パーフェクト・ブルー

著者:宮部みゆき
出版:創元推理文庫
初版:1992.12.25. 1989初出
紹介:諸岡克彦は、私立松田学園高校野球部のエース。地区大会ではノーヒットノーラン試合を達成,夏の甲子園大会出場が期待されている高校野球界のスーパースターである。その克彦が殺害され,ガソリンをかけて燃やされてしまうという凄惨な事件が発生した。現場に出くわした克彦の弟進也,蓮見探偵事務所調査員の加世子,そして俺───元警察犬で今は蓮見家の一員であるマサ───は,事件の真相を追い始めるが・・・・・・。現代推理文壇の俊英宮部みゆきの出発点となった処女長編。
コメント:最後まで気を抜けない。事件の背景も犯人も、結局最後の最後まで想像もつかない展開でした。マサの活躍もさることながら、進也がとても気になります。

見学のススメ

著者:原田宗典
出版:講談社
初版:1994.06.30.
紹介:占い・ノーパンしゃぶしゃぶ・国会議事堂・桂由美ブライダルハウス・東京外国為替市場・気象庁・垢スリ・東京証券取引所・大人のオモチャ屋・夢の島・大相撲・デートクラブ・etc・・・
古いものから、新しいものまで。おかたいところから、風俗まで、48件!
原田宗典氏がテレたり、感激したりしながらいろいろなところを見学・体験したリポート!?  (週刊現代に連載)
コメント:いま読んでもおもしろく読めます。見学したことのない場所、未体験のイベントがたくさん!でも、行った気分&お勉強になります。
ちなみに私が行ったことのある場所は、「国会議事堂」「江戸東京博物館」「レインボーブリッジ」「百円ショップ」「「大相撲」「ビール工場」の6ヶ所だけでした。

無印不倫物語

著者:群ようこ
出版:角川書店
初版:1992.12.10.
紹介:絵に描いたような不倫、笑っちゃう不倫。
ひとつひとつのタイトルが笑えます。歌の題名が12個。
「早い者勝ち」「年上の女」「人生いろいろ」「知りすぎたのね」「火の国の女」「与作」「浪花節だよ人生は」「愛の水中花」「王将」「女のみち」「花とおじさん」「おやじの海」
不倫を背景にした人間模様、これ、どっかにありそうな話。
コメント:一言で不倫といってもいろんなケースがあるのねぇ・・・って、おもわずかんじてしまいます。
タイトルと内容に関連性があるのかないのか・・・・ちょっとは関係あるかな?群ようこさんの無印シリーズ。笑えます。

とり残されて

著者:宮部みゆき
出版:文春文庫
初版:1995.12.10. (1992.9)
紹介:勤め先の小学校で、ヒロインは「あそぼ」とささやく子供の幻に出会う。そんな折り、校内プールに女性の死体が・・・。その謎にせまる表題作ほか、夢の「場所」捜しから始まる内面の旅を描いて名作の聞こえ高い「たった一人」など六編を収録。
巧みな伏線、鮮やかな舞台設定。清新にして熟達の筆致をお楽しみ下さい。   解説・北島次郎
コメント:宮部みゆきさんの本を読むのは初めてです。ちまたでは人気の作家さんなのですね。この本はわりと初期のころの作品群だそうですが、けっこうおもしろかったです。飽きずにどんどん読めました。
このジャンルなんていうのでしょうか?SF?幽霊の話?超常現象?ちょっと慣れないので恐いです。
最後に収録されている「たった一人」は先が全然想像できなくて、なんだか不思議でした。

ひざの上の同居人(パートナー)

著者:紺野たくみ
出版:電撃文庫
初版:1998.06.25.
紹介:高校生・村上功一は学校帰りに1匹の仔猫を拾った。そして朝起きてびっくり。仔猫が人間の女の子に変身していたのだ!
こうして、女の子になったり仔猫になったりとする猫耳少女ミミとの同居生活が始まったのだがー ミミときたら人間の常識がまるで通用しない。裸で部屋の中を走り回るし、かかってきた電話には出たがるしで、もう大変。しかも功一に別の女の子が近づくと嫉妬する始末・・・。
人気ゲームのがほのぼの純愛ストーリーになって登場!
コメント:ばかばかしいけど、ミミが可愛いから許してしまおう。
自分の飼ってる猫がこんな風に変身したら・・・と、想像するととってもワクワクしてしまうだろうな。
主人公の功一くんも、とてもよい子で気に入りました。
この本、自分で買って読む気にはならないけど(^-^;、ちょっとボーっとするのにいいみたい。頭をすっかり解放しちゃいました。ニャン(=^-^=)!

