ストローバー

歩くための、足にいい靴が欲しいと思って、デパートまで出かけた。
健康のためにバイト先までの20~25分を歩こうと思っているのだ。ちなみに今週は月・火と歩いていった。パンプスでも歩けるのだが、ウォーキングシューズを買おう!
スポーツシューズ売り場にあるだろうと思ったので、その前に、普通の婦人靴売り場を覗き、どんな靴があるか、参考にすることにした。
ウォーキングシューズ・・・あったあった・・・???けっこういいお値段が付いてる。
お店の人に勧められて、はいてみると、これがなかなか履き心地がいい。
初めて足の大きさを測ってもらったら、右が21.9 左が21.5大きさが違う!
しかも、足に幅と厚みがない!
選んだサイズは22cmのEだった。かかとがしっかりと靴に合って、足先は締め付けは少ないが、前にすべるようなことがない。
うーん。いい靴だけど、ちょっとなぁ・・・?
他の靴売り場を覗いて、履き心地を試すことにする。
まず、スポーツシューズのコーナーに行くと。22cmはあれど、みんな3Eなのだ。実際にはいてみても、かかとが浮く。でも、ファスナーが付いてるから、着脱は楽そうだ。完全防水と言うのも気になるけど…けれどやっぱり、かかとが気になる。
再度、婦人靴売り場で他の靴を試すが・・・どうも、最初に履いた靴が気になる。
結局、ストローバーのブーツタイプを買うことにした。色も、ワインというかチョコと言うか。なかなかいい色だ。最初に対応したおじさんのセールス手腕が良かったのかもしれない。
みると、パンプスもあるじゃないの・・・またの機会にパンプスも履いてみよう。
ちょうどセール中で1割引だし・・・
というわけで、時々、とんでもないものに一目ぼれしてしまう私なのだった。

わたしスタイルの暮らし

著者:青柳啓子
出版:筑摩書房
初版:2005.03.25.
紹介:リネン・麻紐・自然素材・手作り・野の草花。ページをめくるとそこには居心地のよい空間が広がっている。家族のために?自分のために?主婦は「ライフクリエーター」
コメント:時間の1/3を子供のために。1/3を主人のために。1/3を自分のために。自分を見失わず、そして家庭も大切にしながら、暮らしていく日々の様々なヒントやアドバイスがさりげなくちりばめられている。そんなふうに出来たら、いいよねぇ。

バスジャック

著者:三崎亜記
出版:集英社
初版:2005.11.30.
紹介:タイトルを見たときに、九州で起きた少年によるバスジャック事件を思い出した。そんなイメージを持って読み始めたのだが…まったく違った。
「二階扉をつけてください」:妻の留守中に、訳も分からずに「二階扉」をつけたのだが、その使い方は?
「しあわせな光」:街を見下ろす丘の上から見た自分の部屋の中には、昔の自分の姿が見えた…
「二人の記憶」:二人が話す記憶の食い違い。僕の知らない二人の過去・歴史。正しいのは彼女の語ることだろうか?でたらめなのは僕の記憶?
「バスジャック」:国民の「バスジャックをする権利」「バスジャック規正法」バスジャックはひとつの流行となり、失敗した暁には「バスジャック失敗者」「バスジャック棄民」としてその後の人生を送ることになる。シロウト集団のバスジャックが横行する中で、我々新・黒い旅団は「真のバスジャック」を遂行する。
「雨降る夜に」:見知らぬ若い女性が僕の部屋を訪れたのは雨の降る夜だった。「お借りした本だけは濡らさないようにと思っていましたから…」
「動物園」:動物のイメージを膨らまし、そのイメージに融合する。それが私の仕事だった。
「送りの夏」:老人はマネキンのように動かない老婆を車椅子に乗せ、静かに語りかける。別れる心の準備ができるまで…。
コメント:予想したのとは、だいぶイメージが違ったけど、この非現実的な状況の中で、主人公たちが、あまりあたふたと戸惑わないところが、今風でしたたかなのかもしれない。たとえば、阿部公房の作品の中では、その非現実的な日常の中におかれた主人公たちが、かなり疲労困憊していきながら、だんだんその異常さの中に取り込まれていく姿があったような気がするんだけど。

沖で待つ

著者:絲山秋子
出版:文藝春秋
初版:2006.02.25.
紹介:勤労感謝の日」:女性総合職を不本意な理由で辞めなければならなくなった無職の私。なぜ勤労感謝の日に、したくもないお見合いなんかして、勝手なことを言われなくちゃならないのか…
「沖で待つ」:同期入社の男・太っちゃんとは、秘密の約束があった。お互いに何かあったときにはパソコンのHDDを壊して、中を見られないようにすること…
コメント:今年の芥川賞だ。面白いことは面白い。だけど、年代が違うのでなかなか共感はしにくい。いや…わかるんだけどね。ずっと、バリバリの仕事をしてきて気が付いたら30過ぎて…その状況なら、もっと心にスパッと切り込んでくるだろうな。

