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2008年1月 6日

「療養型・介護保険」→「治療型・医療保険」

ジジがお世話になっていても実はあまりきちんと理解していなかったのですが、この病院は 「療養型医療施設」ということです。という事は現在は介護保険が適用されているのですが、この制度は2011年までにほぼ全廃されるそうです。

それに伴って、4月からは「認知症治療病院」として、医療保険の対象となる病院に変わるそうです。

気になるのは、
①今の状態で入院を続けられるのか?
②費用がどのくらい変わるのか?ということです。

先に病院からいただいたお知らせでは、①入院はこのまま継続される。②費用は個人個人において試算をしている段階だが、おおむね変わらない。しかし、オムツ使用者はオムツ代金の負担が増える。というお知らせをいただきました。
トータルでどのくらいの変化があるのか?個々の試算については、後日お知らせがあるそうです。

療養型医療施設が病院でなくなってしまった場合。特養と同じように、熱を出したり肺炎を起こしたり、そういった異変があるたびに、一般の病院で受診したり、入院したりするのは、体力が落ちた本人にとってもかなりな負担になるはず。まして、認知症とあっては、介護抵抗や診療拒否の行動も見られるので、入院など受け入れてもらえないのだ。

認知症であっても、できる限り安心して、治療を受けられるような病院であってほしいと願う。

2008年1月 5日

新年を迎えて

ジジのところへいってきました。

まず、介護計画をうかがう。
色々と手を尽くしていただいているので一安心。
ただ、いつもベッドにいるようなので、気になっていたのだが、体調のよい時、1時間くらいは車椅子でみんなのいるスペースに出て過ごしているようだったので、安心した。

ベッドで眠るジジは、時々薄目を開けているみたいだけど、覚醒しているようには見えない。
先月来たときには、痰が絡んで苦しそうにしていたけれど、今日はのどの奥もきれいで、調子もよさそうに見えた。

しばらくそばにいると、歯を食いしばるようなしぐさ。手にも力が入っている。
「ジジ、怖い夢をみたの?大丈夫、みんないるからね・・・」

看護師さんに様子を伺うと、「ちょうどいいところへいらっしゃいました。今、院長を呼んで来ますから、直接お話を聞いたほうがいいと思います。」
???

12月頃から肺炎気味だったのですが、暮れの27日頃から熱が出ていたので、経管栄養をやめて、点滴をしていました。抗生剤も入れていますが、レントゲンを見ると、思ったよりよくないんです。
肺炎の影は、落ち着いているようですが、どうも、心臓が弱ってきているようです。
胃ろうの手術もして、できる限りの手を尽くしていますが、心臓が持ち直してくれるといいのですが・・・

うーむ。寝ている姿は、落ち着いているようだったけれど・・・
本人が痛みや苦しさはあまり感じていないようなので、それだけは救われる。

再び部屋に戻ると、ジジは静かに横になっている。
院長先生の元気な呼びかけには、反応してくれる。
おむつ交換など、何かをする時には、前もってわかるように説明して、恐怖心を取り除くように・・・介護抵抗が起こらないように・・・。スタッフの皆さんに感謝。

2007年12月25日

特別養護老人施設からの手紙

12月22日に3件目のC特養からはがきが届いた。
「昨年夏に申し込みいただきましたが、順番が近づいて参りました。
つきましては、面談のご希望日を5日以内にお電話で連絡下さい。」

ここは、先日連絡をもらった、B特養よりも、更に近いかもしれない。
体調がひどくなければ、入所できたらどんなにいいだろう。
けれど、10月から、そんなに様子が変わるわけじゃない・・・

残念だけど、現状をお話して、申し込みをキャンセルした。
特養って、思ったよりも、早く連絡が来るものなのだな。
まあ、申し込んで順番が来ても、体調や病状で入所できない人も多いのかもしれない。

2007年11月29日

Bという特養から

「申し込んでいただいてから、時間がたちましたが、そろそろ順番が近くなってきました、現在の様子は、いかがですか?」
と、また違った特養から連絡が入った。

ここは、前回よりも、もっと家に近く、きれいなところだ・・・・
そこに入れたら、どんなにいいだろう。

だけど・・・前回から、まだ状況が変化していない。
胃ロウはともかく。夜間の頻繁な吸引はどうなんだろう・・・
無理なのかなぁ?面接などで、また手を煩わせたら、迷惑かしら・・・
迷います。

2007年10月19日

やっぱり・・・

特養から連絡があった。
予想通り、入所は無理なようだ。夜間に看護師さんがいないので、頻繁なたんの吸引や、誤嚥性肺炎への対応など・・・入退院のリスクを考えても、今回は・・・

今の状況では、仕方がない。

2007年10月 4日

面接

今日は特養のかたが、病院までジジの面接と聞き取りに来てくださいました。
ベッドでいつものように口を開けてうつらうつらしているジジ。喉の奥には白くタンが絡まっているので、時々咳き込むのだが自力では吐き出す事も飲み込む事もできないので辛そうだ。もしかしたら、これがそのまま気管に流れ込んでいくのかもしれない。
時折目を開け、天井を見つめている。その視線の先に顔を出せば、「あれ?」と認める事はできる。

病院の相談員の方と、特養から相談員と看護師さんが見えて、ジジに関する聞き取り開始。
現在の体の状況、介護の仕方、ふだんの生活についてポイントを掴んで聞いていくので、そばにいる私にも、ジジが今いる状況がわかってきた。

