著者:絲山秋子
出版:文藝春秋
初版:2006.02.25.
紹介:勤労感謝の日」:女性総合職を不本意な理由で辞めなければならなくなった無職の私。なぜ勤労感謝の日に、したくもないお見合いなんかして、勝手なことを言われなくちゃならないのか…
「沖で待つ」:同期入社の男・太っちゃんとは、秘密の約束があった。お互いに何かあったときにはパソコンのHDDを壊して、中を見られないようにすること…
コメント:今年の芥川賞だ。面白いことは面白い。だけど、年代が違うのでなかなか共感はしにくい。いや…わかるんだけどね。ずっと、バリバリの仕事をしてきて気が付いたら30過ぎて…その状況なら、もっと心にスパッと切り込んでくるだろうな。
著者:瀬尾まいこ
出版:講談社
初版:2004.11.19.
紹介:「お父さんである事をやめ、そして仕事も辞めようと思う。これからは弘と読んでくれればいい。」
こんなことを朝食のときに言われたら、中学生の娘はなんと答えたらいいのだろう。のっけから、慌ててしまった。私はすっかり感情移入し、直ちゃんの何でも深く考えないと言う思考に頼り、一見幸せそうな家族の中にある、不安定な要素をどうやってクリアして行ったらいいのかとドキドキしながら読み進んだ。
家を出て行ったお母さん。直ちゃんとその恋人のヨシコさんの関係。私と大浦君。家族ってなんだろう?家族が果たすそれぞれの役割はなんだろう?
コメント:この本は気に入りました。いろいろ考える事もあったし、忘れていたことや大切なことを思い出させてくれる本でした。
若年性アルツハイマー病になった妻は夫のことを忘れ、昔愛した男の名を呼び「愛してる」とささやく。本当に愛しているのは・・・
記憶がなくならないうちに、伝えておかなければならない言葉がある。
最近、記憶がなくなる映画が多いと思う。アルツハイマーもかなりメジャーな病気になったものだ。しかし…実際の病気は記憶がなくなるだけじゃない。他の身体的機能もどんどん失われていく…と、シビアな私は思ってしまった。
著者:林克明 大富亮
出版:高文研
初版:2004.03.25.
紹介:カスピ海と黒海に挟まれた広さ岩手県ほどのチェチェン共和国。大国ロシアは何故ここに侵攻し、チェチェン民族の抵抗はなぜ続くのか。厳戒のチェチェン潜入ルポとウォッチャーの考察による、チェチェン問題理解のための入門書!(帯カバーより引用)
ロシアにとってチェチェンは地理的に軍事上の要所で、なおかつ油田やパイプラインなどの資源を持つ。チェチェンが独立すると、周辺地域も独立への動きが出てくるだろう。ロシアにとってチェチェンは統一国家の維持に欠かせないものなのである。
そのために、チェチェンの土地から、強制的にチェチェン人を移動させ、様々な裏工作を行い、民族そのものを絶滅させようとする。
チェチェン人が自らの命と民族、そして国を守ろうと戦うことは当然のことといえるだろう。
「チェチェン問題」は「ロシアによるチェチェン侵略問題」である。
目次
1.なぜチェチェンで「戦争」は続くのか?
2.モスクワ劇場占拠事件─知られざる当事者の肉声
3.チェチェンで続いている拷問、虐殺、処刑
4.忘れえぬ人々─現代チェチェン人群像
5.ジャーナリストの誕生
6.チェチェン戦争の諸相
7.何のための苦しみか
コメント:ニュースで聞いたことがあるけれど、チェチェンという地域もその状況も全く関心がなかった。ソ連から引き続くロシアとの問題は根深いものがあるのだと知らされた。
タイトルはずっと前から知っている。けれども見たことはなかった。実はストーリーも知らなかったのだが、きっとすごいラブストーリーだとなぜか思い込んでいた。名画だといわれるし、ぜひ一度見てみたいと思っていた作品。昨日105円で借りてきました。
しかし・・・こういうストーリーとは知らなかった。南北戦争という時代背景はまあわかるとしても、自分が幸せを手に入れるためには手段を選ばない。このスカーレットと言う女性が、どうして人々の支持を受けるのか?結局私には最後まで理解できなかった。いろんなことをして、人を裏切って、最終的に「タラ」と言う土地が一番自分にとって大切だと思うしかない人生??ウーム。私、読み込みが浅いのかなぁ?