幸福な食卓

著者:瀬尾まいこ
出版:講談社
初版:2004.11.19.
紹介:「お父さんである事をやめ、そして仕事も辞めようと思う。これからは弘と読んでくれればいい。」
こんなことを朝食のときに言われたら、中学生の娘はなんと答えたらいいのだろう。のっけから、慌ててしまった。私はすっかり感情移入し、直ちゃんの何でも深く考えないと言う思考に頼り、一見幸せそうな家族の中にある、不安定な要素をどうやってクリアして行ったらいいのかとドキドキしながら読み進んだ。
家を出て行ったお母さん。直ちゃんとその恋人のヨシコさんの関係。私と大浦君。家族ってなんだろう?家族が果たすそれぞれの役割はなんだろう?
コメント:この本は気に入りました。いろいろ考える事もあったし、忘れていたことや大切なことを思い出させてくれる本でした。

私の頭の中の消しゴム

kesigomu.jpg若年性アルツハイマー病になった妻は夫のことを忘れ、昔愛した男の名を呼び「愛してる」とささやく。本当に愛しているのは・・・
記憶がなくならないうちに、伝えておかなければならない言葉がある。
最近、記憶がなくなる映画が多いと思う。アルツハイマーもかなりメジャーな病気になったものだ。しかし…実際の病気は記憶がなくなるだけじゃない。他の身体的機能もどんどん失われていく…と、シビアな私は思ってしまった。

チェチェンで何が起こっているのか

著者:林克明 大富亮
出版:高文研
初版:2004.03.25.
紹介:カスピ海と黒海に挟まれた広さ岩手県ほどのチェチェン共和国。大国ロシアは何故ここに侵攻し、チェチェン民族の抵抗はなぜ続くのか。厳戒のチェチェン潜入ルポとウォッチャーの考察による、チェチェン問題理解のための入門書!(帯カバーより引用)
ロシアにとってチェチェンは地理的に軍事上の要所で、なおかつ油田やパイプラインなどの資源を持つ。チェチェンが独立すると、周辺地域も独立への動きが出てくるだろう。ロシアにとってチェチェンは統一国家の維持に欠かせないものなのである。
そのために、チェチェンの土地から、強制的にチェチェン人を移動させ、様々な裏工作を行い、民族そのものを絶滅させようとする。
チェチェン人が自らの命と民族、そして国を守ろうと戦うことは当然のことといえるだろう。
「チェチェン問題」は「ロシアによるチェチェン侵略問題」である。
目次
1.なぜチェチェンで「戦争」は続くのか?
2.モスクワ劇場占拠事件─知られざる当事者の肉声
3.チェチェンで続いている拷問、虐殺、処刑
4.忘れえぬ人々─現代チェチェン人群像
5.ジャーナリストの誕生
6.チェチェン戦争の諸相
7.何のための苦しみか
コメント:ニュースで聞いたことがあるけれど、チェチェンという地域もその状況も全く関心がなかった。ソ連から引き続くロシアとの問題は根深いものがあるのだと知らされた。

風と共に去りぬ

kazetotomonisarinu.jpgタイトルはずっと前から知っている。けれども見たことはなかった。実はストーリーも知らなかったのだが、きっとすごいラブストーリーだとなぜか思い込んでいた。名画だといわれるし、ぜひ一度見てみたいと思っていた作品。昨日105円で借りてきました。
しかし・・・こういうストーリーとは知らなかった。南北戦争という時代背景はまあわかるとしても、自分が幸せを手に入れるためには手段を選ばない。このスカーレットと言う女性が、どうして人々の支持を受けるのか?結局私には最後まで理解できなかった。いろんなことをして、人を裏切って、最終的に「タラ」と言う土地が一番自分にとって大切だと思うしかない人生??ウーム。私、読み込みが浅いのかなぁ?
それとも支持を受けているのは、こんな我が儘な女に、尽くしてしまうレッド・バトラーのような男性が、自分の目の前に現れて欲しいという、女性の願望なのかしら?
この映画。男性が見てやっぱり素晴らしい映画なのかな?私の見方が、大きく間違っているのかしら?
というわけで、見てビックリな映画でした~。

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

pire.jpg今日はDVD105円の日。「私の頭の中の消しゴム」があったらいいなぁ・・・と思ったが、ひとつもなかった。
そこで見てなかった作品「パイレーツ・オブ・カリビアン」。今年の夏に2作目が公開されると言うので、ぜひとも見ておきたいと思って借りてきました。
映画初心者の私にとって、ジョニーディップのなんとも個性的なキャラクターにビックリ。「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラスをやっていたオーランド・ブルームもなかなかステキ。
俳優もだけど、ストーリーが単調じゃなくて、とても楽しめました。映画館で見たかったなぁ。

ナルニア国物語

narunia001.jpg娘が久々の休日なので見に行った。「ナルニア国物語」は原作を昔に読んでいて、娘も子どもの頃、私の本棚から引っ張り出して読んでいた。なので、映画になると聞いたときには、絶対に見に行かなくては!と決めていたのだった。
原作7巻を読んでいる私としては、それなりに楽しめたが、客観的に見ると、どうだろう? やはり原作が児童書だから、映画も児童向けに出来てるような気がする。同じファンタジーでも「指輪物語」とはちょっと奥行きが違うような気がするのは私だけかな?強いて言えば、「ハリポタ」に近い位置にあるような印象だった。
部活が忙しい娘と映画を見たのは約一年ぶり。それはそれで楽しかったわ。