この半年で思った以上に状況は進んでいるようだった。
微妙に続く微熱。時折37~38度になる。→点滴
タンの吸引→夜間も3回。
着替え、お風呂などの行動の理解ができないので→介護抵抗
生来の怖がり→機械浴は無理。
体重の低下・・・

面接ではタイミングよく目を覚ましていて、看護師さんの問いかけに珍しく言葉が出てきた。これには病院の人も、久しぶりだわ!と驚いていた。
むくみもなく、手を握ったり、する力はけっこう強い。ジジに声をかけながら、様子を見てくださった。

・・・・・
病院側
もっと体力が回復して、元気だったら、「ご自宅から近いし、特養が決まって良かったですね。」と喜んで送り出してあげたいのですが、療養の面で、現状ではとても心配です。

特養側
素敵な笑顔も見せていただけたし、「うちで、大丈夫ですよ。ぜひいらしてください。」といってあげたいところなのですが、夜中の吸引は、生活リズムを工夫する事で改善が見込まれる可能性はある。けれども、体重の急激な減少を見ると、肺炎によって体力を消耗させているようだ。せっかく特養にきてもらっても、またすぐ、「提携の病院に入院→よくなったら特養にもどる」ということを繰り返しそうな気がする。
特養では、様子を見ることしかできないし、点滴もできない。病院との移動も、負担になるかもしれない。
いずれにしても、主治医に報告して、介護現場とも相談して受け入れられるか決めることになります。

というお話でした。まあ・・・多分現状を見た私としても、無理だろうなぁ・・・と思いました。
けれど、今回特養さんのお話があった事で、たまに見に行っただけでは、まったくつかめなかったジジの現状が(看護師さんや相談員さんがいろいろと質問してくれたおかげで)よくわかりました。

遠いところまで、足を運んでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。特養の方たちが皆さん本当に感じのよい方ばかりで、これもとっても嬉しかったです。

2007年10月 1日

吸引OK?

吸引の件について、特養に相談した。
当然、すぐに「無理ですね」というお返事が来るものと思っていたのだが、予想に反して
「夜間の吸引にも対処しています、ただ、どれくらいの頻度なのか?そういう点もきちんと体の状態を見てお話も伺いたいので、そのために一度面接してご本人にもお会いしてみましょう。」
といっていただきました。
「吸引→ダメ。というような事はないんですよ」

そうなのか・・・
そういっていただけると、本当にありがたい。もちろん今居る病院でもよくしていただいていると思う。でも、特養の対応も、すごくいい感じだ。
この際、面接をしていただいて、特養の判断を待つのがいいのかな。と思うようになって来た。
面接してみたら、やっぱり無理だって事もあるだろうし・・・

2007年9月23日

特養再訪

夫と一緒に、日曜日のお昼時にお邪魔してみた。
急に行ったのだけれども、若い男性の職員が丁寧に案内してくれた。
機械浴の施設も説明してくれて、親切でした。

ちょうどお昼の時間で、皆さんテーブルに集まってお食事が始まりました。
胃ロウの人は、車椅子で部屋から出てきて、いるようでした。
その人の体力に応じて、なるべく寝たきりにならないように、昼と夜の区別が付くように・・・
ジジのADL(日常生活動作)の度合いがこの1年でだいぶ落ちてきている、しかも、いったい本当のところ毎日どんな生活をしているのか?まったく見えないのだ。一ヶ月に一度、短時間様子を見るだけでは、全然見えていないことに気づかされた。

2007年9月20日

情報収集

昨日見学した「特養」。印象は悪くない。
今いる病院が、ホテルのようだから、そこと比較するのは論外。

だけど、少し客観的な別の視点からの情報が欲しい・・だってほら、介護職員による虐待とか・・・ニュースで見るし・・ねぇ。

というわけで、以前お世話になっていたケアマネさんに聞いてみた。

特に、心配な問題点は耳にしないそうだ。「胃ロウ」でも大丈夫なら、よかったですね。自宅が近いので、もしも移ってきたら、顔を見に行きますよ~。といってくださった。
人員配置も適正だし、介護保険導入以前から事業をしているので、信頼が置けるという話でした。

ちょっと安心。とはいっても、ジジの健康状態が適応できるかが一番の問題です。

2007年9月19日

特養を見学

昨日連絡があった施設に見学に出かけた。
介護保険制度ができる前から、ある施設なので、「古いし、狭いです。最近できたところはホテルのようなところもあるらしいですね」と、案内してくれた相談員の方はいうけれど、そんなにいうほどではない。

家から車で20分くらい。今のところは1時間以上かかるから、ここは近い!おおきな魅力!
施設は定員50名、こじんまりとしている。住宅地なので、1.2階は木立があってちょっと日が当たらない。3階は明るかった。1階はデイサービスをやっている。
服装は私服。パジャマと部屋着。3~5組くらいを用意。私物は段ボール箱2個くらいにまとめるそうだ。(大きなクローゼットはないので・・・)
洗濯はやってもらえるので、老健のように頻繁に行かなくても大丈夫。

病院は老健のときと同じような感じ。具合が悪くなれば、家族が入院の手続くなどを行う。
そこが、今いる病院との違いね。まあ、実際には全部私が対応するわけだから、私の負担は増えるか?ジジにとって、どっちがいいのかなぁ・・・

一番違うのは「料金」。半分以下で済む・・・これって、かなり大きいんじゃないか?

