著者:紺野たくみ
出版:電撃文庫
初版:1998.06.25.
紹介:高校生・村上功一は学校帰りに1匹の仔猫を拾った。そして朝起きてびっくり。仔猫が人間の女の子に変身していたのだ!
こうして、女の子になったり仔猫になったりとする猫耳少女ミミとの同居生活が始まったのだがー ミミときたら人間の常識がまるで通用しない。裸で部屋の中を走り回るし、かかってきた電話には出たがるしで、もう大変。しかも功一に別の女の子が近づくと嫉妬する始末・・・。
人気ゲームのがほのぼの純愛ストーリーになって登場!
コメント:ばかばかしいけど、ミミが可愛いから許してしまおう。
自分の飼ってる猫がこんな風に変身したら・・・と、想像するととってもワクワクしてしまうだろうな。
主人公の功一くんも、とてもよい子で気に入りました。
この本、自分で買って読む気にはならないけど(^-^;、ちょっとボーっとするのにいいみたい。頭をすっかり解放しちゃいました。ニャン(=^-^=)!
著者:筒井康隆
出版:新潮文庫
初版:1981.09.25.
紹介:ある日、少年の頭の上でボールが割れた。音もなく、粉々になって・・・・それが異常の始まりだった。強い”意志”の力に守られた少年の周囲に次つぎと不思議が起こる。
その謎を解明しようとした美しきテレパス七瀬は、いつしか少年と愛し合っていた。初めての恋に我を忘れた七瀬は、やがて自分も、あの”意志”の力に導かれていることに気づく。
全宇宙を支配する母なる”意志”とは何か?
コメント:「七瀬三部作」の完結編。第二作で死んだはずの七瀬がなぜまた登場したのか?気にせずに読んでいたのですが、終盤でその疑問が明らかにされた。
「家族八景」から次第に七瀬が成長してきたのだが、ここでは、七瀬の上をいく”意志”が出現してきた。
七瀬シリーズはこれで完結だが、なんだか七瀬がかわいそうです。
著者:赤川次郎
出版:光文社
初版:1995.11.15.
紹介:刑事片山義太郎と妹・晴美、そしてホームズたちは、晴美の友人・野上恵利の祝の席を設けた。恵利は劇団の新人女優。今回主役を射とめたのだ。席上、恵利は「私、殺されるかもしれない」と聞き捨てならないせりふを!心配した晴美は、劇団の主宰者・黒島とのデートに同席したが、黒島のかつての恋人・しおりが現れ・・・!?しおりは主役と恋人を恵利にとられて、心理療法のグループ治療に参加していた。そこには、上司の罪を背負ってクビになった男、浮気願望の妻、主席を奪われて心身症になった優等生が通っていたが、その関係者たちに殺人続発!がんばれホームズ!
コメント:おもしろいです。確かに人生に正誤表月蹴られれば・・・と思わなくもないけど、それは所詮他人の人生ですものね。空想だけで充分。
著者:赤川次郎
出版:毎日新聞社
初版:1993.02.05.
紹介:辻山房夫はちょっとくたびれたサラリーマン。結婚していることになっているが、実は独身。親からは結婚資金、会社からは結婚手当までもらっている。もちろん秘密だ。一方真田邦也は、大学生。実は親に内緒で結婚してしまっている。
そんなところへ辻山の父親と、真田の母親がふるさとからそろって上京するという!!
さあピンチ!どうやって切り抜けるか?
殺人犯の女。やくざな男。刑事がからんで繰り広げる奇想天外なドラマの結末は?
コメント:「シングル」と言うタイトルから、独身のLの恋の物語を連想しかけ、畑と考えた。「赤川次郎」の作品だ、そんなことはないぞ・・・
次からつぎへと繰り出すとんでもないキャラクターにどんなつながりがあるのかとワクワクドキドキ。最後は赤川流のほのぼのハッピーエンドで、ホッと一息。
著者:赤川次郎
出版:集英社
初版:1992.08.
