映画館で見たのだけれど、娘が見たいというので、さっそくDVDを借りに行った。ところが、棚はみんな貸し出し中で空っぽ!しかし、もしかしたら・・・・と返却済みの棚を捜したら、ひとつだけありました!ラッキー!
原作はイギリスの子供向けのファンタジー「チョコレート控除の秘密」。
ずいぶん古い作品だけど、そこに描かれている子供たちへのメッセージ・或いは風刺・皮肉は現代でも通じるものがあり、それが、色鮮やかでファンタスティックな映像と、軽妙なウンパ・ルンパのダンスで描かれていて、思わず引き込まれてしまう。「子供向けのファンタジーね…」などと、侮ってはいけない。
原作にはない、ウィリー・ウォンカの子供時代のトラウマとその克服も分かりやすくていい。
映画館で見てるのに、また新鮮な気持ちでみてしまいました。意外と見落としたり忘れているシーンもあって、それはまた別の意味でショックだったりして・・・。まさか、居眠りしてたわけじゃないよねぇ?
著者:森博嗣
出版:2005.06.25.
初版:中央公論新社
空を飛ぶこと、戦闘だけがクサナギの生きている意味。だけど、社会という大人たちはそれを許してはくれない。ティチャーとの思いがけない再会。再び戦闘。限りない喜び。
永遠の子供キルドレであるクサナギの物語。自分の好きなことだけをして生きていけたらどんなに幸せだろう?やりたいことがある人は多分、誰しもそう考える。だけど多くの現実は子供たちにそれを許してはくれない。クサナギの中に森博嗣を見るような気がするのは誤りだろうか?
著者:藤本ひとみ
出版:講談社
初版:2005.10.31.
藤本ひとみの作品らしく、フランスの歴史の流れの中でシャネルの恋愛を中心に物語りは進む。仕事と恋愛とどちらを選択したらいいのか?自分にとっての幸せ・生きている価値はどこにあるのか?ココ・シャネルの生い立ち、生きてきた時代背景。恋愛と仕事、その人生を描く。
孤児院に預けられても、強い意志で屈することのないガブリエル。その常に前向きの生き方には感心させられる。帽子デザイナーからファッション・香水・装身具。しかしそこには、ガブリエルの女性としての生き方が貫かれている。「可愛い守られる女性ではなく、自ら考えを持ち行動する女性のための服」ブランドのひとつとしてのイメージしかなかったのだが、ちょっと見方が変わったかもしれない。
昨日借りてきたもう一本がこれ。上映中からちょっと気になっていた作品です。
若い頃、海に飛び込んで脊髄を損傷したために、首から下が不自由となった主人公が26年間介護されて生きてきた。しかし、人間としての尊厳を守るために、尊厳死を裁判で勝ち取ろうと訴訟を起こした。
自分自身の人生のために死を選択しようとする主人公と、自分たちの生活を犠牲にして介護を続けてきた家族たち。家族として生き続けて欲しいと願うことは、主人公にとっては指図されていると感じてしまう。
尊厳死をめぐる裁判が公になり、主人公への応援、家族に対する非難など、さまざまな反響がでる中、苦悩する主人公と家族たちの姿が浮き彫りにされる。
自分自身の意思をもってする尊厳死。そして、尊厳死さえ選択できなくなる未来が待っているとしたら・・・いろんな思いが交錯しました。
朝から冷たい雨が降っている。寒くてジムに行く勇気が出ないので、サボってしまった。だけど、今日はビデオDVDが105円の日!それじゃぁ行かなくっちゃ!という訳で借りてきました。「アイランド」
汚染された世界から守られている人間たち。かれらは夢のアイランドに行くことを切望している。しかし、真実は人間が自分の体の保険のために作ったクローン(製品)だったのだ。契約者はクローンは植物のように臓器を栽培していると思わされている。クローンが現実を知ったとき・・・
逃げて、追いかけて、スリルとアクションが満載。しかしだ・・・ラストはあれでよかったのか?クローンを作ることの是非もそうだが、解放された彼らが、その後どうなっていくのか?そっちの方がもっと気になる映画だった。
著者:阿保順子
出版:岩波書店
初版:2004.02.20.
認知症患者間の会話は成り立っていない、しかし大切なのは、会話をしている雰囲気を共有すること。繰り返される行動パターンの中にそれぞれの生きてきた歴史や性格が凝縮されている。
認知症のお年寄りにとって、こうした病棟で集団生活を送るのと、家庭で家族と過ごすのとどちらが幸せなのだろう?家庭の中に閉じ込められ理解されず、介護する家族がストレスで消耗し、楽しい雰囲気さえ感じることが出来ないのなら、家族と認識できない他人といるよりは、同じ認知症同士でそれぞれの世界を重ね合られた方が幸せかもしれない。
認知症の一見不思議な言動を、客観的にとらえ、その世界を受け入れることができれば、家庭介護もうまくいくのだろうか?難しい問題だ。
著者:久坂部羊
出版:幻冬舎
初版:2004.11.25.
医療ミスの告発・裁判の話かと思ったら、実は日本の高齢者化を食い止める秘策の話でもあったのです。
研修医の診断ミスなど医療過誤については気になることが多い。しかしそれよりも、日本社会の高齢化を招いたのが医療の無計画な延命治療研究の結果だという指摘がちょっと恐ろしかった。PPK(ピンピンコロリ)誰だって年を重ねて周りの人に迷惑かけることなく、その生涯を終えたいと思っている。だからといって寿命を国家統制されるのはまた別の問題だ。
投げかけられているテーマも興味深いし、登場人物と話の展開も面白くひきつけられる。いろんなことを考えさせられた。
著者:里美蘭 原作:三田紀房
出版:講談社文庫
初版:2005.11.25.
偏差値30で東大を目指すなんて…ありえないだろう?と思ったら、そこで終わりなのかもしれない。読んでいると受験生なら勉強のテクニック・ノウハウを試したくなるだろうな。技術だけでなく、なぜ勉強をするのか?何故、東大なのか?建前だけではなく、それぞれの置かれる利害関係も含めて、書かれてるところがなかなか面白い。コミックも面白そうだけどノベライズの続きが楽しみ。
テレビを見たのは校庭に「ドラゴン桜」を移植するワンシーンだけだった。テレビも見ればよかったなぁ。
学生時代の友達と5年ぶりくらいに集まりました。
受験期の子供もいる年代ですが、集まれば、すぐに昔に戻ります。
場所はKIHACHI銀座店、ここで「平日ランチ限定・4人集まればプティパーティプラン」を予約しました。
ゆっくりお話も出来たし、楽しいひと時でした。
3日間、ジムが館内整備とやらで休館だったせいで、久しぶりのジムは盛況。
私も運動不足が気になって、恐る恐る体重計に乗りましたが・・・
・・・よかったぁ~。恐れていたほどではなかった。
という訳で、またがんばろう!と久しぶりに汗をかいた一日でした。
今日のプログラム 〈バランスボール〉
大きなボールの上に乗ってバランスをとりながら、体の筋肉を鍛えます。
見た目よりきつかったりする・・・