いずれにしても、私は嫁の立場。最終決定は息子の判断。

2007年9月18日

特別養護老人ホーム

去年の夏に申し込んでおいた、「特養」の一つから連絡があった。
「そろそろ申し込みの順番が近づいてきたので、その後、状況がかわりませんか?入居の希望はどうですか?」

おや、また、安否確認か?とおもったら、今度は本当に順番が来たらしい。

どうしよう・・・まだまだ、当分先だと思っていたのに。いや・・・せっかくだから、検討の余地はある。
ジジのような状態でも受け入れてもらえるのか? 

とりあえず、希望があるのなら、面接の予定を立てましょう・・・・ということになりました。

2007年3月23日

お誕生日会

今日は、ババと一緒に、お知らせのあったお誕生日会に出かけた。

2月は、ノロウィルスが流行って、中止になってしまったので、2.3月合同の会だった。
2月生まれ4名3月生まれ7名。体調の良い7名が正面のお誕生席に並んでいた。

いつもと違う様子に、ちょっと困った様子のジジ。
ひとりひとりが名前と誕生日を呼ばれ、手作りのカードをもらう。
ところが、何が起きているのか理解できないジジは、目の前に差し出されたカードを思いっきり手ではねのけた。わからないのだから、しかたがない。

その後、何曲か歌を歌う。ジジは、曲に合わせ、手を叩いたり、テーブルを叩いたりしている。
そんなところは、昔と変わらない。

ババは、今回も、「こんにちは、わかる?」などといっていたけれど・・・・
ジジにとっては、見知らぬ人に過ぎないのだろうな。

今回誕生日を紹介されたのを聞いていると、昭和生まれの人もたくさんいらした。
一番若かったのは、昭和22年生まれだという。ちょうど60歳になられた女性だった。ご主人がいらしていたけれど、いつもと違う雰囲気を感じたのか、落ち着かれなかった。
ここに来るまでには何年かかかっているだろう・・・その時間と、これからの時間を思うと、なんともいえない気持ちになる。自分がそうならないと、だれがいえるだろう。

今ある時間を、大切にしなくては。

2007年2月24日

「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」

無認可の介護施設での、虐待報道に驚いた。ニュースの映像を見る限り、ひどい・・・
どんな状況で、こんなことがおきたのか?悲しいことだけれど、複雑な気持ちだ。

ここに入所している人の家族の思いはどうだろう。無論、虐待されている事実は耐え難いことだと思う。でも・・・。多分、家族が介護できなくて、施設にお世話になっているはず、病院や公的な施設で受け入れてもらえないから、やむをえなくてここにいるんじゃないだろうか?
本当のところはわからない。でも、この施設がなくなって、家に帰されたとしても・・・今度は家族が犠牲になり、家族による虐待が起こるんじゃないかと、とても不安になる。とても他人事には思えない。

時々、巷の話で聞くのだが、お年寄りを預けている施設に、面会にいく時には事前に予約をする必要がある施設があるそうだ。予約があると、きれいに身づくろいをさせて、面会室までつれてきてくれるという。ふだん生活している居空間には入れないらしい。

そういう観点から見ると、ジジが入院している病院は、いつでも面会が自由だし、病室(4人部屋)もいつもドアが開いていて、大きな窓から庭が見える。もっとも、ジジはいつもベットにはいなくて、みんなが集まるランチスペースにいるのだが・・・家族が来れば、外出もできるし、前庭で孫たちと過ごしているお年寄りもいる。少なくとも月に一度はきれいに散髪して爪も整えられている。
多分・・・うちにいるよりは、手も目もかけてもらっているだろう。
ジジの落ち着いた表情を見ても、いい病院に出会えて、私は幸せだ。

2006年12月 9日

2カ月ぶりのジジ

11月の上旬は行事が多くて、ジジのところにいけなかったので、2ヶ月ぶりに様子を見に行った。
といっても、毎月一度は「支払い」に行くのがお決まりなのだ。

10月が秋祭りで、今月はクリスマスに衣替え。
ジジはどこにいるかな?とみまわすと、短い髪の毛だけれど、見覚えのある後頭部・・・
いたいた・・・車椅子でテーブルの前に座っている。

正面に回り、「じじ元気?」
しかし、怪訝そうな表情のジジ。・・・こいつだれだ??・・・
そりゃそうだ。2ヵ月ぶりだし、もともと、誰だかわからないんだもの。

でも、ニコニコ笑って、話しかけると、なんとなく安心した表情。
「あーよかった。弱ってたんだよ・・・」
おや、珍しく、ジジが会話してる。(ジジは無口だ)

お風呂にはいったらしく、さっぱりとしているが、肌が乾燥するのかボリボリ腕をかいている。
看護婦さんに、ワセリン?をぬってもらって、落ち着く。

8月に入院してから、そろそろ4ヶ月。だいぶ今の生活にも慣れたのか、落ち着いた表情が見える。表情が穏やかだし、想像してたのよりも元気だ。
手や足をさすったり、手をつないで、腕を動かしたり。ちょっとした体操ふう・・・でも、無理はできないけどね。手をつないでいると、ジジ自身が腕を動かしているのがわかる。

そばにいたって、話ができるわけじゃないので、色々試してみる。
次は、顔の運動・・・?口をつぼめてから、思いっきり大きな口をあけて、「ワ!」
何度か繰り返すと、ジジも同じようにまねをして、一緒に「ワ!」
ふたりで向かい合って、「ワ!」
もちろん、目は思いっきり笑ってやらないとダメだけど・・・
他の人がいたら、百面相みたいにみえるかもしれない。