紹介:麗子が<暗黒通り>の不良、ケンと結婚して生まれたのが、南条家のアイドルサッちゃん。サッちゃんが通う名門四ツ葉学園幼稚園に爆弾がしかけられた・・・。幼稚園をめぐるはらはらドキドキのユーモアミステリー。
コメント:双子姉妹もさることながら、「春子さん」なくして事件は解決しない!?
お気軽な1冊です。
著者:高村薫
出版:毎日新聞社
初版:1997.12.05.
紹介:ビール会社を狙った脅迫事件。本当の目的は?レディ・ジョーカーたちの陰で、本当に悪事を働いているのは・・・?
コメント:久々に読み応えのある本でした。上巻を読むのに4日(人物設定を確認しながら)、下巻は一気に1日で読みました。
この本の中の登場人物たちが、なぜかとても「いとおしい」感じがする。犯人レディ・ジ
ョーカーだけでなく、企業のトップも、警察も、新聞記者も、みんなトランプの中の1枚に過ぎないのだと思う。
だったらこのトランプを使ってゲームをしているのは誰だろう・・・?ふと、そんなことが頭の隅をよぎった。
図書館で予約をしたのが5月。9月にやっと順番が来ました。
著者:伊達将範
出版:電撃文庫
初版:1998.05.25.
紹介:井上涼子がアメリカから帰ってくる!と言っても、受験での話。悪友の堂島伸から受験が将来に繋がる大切なイベントだと改めて教えてもらった大沢悟は、「おれが力になってやる」と大張り切りだ。しかし、やることなすこと失敗ばかりで、逆に涼子をはらはらさせっぱなし。しかも受験の前日。涼子は風邪をひいてしまい・・・。
コメント:「涼子ちゃん戻ってきてよかったなぁ。」と気分は、悟くんモードです。
あいかわらずよい子の悟くん。高校生ってちゃらちゃら遊んでるみたいだけど、結構マジで考えてたなーと思う。悟くんも色々悩んで成長していくんだね。
「ルームメイト」気に入ってたんだけど、これで完結みたい・・・残念。
大学生の「ルームメイト」もいいのになー。
著者:伊達将範
出版:電撃文庫
初版:1997.09.25.
紹介:いまや涼子と悟は単なるルームメイトを超えてカップルである。それはそれで面倒なことが起こり・・・そして最大の問題発生!恋のライバル出現!!その女の子・前園めぐみは、悟の同級生であり、物怖じしない性格で積極的に悟にアタックを開始した!学校が違う涼子にはやや不利な状況である。
おかげで台風で家が壊れて同じ部屋に住む(!)ということになったにも関わらず、どうも2人はぎこちない。果たして、悟に幸せはやってくるのか?
人気ゲーム「ルームメイト」のノベライズに待望の続編登場!!
コメント:作者がかわりました。でも意外と気になりません。
涼子ちゃんは相変わらず可愛いけど、さらに悟くんがいいですね。そして悩んでいる悟くんに、いつも的確なアドバイスをくれる友達がいるというのが、スゴークいいな。
著者:赤川次郎
出版:集英社
初版:1988.07.
紹介:顔はそっくりでも性格は正反対の南条家の双子姉妹。
結婚した姉の麗子に赤ちゃんが生まれたものの、突然行方不明に!南条家をおそう怪事件に双子コンビの大冒険が始まった。
コメント:この話、ほとんどが会話で成り立っている。個性的なキャラクター揃いだけど、「春子さん」が一番好き。いつもながらのどたばた事件だけど、事件の裏には大物の影。楽しめます。
著者:新井素子
出版:コバルト文庫
初版:1992.06.10.
紹介:蘇我夫妻と孫の祥子が、宙港を占拠したテロリストの人質、、さあ一大事!太一郎さんと水沢所長は現場に急行。真樹子さんとはりあって私(麻子)も封鎖された宙港に突入することになったのだけど・・・・・・。
その間、真樹子さんがなぜ家族にこだわるのか、テロリストがなぜ行動をおこしたのか事情も少しわかってきたの。でもまた新たな陰謀が発覚!!決死の脱出が敢行されて・・・・・
コメント:家族とか、親子とか、んんん・・・。SFコミックだけど、テーマは意外と身近です。この作品はあまり教訓的ではないけど、ちょっと社会も風刺していたりするのがおもしろいです。