それとも支持を受けているのは、こんな我が儘な女に、尽くしてしまうレッド・バトラーのような男性が、自分の目の前に現れて欲しいという、女性の願望なのかしら?
この映画。男性が見てやっぱり素晴らしい映画なのかな?私の見方が、大きく間違っているのかしら?
というわけで、見てビックリな映画でした~。
今日はDVD105円の日。「私の頭の中の消しゴム」があったらいいなぁ・・・と思ったが、ひとつもなかった。
そこで見てなかった作品「パイレーツ・オブ・カリビアン」。今年の夏に2作目が公開されると言うので、ぜひとも見ておきたいと思って借りてきました。
映画初心者の私にとって、ジョニーディップのなんとも個性的なキャラクターにビックリ。「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラスをやっていたオーランド・ブルームもなかなかステキ。
俳優もだけど、ストーリーが単調じゃなくて、とても楽しめました。映画館で見たかったなぁ。
娘が久々の休日なので見に行った。「ナルニア国物語」は原作を昔に読んでいて、娘も子どもの頃、私の本棚から引っ張り出して読んでいた。なので、映画になると聞いたときには、絶対に見に行かなくては!と決めていたのだった。
原作7巻を読んでいる私としては、それなりに楽しめたが、客観的に見ると、どうだろう? やはり原作が児童書だから、映画も児童向けに出来てるような気がする。同じファンタジーでも「指輪物語」とはちょっと奥行きが違うような気がするのは私だけかな?強いて言えば、「ハリポタ」に近い位置にあるような印象だった。
部活が忙しい娘と映画を見たのは約一年ぶり。それはそれで楽しかったわ。
著者:山本一力
出版:文藝春秋
初版:2002.06.30.
紹介:1.家族の力 直木賞「あかね空」を生み出した家族の力について語る。自分の母と生い立ち。2度の離婚と3度目の結婚で手に入れた妻と2人の息子。かけがえのない家族によって支えられている。
2.家族の絆 3.明日はあなたの味方 4.家族の愛(もうひとつの「あかね空」)エッセイ集。
コメント:山本一力のエッセイから素顔を覗き、作品を読んだら、また楽しいかもしれない。
著者:石田衣良
出版:徳間書店
初版:2005.11.30.
紹介:みずきとあさひの目前に現れたひかり。子供たちはちょうど正三角形の頂点のようにバランスをとっている。しかし、恋はやがてそのバランスを崩していく。人を好きになる恋の不思議と避けられない世界の残酷さ、夏の夜の緑豊かな園庭で、一夜に起こるファンタジー。
コメント:いつか子どもたちのために書いてみたかったと、石田さんは冒頭で書いているけれど。どうだろう?確かに主人公はいままでよりももっと幼い子どもになっている。幼稚園生だ。だけど、これって子供向けの本だろうか? 違うなぁ。
著者:春江一也
出版:集英社インターナショナル
初版:2005.11.30.
紹介:「プラハの春」「ベルリンの秋」につづく中欧三部作の完結編。外務省を退職させられた亮介に与えられた使命とは?宗教を隠れ蓑にしている武器商人の暗躍。その裏側で繰り広げられているのは?北朝鮮・ロシアのテロリスト・中東戦争・そして秘密諜報員。彼らが狙っている武器とは?
コメント:読んだと思っていた「ベルリンの秋」どうもまだ未読だったらしい。さっそく予約。