θは遊んでくれたよ

著者:森博嗣
出版:講談社
初版:2005.05.07.
紹介:飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。
さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。自殺?連続殺人?「θ」の意味するものは?
 N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は……。
 好調Gシリーズ第2弾!(裏表紙より引用)
コメント:Gシリーズ。新しいシリーズかと思えば、萌絵ちゃんは健在だ。
それどころか、保呂草やら、真賀田四季の影もちらほらしている。
森博嗣は、この世界をどこまで広げるつもりなんだろう?

優しい秘密 おいしいコーヒーの入れ方Ⅷ

著者:村山由佳
出版:集英社
初版:2004.05.29.
紹介:引越ししたことを、星野りつ子に知られてしまった!
誰も傷つけたくなくて、二人の関係を守りたくて、いろんなことを秘密にしてきた。
そんなやり方が、破綻してきてるんじゃないか?
落ち込む僕に、叔母が追い討ちをかけた。「かれんと付き合ってるって、本当?」
僕の頭は真っ白になり・・・・。(引用)
コメント:二人の展開は、なかなか進まない・・・?
二人のこれからと、かれんの将来。彼女のやりたいことを応援することと自分の気持ちとの間で悩む勝利。
ゆっくりゆっくり進んでいくこのストーリーに、少々イライラしたりして、ダメかなぁ

生まれる森

著者:島本理生
出版:講談社
初版:2004.01.30.
紹介:終わったはずの恋、相手を救おうとして引きずり込まれ深く傷ついてしまう。まるで、
深い森に入り込んでしまったように・・・
そんな森か救おうと、心配してくれる友だち・家族。
コメント:傷ついたり、困ったり、悩んだり、そんなときに助けてくれる人が側にいてくれれば、話を聞いてくれるだけでも、抱きしめてくれるだけでも…。
傷つくことを恐れていては何も始まらないかもしれない。

天国の本屋

著者:松久淳 田中渉
出版:かまくら春秋社
初版:2000.12.31.
紹介:大学の4年間はあっという間に過ぎ、しかもやりたいことも見つからない「さとし」20社近く受けた就職試験も採用通知は来ない。
そんな時、ふとしたきっかけで「天国の本屋」でバイトをすることになる。
今まで気づかなかった本とのかかわり、忘れていた朗読。人に認められ求められる喜びに気づく。
だけど、「ユイ」だけは姿を消してしまう・・・。「ユイ」が現世に残してきた思いは?
コメント:「ろけっとこざる」「泣いた赤おに」どちらも懐かしい本だが「ナルニア国ものがたり7・さいごの戦い」が出てきて、久しぶりにこの本を読んでみたくなった。

海辺のカフカ 下

著者:村上春樹
出版:新潮社
初版:2002.09.10.
紹介:猫の言葉を話せるナカタさんの周りには、不思議なことが立て続けにおきる。そのナカタさんに惹かれて一緒に旅を続ける星野さん。
家出の理由は父の呪縛から逃れること。図書館の一部になったカフカと、まだ会ったこともないナカタさんとの関連は?
コメント:

海辺のカフカ 上

著者:村上春樹
出版:新潮社
初版:2002.09.10.
紹介:15歳の誕生日に、僕は家出をする。それより前では早すぎるし、それよりあとになると、多分手遅れになる。僕が向かうべき場所は、多分四国高松・・・そこしかない。
世の中の様々な理。自分を見失わないためにすべきことは?運命は砂嵐に似ている、その砂嵐を抜け出した後、君はもう以前の君ではない。カラス
コメント:少年の家出と、1946年に起きた失神事件との関連性がまったく予測できなかった。
このまったく関係性のないふたつの出来事が、これからどうかかわっていくのか?
それがとても興味深かった。

手紙

著者:東野圭吾
出版:毎日新聞社
初版:2003.03.01.
紹介:二人きりの兄弟。両親をなくした兄が弟の学費捻出のために犯してしまった強盗殺人。
服役中の兄からの手紙と、殺人犯の身内として、人生を振り回される弟。
罪の償い。被害者の家族と加害者の家族。世間からの差別・・・。
自分自身と新しい家族を守るためにはどうすればいいのか。
コメント:悲しい・悔しい・怒り・恐れ・挫折・諦め・・・
読んでいて心に浮かぶのはどんな言葉がぴったり来るだろう?
憤り・・・かな?虚しいかな?どんなに努力をしても足元から崩されてしまう。
絶望的な気分です。それでも、切れないのが肉親なのかな・・・。切ないな。

巷説百物語

著者:京極夏彦
出版:角川文庫
初版:2003.06.25.
紹介:怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議なものたちと出会う。
御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧───。長雨の一夜を、江戸で流行の百物語で明かすことになったのだが・・・。
闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女───彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか───。
世の理と、人の情けがやるせない、物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説、シリーズ第一弾!(裏表紙より引用)
「小豆洗い」「白蔵主」「舞首」「柴右衛門狸」「塩の長者」「柳女」「帷子辻」
コメント:「後巷説百物語」を読んだので、こちらを読みたくなりました。
感想は、「百介さんが若い!!」

坂の途中(おいしいコーヒーの入れ方Ⅶ)

著者:村山由佳
出版:集英社
初版:2003.05.30.
紹介:カレンが忘れていった本を見つけた僕は、言い知れぬ不安に襲われた。
「あいつは何をしようとしているんだろう?」
ただ話したいだけなのに、それすらうまくいかない・・・。
そんな時、僕はついにカレンの兄「風見鶏」のマスターを怒らせてしまった。
コメント:このシリーズ、どのくらい続くんだろう?と心配になります。
勝利はすこしづつ成長していく様子が見えるのだけど、色々大変で思わず、「ショーリ。ガンバレ!」なんて、心の中で声援の送ってみたりして。
今後ちょっと気になるのは、ネアンデルタール人の先輩ですね~。

幻世の祈り 家族狩り第一部

著者:天童荒太
出版:新潮文庫
初版:2004.02.01.
紹介:高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。
馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。
児童心理に関わる氷崎遊子は、虐待される女児に胸を痛めていた。
女子高校生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。(裏表紙より引用)
コメント:何年か前に「家族狩りを読んだ」家族や家庭の崩壊がその子供に影響する力を思うと、
とても怖かったのを覚えている。
今回、また新に書き下ろしとなっているが、大筋ではストーリーが変わらないんだろ
うか?いろんな意味で、また次の作品が気になる。