こうなってくれば、しめたもの。
体を揺らしてみたり、頭を曲げてみると、同じようにまねしてくれる。
帽子のかぶりっことか・・・
なにより、一緒に何かをするのって楽しいみたいで、ジジの笑顔がいっぱい見えた。

看護婦さんに様子をきくと、11がつはマイクロバスで遠足に出かけたそうだ。
広報にも写真が載っていたけれど、スナップ写真をみせてもらった。
ひとつだけ心配なことは、足から菌が入ったのか?右足がはれてむくんでいる。
それも、今はだいぶ良くなったというくらいだから、ひどい時は相当腫れていたのだろう。でも、本人はよくわからないらしい・・・年をとると、抵抗力がなくなっていくんだなぁ。

インフルエンザの予防接種も済ませたと言っていたが、怖がりやのジジのこと。
予想通り、抵抗したらしい・・・(お医者さんは嫌いだし・・・)
どうも3人がかりで、大変だったって・・・想像がつきます。

おやつの時間には、自分ででプリンを食べていた。まだ何とか自分で食べられるみたいで一安心。

病院が遠いので、なかなか頻繁にはいけない。
実は12月に入ってから、何度となく、ジジが家のダイニングに来て、ウロウロと居場所を捜している夢を見ている。11月に行けなかったのが気になっていたのかもしれないし、なかなか請求書が来なかったのも気になっていたのかもしれない。夢に出てくるなんて・・・と心配したけど、まあそれなりに、元気だったので、ホッとした。

次はお正月だね。

2006年10月 7日

秋まつり

「秋まつり」があるというので、入院費用を払いがてら病院に行ってきた。
天気予報では雨が心配されたが、暑いくらいの秋晴れだ。

行ってみると病院の駐車場だけでは足りなくて、敷地の外まで車が並んでいる。
広い前庭には太鼓がならび、車椅子や椅子に座った、おじいちゃんおばあちゃんが並んでいる。
「富士見太鼓」の人たちの演技がリズムに乗って始まった。
手拍子をする人もいるが、変わった様子に辺りを見回す人も多い。

縁日の模擬店も出店。
「ヨーヨーつり」「わたあめ」「金魚すくい」(プラスチックの金魚だけど)
「ダーツ」や「バルーンアート」など、エントランスには手作りのおみこしも鎮座している。なかなか立派なお祭り気分じゃないか?

病院のスタッフも勢ぞろい?全員をフロアから外に出すだけでも、かなり大変だろうな。
屋台はボランティアさんかもしれない。ちいさな子供を連れた家族連れも、けっこうきている。

ジジたちは、介護士の人に誘導されて、「ヨーヨー」などを体験するのだが、ジジはヨーヨーよりも、事前に渡されたおもちゃのお金が気になってしょうがない。(笑)
「わたあめ」も買ってもらって、介護の人に小さくちぎって口に入れてもらっている。
まるで、小さな子ども…ひなどり?のようだわ。

ジジが入院して1ヵ月ちょっと。思ったとおり車椅子だったけど、他は変わらないようだった、お世話してもらうことにも慣れたんだな。
ジジ、またくるね。


2006年9月 3日

車椅子?

娘がジジの転院先に行ってみたいというので、車で出かけた。
最近の様子の記録を見せてもらったら、「車椅子」と書いてある!?
不思議に思い、ジジのいるフロアに上がってみると

果して・・・テーブルの前に車椅子に座ったジジがじっとしている。
どういうことかと、尋ねてみると、
椅子に座ったまま歩かれないので、歩けないんだと思っていました・・・

エエ・・・??

どうも、ベッドから起きると、車椅子に乗り、トイレや食堂まで移動しているらしい。
「転倒」→「骨折」が一番恐いので・・・というのだが。
ためしに歩いてみると、歩ける・・・今のところ。でも、何かに触るし、かなりゆっくり。

他の職員さんが言うには、「そういえば、今朝、歩かれてました・・・」

フーム。大人の歩行器を使って歩くように促してみたが、どうも、スーパーマーケットでショッピングカートを押して歩いているような押し方になってしまう。

それに、立ち上がって窓の外を見ると、「景色がいい」というよりは、
「高くて恐い」と思うらしいのだ。そういえば、家でもロフトに乗ると「高くて危ない」と騒いでいたっけ。

ウーム。こうして、だんだん歩くのを忘れて行くのかな?
心配していた、ベッドの立ち上がりも、夜間はどうも、睡眠薬を飲んでゆっくりと寝かされている様子だし・・・パンツもリハビリパンツみたいだし・・・
こうやって、じっと動かなくて、歩くのも忘れてしまえば、筋力も衰え・・・徘徊の心配もなくなる。

という事は・・・遠くの病院じゃなくても、受け入れてもらえるんじゃないだろうか??
などと、考えてしまった。遠いと、やっぱり、一ヶ月に1度くらいしかいけないや。

2006年8月19日

新たな住み家へ

いよいよ、転院の日。
昼前に、向こうに着くために、10:30分に老健を出発することにする。

老健の整理ダンスに入っていた衣類・洗濯物・くつ・ひげそりなど
持ち帰る荷物はかなりの量だ。
手続きを終え、いよいよ出発。
心配していたのだが、なんとか車には乗り込めた。
病院までの約一時間。穏やかな気持ちでいてもらえるだろうか?
途中で飽きたり、嫌になってきて、「おしっこ」なんていわないといいなぁ。

 
幹線道路は交通量も多いし、大型車も多い。
けれど、ちょっと一本道を変えると、大きなケヤキ並木と屋敷森が続く道を発見。
ちょっと、きぶんは軽井沢へ避暑!
ジジも、落ち着いて後部座席に座っている。ドライブが好きでよかったなぁ。

