4U

著者:山田詠美
出版:幻冬舎
初版:1997.08.15.
紹介:男と女の短編集。
「ベニテングダケ」を食べにいっているマル。白紙の遺書を残したふうちゃん。子どもを永遠にちっちゃな子どもだと思っているマミィ。マンションの隣に住む不倫相手。あつ子女王様!etc・・・
色々な人間の様々な思いが交錯する。
コメント:山田詠美の本3冊目。短編だから仕方がないけど、もうすこしょりさげたさくひんのほうがすきかな・・・

ざ・ちぇんじ!

著者:氷室冴子
出版:集英社
初版:1983.01.
紹介:時は平安、所は京、世は泰平の極み。家柄の良さを誇る権大納言も、深刻は悩みを抱いている。権さんには二人の妻がいて・・・・ま、それはいいとして、悩みとは二人の子どものことなのだ。女の子は頭脳明晰、明朗活発で男の子として育ち、綺羅君と呼ばれて都中の評判。一方男の子は、これはもうすぐ失神してしまうほど繊細な神経の持ち主。今日も「大変どすえ・・・!」と、侍女の声が屋敷中にひびき渡る。
女なのに男として帝に使えるという秘密に、綺羅は日ごとに悩んでいた。さらに弟までが女として宮中入りするとは・・・。しかも、女の身でありながら結婚してしまった綺羅だったが、できないはずの妻の三宮に赤ん坊ができてしまったなんて、バカな!相手はプレイボーイの宰相中将、浮気のつもりだったのだ。その中将に、今度は綺羅が迫られた。なんと男のはずの綺羅に・・・。バレたのでは!?
コメント:以前にもこの本は読んでいます。久しぶりに再読。
氷室冴子の「なんて素敵にジャパネスク」とともに、好きな本です。

ハーレム・ワールド

著者:山田詠美
出版:講談社
初版:1987.02.08.
紹介:黒人とのハーフ・サユリは色々な男と愛し合っている。
ベトナムの留学生ティエン・米軍の黒人兵スタン・シンイチ・クラウス・・・・
【作者のあとがきから】
これは一部の人達には好かれないだろうなと思った。特に男たちには。この女主人公は男たちには許し難い存在だと思う。でも、彼女を取りまく男たちはそれを許してしまう。男たちにそうさせる、彼女のもつものは何か・・・・
コメント:私は女だから、サユリは嫌いじゃないな。きっと彼女とつき合った男たちは、皆それぞれが本当にサユリを愛しているんだと思う。何よりもサユリが彼らを愛していたんだと思う。なんていうか・・・シンイチの気持ちが分かるような気がするな。

ミカドの淑女

著者:林真理子
出版:新潮社
初版:1990.09.25
紹介:明治天皇を取りまく、後宮の女官たち。
その中でひときわ目立つ下田歌子は、皇后に気に入られ女子教育・学習院女学部長をまかせられるほどになる。そんな歌子を取りまく男たち。情愛・策略。新聞にスキャンダルをばらまかれた歌子の行く末は・・・。
コメント:見たこともない「明治」「宮中」初めて耳にした「下田歌子」、そしてなじみのない「旧仮名遣いの新聞記事」。
思わず尻込みしたくなるような本なのだが、意に反して「おもしろい!」
下田歌子を取りまく様々な男女。歌子自身は語ることなく、周囲からの多方面からの光によって歌子が浮き彫りにされていく過程にワクワクする。
この本も群よう子さんの「本取り虫」に紹介されていた一冊です。林真理子の本ははじめて読んだけれどもおもしろかったです。

ジョイ・ラック・クラブ

著者:エィミ・タン
出版:角川書店
初版:1990.05.31.
紹介:中国からアメリカに渡ってきた4人の母親たちは、希望を胸に抱いてきた。中国人の母と、アメリカで生まれ、アメリカで育った娘たちのお互いを理解しがたい関係。母の死をきっかけに母親たちの過去、娘たちのとまどい、母娘関係を見つめていく・・・・
コメント:中国での母の生い立ちは、今まで私の知らなかった中国でした。
日本と中国という違い、年代の違いはあっても、母と子(娘)の思いはなかなか理解し合えないことがあるのかもしれない。
そ・なのに、母も娘もお互いを切り捨てることはできないんですね。
この本は、群れよう子さんの「本取り虫」に紹介されていた本です。「おもしろい」というよりは「心にひびく」本でした。