エディプスの恋人

著者:筒井康隆
出版:新潮文庫
初版:1981.09.25.
紹介:ある日、少年の頭の上でボールが割れた。音もなく、粉々になって・・・・それが異常の始まりだった。強い”意志”の力に守られた少年の周囲に次つぎと不思議が起こる。
その謎を解明しようとした美しきテレパス七瀬は、いつしか少年と愛し合っていた。初めての恋に我を忘れた七瀬は、やがて自分も、あの”意志”の力に導かれていることに気づく。
全宇宙を支配する母なる”意志”とは何か?
コメント:「七瀬三部作」の完結編。第二作で死んだはずの七瀬がなぜまた登場したのか?気にせずに読んでいたのですが、終盤でその疑問が明らかにされた。
「家族八景」から次第に七瀬が成長してきたのだが、ここでは、七瀬の上をいく”意志”が出現してきた。
七瀬シリーズはこれで完結だが、なんだか七瀬がかわいそうです。

三毛猫ホームズの正誤表

著者:赤川次郎
出版:光文社
初版:1995.11.15.
紹介:刑事片山義太郎と妹・晴美、そしてホームズたちは、晴美の友人・野上恵利の祝の席を設けた。恵利は劇団の新人女優。今回主役を射とめたのだ。席上、恵利は「私、殺されるかもしれない」と聞き捨てならないせりふを!心配した晴美は、劇団の主宰者・黒島とのデートに同席したが、黒島のかつての恋人・しおりが現れ・・・!?しおりは主役と恋人を恵利にとられて、心理療法のグループ治療に参加していた。そこには、上司の罪を背負ってクビになった男、浮気願望の妻、主席を奪われて心身症になった優等生が通っていたが、その関係者たちに殺人続発!がんばれホームズ!
コメント:おもしろいです。確かに人生に正誤表月蹴られれば・・・と思わなくもないけど、それは所詮他人の人生ですものね。空想だけで充分。

シングル

著者:赤川次郎
出版:毎日新聞社
初版:1993.02.05.
紹介:辻山房夫はちょっとくたびれたサラリーマン。結婚していることになっているが、実は独身。親からは結婚資金、会社からは結婚手当までもらっている。もちろん秘密だ。一方真田邦也は、大学生。実は親に内緒で結婚してしまっている。
そんなところへ辻山の父親と、真田の母親がふるさとからそろって上京するという!!
さあピンチ!どうやって切り抜けるか?
殺人犯の女。やくざな男。刑事がからんで繰り広げる奇想天外なドラマの結末は?
コメント:「シングル」と言うタイトルから、独身のLの恋の物語を連想しかけ、畑と考えた。「赤川次郎」の作品だ、そんなことはないぞ・・・
次からつぎへと繰り出すとんでもないキャラクターにどんなつながりがあるのかとワクワクドキドキ。最後は赤川流のほのぼのハッピーエンドで、ホッと一息。

スクールバスは渋滞中

著者:赤川次郎
出版:集英社
初版:1992.08.
紹介:麗子が<暗黒通り>の不良、ケンと結婚して生まれたのが、南条家のアイドルサッちゃん。サッちゃんが通う名門四ツ葉学園幼稚園に爆弾がしかけられた・・・。幼稚園をめぐるはらはらドキドキのユーモアミステリー。
コメント:双子姉妹もさることながら、「春子さん」なくして事件は解決しない!?
お気軽な1冊です。

レディ・ジョーカー 上・下

著者:高村薫
出版:毎日新聞社
初版:1997.12.05.
紹介:ビール会社を狙った脅迫事件。本当の目的は?レディ・ジョーカーたちの陰で、本当に悪事を働いているのは・・・?
コメント:久々に読み応えのある本でした。上巻を読むのに4日(人物設定を確認しながら)、下巻は一気に1日で読みました。
この本の中の登場人物たちが、なぜかとても「いとおしい」感じがする。犯人レディ・ジ
ョーカーだけでなく、企業のトップも、警察も、新聞記者も、みんなトランプの中の1枚に過ぎないのだと思う。
だったらこのトランプを使ってゲームをしているのは誰だろう・・・?ふと、そんなことが頭の隅をよぎった。
図書館で予約をしたのが5月。9月にやっと順番が来ました。