予定通り、昼前に到着。受付を済ませて、とりあえず、お昼ご飯にする。
新しい場所で、どうなるかと思ったが、しっかりと完食!
この調子なら、慣れるのも早いかも。

その後、医師の問診。しかし、入院の書類に署名ができない。
1年前はかけていた名前を、もうすっかり忘れてしまったようだ。

室内着に着替え、とりあえず入院手続き終了。
衣類は全てレンタル。私有物は「ひげそり」と「室内履き」の二つだけ。
もう、洗濯物をとりに行く必要もない。

2006年8月17日

連絡アリ

老健から連絡があって、予約していた病院のベッドが空いて、順番が来たという。

けっこう早かったなぁ・・・
できれば今週中。日曜日はダメ・・・といわれたら、土曜日に行くしかないじゃないか~
保証金に検査料を用意して・・・後は、室内履きとひげそりのみ。
ジジ、1時間以上おとなしく車に乗っていられるかな?
それより、車に乗り込めるかしら・・・?現実的な心配が頭をよぎる。

2006年8月10日

特養にエントリー

区内の施設・9ヶ所をえらび、申込書を郵送。
とにかく、申し込んでおかなくては、始まらないのだ。

このところ、ジジの様子は安定している。このまま落ち着いているといいのだけれど・・・

2006年8月 5日

療養型病院

予約してある病院が遠いし、金額もけっこうするので、もっと近くの病院はないのだろうか?
ということで、夫の知り合いの紹介で、となりの区の療養型病院を見学した。
ベットはあいているので、すぐは入れるかもしれないという、話だったのだが・・・

色々とジジの状況を話してみると、なんと
「ココは、歩ける人は受け入れられません」
基本的に
「寝たきりで、あたまはスッキリしている人」が対象なんです。

あれ~。そうなのか。確かにこの病院、いろんなものがおいてあって、ジジが徘徊するには不適当。
残念。近くていいのになぁ。

やはり一般の病院はきびしい。老人精神科もいくつか紹介してもらって、問い合わせをしてみたけれど、
3ヶ月しかいられなかったり、療養型ではなく急性期の病院であったり・・・
系列の特養にいる人が入院する病院だったり・・・ジジがはいれるところって、限定されるんだな。

色々調べて、特養の話も分かったし、結局、行くところがあるというだけでも感謝しなくてはいけないのかもしれない。夫も、納得できただろう。

2006年8月 3日

特養見学

気になっていた、特別養護老人ホームを見学に行く。
家から一番近いところは、区の施設だが認知症対応をしていないという。
申し込みは600人待ち。中は女性の姿が多い。

買い物のついでに、午後も見学に行く
予約ナシでも、見学はさせてもらえそうだ。こちらは800人待ち。
認知症対応の施設を二箇所紹介される。そちらも申し込みをした方がよさそうだ。

更に、3ヶ所め。こちらは民間だが、料金にはさほど違いがないようだ。
きれいだし、家からも近いのだが・・・700人待ち
最高得点の15点でも複数の人が待っているらしい。

この特養。困り度によって順番が決まる。収入や住む家・介護する人がいない人は。介護度が低くても入所の順番が回ってくるらしい。

少なくとも、ジジは介護度が4なのでまだまだだ・・・

2006年7月27日

介護療養型病院・待機

先日申し込んでおいた介護療養型病院から連絡があって、診療情報などの検討結果、受け入れてもらえることになった。
男性の待ち人数は3番目らしい。できれば、なかなか順番が回ってこないといいなぁ。
今のところは本当に近いし、じじも、95%は何の問題もなく過ごしているのだもの。
「特養」も見に行かなくては・・・

2006年7月25日

特別養護老人ホーム見学

かねてから、色々な相談員さんから「特養」の申し込みをしておいた方がいいですよ。といわれていた事もあり、また療養型病院の入院費用もかなり高額になることが分かったので、いよいよ申し込みを考えることにした。

遠くの施設なら入りやすいとも聞くが、なるべく近くの方が何かあったときに動きやすい。とりあえず、区内の施設を見てみることにした。
訪れたところは、できてから10年以上が経過しているので、比較的古い施設だという。初めてなので、「特養」のおかれている立場、そこに入所するための基準や生活など色々と教えていただいた。
家からはちょっと遠いところだったので、もう少し近い場所も見学して、近々申し込みをすることを考えることにする。
「特養」は病院ではなく自宅と同じ「生活の場」です。なるほど・・・

2006年7月15日

リゾートホテルのような

予約した病院に出かける。初めてのところなので、余裕をもって2時間前に出発。
いくつかのルートを検索したけれど、どの道を通っても渋滞は避けられそうにない。
おまけに、今日は3連休の初日だ!