少年H

著者:妹尾河童
出版:講談社
初版:1997.01.17.
紹介:「この戦争はなんなんや?」
好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」と、ちょっと変わったその家族が巻き起こす愛と感動の物語。
(立花隆氏)
ここにはしたたかだが純粋な「少年H」の目を通してあの戦争の時代が活写されている。これは戦後50年という時間と、妹尾河童という個性を得て初めて形象化されたあの時代の「意味」である。
コメント:この本は中1の娘が友達から借りた本です。
上下あわせて700ページですが、読み進むうちにどんどん引き込まれてしまいました。妹尾さんが冒頭に書いているように、「ぜひ少年少女にも読んで欲しい」本です。
戦争の本なんて・・・・と、敬遠しないでぜひ手に取ってみて「少年H」の心を感じ取って下さい。

ステップ・ファザー・ステップ

著者:宮部みゆき
出版:講談社
初版:1993.03.25.
紹介:男は泥棒だった。ひょんな事がきっかけで男は両親に置き去りにされたふたごの兄弟と虚偽の親子間系を作ることになった。
したたかな兄弟と、次第に子どもたちと深く関わりを持ち、離れがたくなる男。
親子関係ってなんだ。社会の隙間、裏側を通り抜けながら、本当の姿が見えてくる・・・?
コメント:この本はHPに遊びに来てくれたtomoさんに紹介してもらいました。
この本面白かったです。ありがとう!!
去年宮部みゆきの本を何冊か読みましたが、私としては、こういうほのぼのとライトな作品は気に入りました。短編が集まっているので読みやすいで

BU・SU

著者:内館牧子
出版:講談社X文庫
初版:1987.09.05.
紹介:イイ女になりたい!!オニギリに目と鼻浜をつけたようなあたし、森下麦子は、海辺の町から東京のオバの家に。新しい学校、新鮮な毎日、で、そのうえ、美しくなるために”鈴女”っていう名で芸者さんの勉強もはじめた。のに、いぜん、あたしは”BUSU”・・・・。
けど、ある事件でステキな邦彦クンと心が通い、しかも、ハデ目のショーを主演して、なんと、全校一、キラメイてしまった!!フフフ、それには、こんな秘密があったの!
(表紙扉より引用)
コメント:自分に自信がもてない女の子が、一生懸命がんばって、そんな姿がカッコイイ男の子の目にとまる。まあ、そんなお話なんだけど、その女の子のいかにもグチグチと思い悩む姿が、きっと人ごとではなく思えちゃうだろうな。
自分が好きになれない女の子向け小説?

パラレルワールド・ラブストーリー

著者:東野圭吾
出版:中央公論社
初版:1995.02.07.
紹介:パラレルワールド=仮想現実
親友とその恋人の間で揺れる崇史の心。崇史の記憶の中にわずかな亀裂が生まれた。
「記憶パッケージ研究」「記憶の改編」
なくした記憶をたぐり寄せた崇史の目前に表れた現実は・・・・
身体的に障害を持つ親友とその恋人の間で、崇史は悩みつつも恋人を奪ってしまう。
恋人を奪われた苦しみを取り除くために彼は恋人のいた記憶を消そうとする。友情を守るために・・・・
コメント:これ、SFでした。東野圭吾の作品は初めて読みました。結構面白かったです。
「アルジャーノンに花束を」をちょっと思い出しました。

キッチン

著者:吉本ばなな
出版:福武書店
初版:1988.01.30.
紹介:両親を亡くし、祖父を亡くし、そしてとうとう祖母も亡くしてしまった「みかげ」。広い家でたった一人になってやっと落ち着いて眠れる場所はキッチンだった。その家も出なくてはいけない。そんなみかげに声をかけたのは雄一だった。
みかげと、雄一と、雄一の母である父との3人の奇妙な共同生活が始まった。
コメント:3つの短編が収められたこの本はどれも身近な人との死と向き合っている。題名だけは有名なので知っていましたが、やっと読む機会が訪れました。
この本も群よう子さんの「本取り虫」で紹介されていた本です。