今までの老健は家から近かったので、いつでもいけるような気がしたが、今度はそうも行かない。
やっぱり、遠い気がする。
幹線道路のすぐそばなのだが、回りは林や畑に囲まれている。
病院の入り口に入ると、広い青々とした芝生とエントランスには池。花壇もきれいに整えられてまるでリゾートホテルのようだ。一週間くらいなら、泊まってもいいかも・・・・

広い廊下と、受付、外来はないので、静かだ。
雨の晴れ間に、介護の人と共に入院している人たちが外気浴にでている。
面会に来て子供を芝生で遊ばせている家族と車椅子でその孫を見ているおばあちゃんがいる。

担当の方とジジのおかれている状況などについて話をし、病棟の中を案内してもらった。
できてからまだ3年ほどしかたっていないので、きれいだ。病院らしくないところが、今いる老健にも似ているので、ジジもすぐになじめるかもしれない。
ガンの痛みを和らげるような対応をとってくれるというので、ココはいいかもしれない。

見学が終わったので、予約はしていないがもうひとつの病院にも行ってみることにする。
地図上でみると道路一本で案外近そうだ。
受付に声をかけると、説明と見学をさせてもらえることになった。
ココは外観は病院のようだが、中の待合スペースの家具調度がホテルのようだった。
しかし、ガンの痛みに対する対応はあまり期待できそうもない。

最初に見たところがいいなぁ。と感じた。

2006年7月11日

見学予約

さっそく相談員参加ら、療養型病院を二つ紹介してもらった。

ジジは病院があまり好きではないので、なるべく今の老健に近い内容のところ。
一日中ベットに寝ているのではなく、日中は起きて、できれば、少しでも作業療法的なものができるチャンスがあって、誰かは分からなくても、少しでも楽しいと思うことがあるような生活をしてもらいたい。

たまに熱が出ることがあったり、体調を崩すことはあっても、おおむね普通に生活していられるのに・・・このまま老健にいられたらいいのに。

しかしそんなことをいっても始まらないので、土曜日に見学の予約を入れる。
老健のように私だけで動き回って決めるわけには行かない。息子である夫にもみてもらわなくては

2006年7月 6日

要介護4

資料が遅れて、認定が遅れていたジジの介護度が決まった。
「要介護4」
やっぱりなぁ~。精神科のお医者さんにも認知症のレベルから言うと4だといわれていたからしょうがないです。
レベルが上がると、保険の給付金の限度が上がり、必然的自己負担金も上がるようになるわけね。

2006年7月 5日

返事

昨日の手紙に、所長からの返事が届いた。
平たく言うと
「家族からの意見、医師の診断、今までのトレーニングの様子から、検討の余地が出てきた。
しばらく時間を下さい。家族との話し合いもあるかもしれない」というような内容。

とりあえず、本日のトレーニングはないが、午後はホットパットで背中と腰を暖めて終わり。
時間が余った部分は普通のデイサービスの(本日は「カラオケ」)に途中参加。

今後、どういう方向に動くのかしばらく様子を見ようと思う。問題点は色々山積だ。

1、要支援2は動かせない
2、介護保険とは別になるので、制度上デイサービスのプログラムが別になるのは仕方がない。
ただし、今のところ介護予防になったのはババが参加している曜日では二人だけだ。
3.リハビリ・トレーニングのプランを立てたり、指導する専門士がいない。ただ要支援2といっても、人それぞれ抱えている病気や障害は全く異なるのに、画一的な運動をさせて大丈夫なのか?
医師の診断と専門の理学療法士などがきちんと個別の運動プランを立てて無理なくトレーニングを進めるのであれば、多少の筋肉痛は仕方がないと思うのだが・・。職員が研修会に何度か参加してトレーニングの方法を学んだだけで、母を実験台にあれこれ試されてはたまらない。
4.作業療法的(趣味的活動)リハビリを希望しているが、たった、一人か二人のために個別のプログラムや人員を回してもらえるのだろうか?要介護の人たちと一緒のクラスで活動するとなると、料金の不公平さは、どうしたらいいのだろう?要支援の人は支払われる保険料が少ないので、施設の収入が減るのだ。
5、「うちでは対応できません」と言われたら、ババは他の施設に変わる気持ちがあるのだろうか?

ん~介護保険の給付金を抑えるのが目的で作られた介護予防だからなぁ・・・
「嫌な人は来なくていいですよ」といわれたら、なんだか制度の思う壺にはまった気がするし~
しかしだ。これでデイサービスに行かなくなったら、また痛い腰をかばってベットの上でテレビを見ながらウトウトして一日を過ごすようになりそうで、それは認知症への一本道のようで、恐いのだ。
困ったな~。

2006年7月 4日

体力向上目的のトレーニング(リハビリ)について

ババのトレーニングが始まって3週間が過ぎた。
「痛いからやりたくない」とスタッフに言っても聞いてもらえず、他の人がいる部屋に所長がやってきて、席追い回すように説得を続ける。周りの人は何事かと思う。とうとう、耐えかねたババが、「やればいいんでしょ!」と怒った事もあったらしい。ババは、みんなの前でゴチャゴチャ言われたのも気に入らなかったらしい。確かに・・・プライバシーだよね。

今日はようやく、病院に行って、医師からお手紙をもらってきた。
「脊椎管狭窄症・変形性脊椎症」で、運動は勧められない。安静を指導している。と言うような内容。

更に、ババからどんな内容のトレーニングをさせられているのかを詳しく聞いたところ、まあ一方の意見だけでは、公正さには欠けると思うのだが、色々と謎の部分や問題点が浮かび出てきた。
このまま、納得のいかない状態で続けても良くないと思い、デイサービス宛に書面をしたためた。
本人が「やりたくない」といっただけでは、きちんと取り上げてもらえないのだ。

・・・・・・・・・・
いつも母がお世話になっています。介護予防の対象となってから、午後のリハビリが相当つらいようです。母は「脊椎管狭窄症・変形性脊椎症」でよくなる見込みがなく、手術もできない状態で、現在は痛みを軽くするような治療・投薬を行っています。それでも、特に朝は痛みがひどく、毎日痛みに耐えて起き上がっています。

ところが、リハビリと称するトレーニングで、体中に無理な力を入れてしまうため、痛みが増しているようです。更に、リハビリが精神的な苦痛にもなっていて、このまま続けることが、体力の向上につながるとは思えず、逆に精神的なストレスになって、過去にも入院したことがある「急性腸炎」を再発させてしまうのではないかと、とても心配しています。医療機関にも相談しましたが、体力トレーニングは、母には合わないと指摘されています。

母にとって、決められた日時に身支度を整えて、デイサービスに行くということが、精神的なハリ・前向きな生き方につながり、生活を活性化させています。人見知りが強く家に閉じこもりがちな母にとって、日中起き上がって、人々とコミュニケーションをとる努力をするだけでも、相当な刺激となりリハビリにつながっていると感じています。せっかくデイサービスに慣れて、楽しみにしていただけに、最近の母の様子を見ていると、とても良い状態とは思えなくなってきました。

以前の説明会で伺った、体力トレーニング以外のプログラムに向けて、ケアープランの変更を検討していただけないかと考えています。この件に関しては、どこか他の機関に相談した方がよいのでしょうか?わがままな利用者と思わずに、どうぞよき助言を下さい。お願いします。
・・・・・
さあ、どうなるか?

2006年6月14日

リハビリの日

水曜日の午後はジジの作業療法リハビリだ。今日は数字の書いてあるマグネットを並べている。
その後、生活フロアに戻ると、ちょうどホールに集まって体操をしたり歌を歌っていた。耳が遠いので、やはりワンテンポ遅れるのは仕方がない。
きょうのおやつはエクレア。職員の方が気を使って、テーブルではなく、私のそばにつれてきてくれた。不思議そうな顔をしているジジだが、なんとなく笑顔が見られる。
看護師さんがジャンケンをすると、以前出来なかったチョキができるようになっていた。誰かが声をかけてくれたり、かかわりがあれば、反応はあるみたいだ。
慣れてきたので、ヒゲをそってもらった。今日はまあまあうまく剃ることができた。やはり、こちらの都合ではなくて、コミニュケーションをとりながらだと、いろんなことがスムーズに進むのだと実感。
ご機嫌がいいようなので、携帯のカメラでジジを撮影。見ても、自分かどうかは分からないみたいだった。着信メロディを耳元で鳴らすと「大きな音だね」これはよく聞こえたらしい。今日は久々にジジと遊んだ気分。

2006年5月30日

家族会

夕方18:30から家族会があるというのでいってみた。
全体会の割には、平日のためか人が少ない。直前に降った大雨のせいかもしれない。

理事長のお話。
かなり高齢の院長先生。面会に行った折に何度か見かけていた先生。たぶんもう現役は引退されていると思われる。「おじいちゃんのお話」という印象。

その後、ケアマネ・相談員・各フロア長からの説明と連絡事項。
特に利用者家族からの質問等はなく。個別の話なども特になかった。

スケジュールや連絡はエレベーターの中に掲示。
そろそろ、衣類の衣替えをするようにとの連絡。
今まで家できていたものが、そのまま採用されるわけではないので、どんなものをもって行くか考えなくては。それでなくても、自分で脱ぎ着したりしないので、職員の人に見てもらうしかない。
去年まで着ていた、クレープ素材のステテコとか前ボタンの下着は使えないだろうな。
暑くなったら、ズボンの裾をくるくると折り曲げちゃうかな~?

全てのものに、名前を書かなくては。

2006年5月27日

徘徊しなくなった?

夕方ジジのところへ。きょうも洗濯物はさほど多くない。
ジジは、廊下のベンチに腰掛ていることが多い。うちにいるときはあんなにうろうろとあちこち歩き回って、あれこれ触っていたし、外にでたがっていたのに、最近は施設の中を徘徊している様子も見られない。じっと座っていることが多いと、足腰が弱くなってしまうのではないかと思うくらいだ。実際、歩き始めは足がよたよたしている。

それでも、なんとなく、仲間と一緒にいると落ち着いているようにみられる。

図書館に予約していた「バリデーション」という本が届いた。
翻訳ものだ。ぼちぼち読んでいこう。

2006年5月16日

出勤前に

洗った洗濯物を昼休みに届けると、昼休みがなくなってしまうので、今日は仕事の前に届けてみた。
面会時間は10時~夜8時までと書いてあるけど、実際は8時半頃でもいいらしい。

いつもより、30分早く家を出る。
行ってみると、リハビリもステーションも朝の打ち合わせや申し送りの時間で
また、食事の片付けや歯磨きなどで、みんな忙しそうにしていた。
洗濯物を届けるのはいいとしても、そのほかのことで手間を取らせてしまうのはちょっと申し訳ない気がした。

夕方、一度帰宅してから、届けた方がいいかなぁ?
週2回だと、着替えがなくなってしまいそうで、ちょっと心配なのだ。
もう私にできるのは、洗濯くらいだし~
もちろん、洗濯も業者に依頼する事も出来るらしいが、そうなったら、本当に、週に1回も行かなくなってしまうだろう。という訳で、ぼちぼちいこか。

医師との面接は明日することになった。

2006年5月11日

大量のズボン!

日曜日の洗濯物を引き出しにしまおうとしたら、ズボンがひとつもない!
これは大量の洗濯物に違いない・・・

予想通りの大荷物。さらに浴室の乾燥室にズボンが2枚。
ステーションでジジの様子を聞くと、熱は下がり、「きのうは、排便がありました」
洗濯物の状況から見ても、便秘が解消されたことが判明。

急いで、下着を漂白。洗濯。早く乾かして、もって行かなくちゃ!ズボンの替えがない~
しかし、洗濯物が5枚+引き出しに1枚+はいてる1枚=7枚
あれ?この間見つかった紺のズボンがまた行方不明。グレーのもない~

2006年4月28日

すたこらさんソフト05

午前中、介護施設から電話。
「また、じじになにかあったの!!?」と不安がよぎる

相談員からの連絡(救急車のときは相談員から連絡があるんだよね~)なので、ドキドキしたが、違った。きのうのリハビリシューズのことで注文をするかどうか?の確認電話だった。
療法士の方が、ジジの足を見てくださって、やはり、24cmの靴の方が良いだろうと言うことだった。

午後、洗濯物を持って、ジジのところへ行く。
きのう検討したすたこらさんソフト05のプリントを持っていくと、療法士の方も、これがよさそうだということで、ネットで注文することにした。

足がむくむのは、一日、靴を履いて椅子に座りっぱなしなので、血流がなかなか回らないためらしい。足首を回したりして、運動すると効果があるらしが、なかなか・・それがジジには難しい。
今は、それに加えて、靴がきつそうなので、余計かもしれない。

そうそう、日曜日に見当たらなかった紺色のズボン。捜してもらったら、どこからか見つかったらしい。
よかったな~。
今日は、ジジの声もいつもと同じ普通の声になっていた。やっぱり、先週は変だったんだ。
ジジと、となりのおじいさんと、なんとなくおしゃべりをして、帰ってきた。
となりのおじいさんは、脳梗塞の後遺症らしく言葉が出にくいのだが、私のこととジジのことは覚えてくれてるようだ。

2006年4月27日

足のむくみ

しばらく前から気になっていたのだが、ジジの足のむくみがひどい。
しかも、きょうは室内履きではなく革靴を素足に履いている!
どうやら、靴を汚してしまったらしい。ズボンの洗濯物もいっぱいだ!

こういうことがあると、靴も1足では足りないかもしれないので、購入を検討。
それにしても、23.5だったジジの足だが、むくんでお人形の足のようになっている。サイズを大きくした方がいいのじゃないだろうか?と、介護士の方に聞くと、
「○○さんは、めったに汚す事もないので、1足でも大丈夫ですが、足のむくみとサイズについては、歩行の関係もあるので、リハビリのほうに聞いて見ます」
ということで、リハビリのところに相談に行った。

今の靴と足の状態・どんな靴がいいのか?相談した結果、今の足の状態を見ていただいて、サイズが小さいかどうか教えてもらうことにした。施設で注文すれば、ためしにサイズ違いを頼んで交換する事もできると言うことだったが、どうもネットで買ったほうが安そうだなぁ・・・(笑)

rad60083.jpg家に戻り、ネットでリハビリシューズを検索。
今の靴、たった1ヶ月ちょっとで、かなりヨレヨレになってきている。
考えてみれば、朝から晩まで一日同じ靴を履いているのだから、痛みも激しいはずだ。
もう少し丈夫で、足の返りがよさそうな靴はないだろうか・・・あれこれ捜し、中で一番価格が安いところを見つけた。すたこらさんソフト05

さて、今日は大量の洗濯物。さっそく洗って、乾燥機で半分乾かす。
これで、明日の午後にはパリパリの洗濯物をもっていけるね。

2006年4月23日

ジジの声はどうかな?

きのう娘に言われていたので、ジジの声を聴きに行った。
ホントだ!ジジの声じゃない!どうしたんだろう?

さっそく看護婦さんに声をかけて様子を見てもらうが、熱もないし咳やたんが絡んでいる様子もない。風邪じゃないのかなぁ?
聴診器を当てようとしても、冷たいのが苦手で胸を見せてくれない。
(どうやら、いつも聴診器に抵抗をするらしい)

○○さんはいつもあまりお話しないので・・・
どうも、どんな声なのか?よくわからないらしい。確かに、そうだろうなぁ
それに、私もジジの声を聞かずに帰ってきてしまう事もあるので、いつから声が変なのか?それも分からないのだった。とにかく、普段とは違うということを伝えておく。

それと、ジジの洗濯した衣類を確認していて、気になっていたのだが、しばらく前から紺色のズボンが見当たらない。名前が書いてあるので、どこかに紛れているのではないか?捜していただくことにした。
見つかるといいなぁ~

2006年4月22日

作業療法見学

今日は私は朝から用があって、出かけていたのだが、夜、家に帰ると娘が興奮した様子でしゃべり始めた。

実は娘が久々に部活がお休みということで、ジジのところのリハビリを見学に行ったのだ。学校から帰って制服のまま、地図を見ながら、ひとりで自転車で行ったらしい。

ジジのリハビリはもう終わっていたが、他の人のリハビリを見学して、作業療法士の方にいろいろとお話をきき、アドバイスももらってきたようだ。とにかく現場を見て、実際に仕事をしている人に話を聴くのが一番分かりやすいのかもしれない。
その後、ジジのところに行き、廊下をウロウロしていたジジとベンチに座り、いろいろとおしゃべりしてきたらしい。ジジ以外のおばあさんとも、鞄についているキャラクターのぬいぐるみの話をしたりして、おばあさんが楽しそうにしてくれたようで、嬉しそうだった。

ジジ以外のお年寄りの様子も気になるようで、前回会った人が、今日はどうだった・・・とか、いろいろな面が見えて、とても刺激を受けてきたようだった。

ただ、ジジをトイレに連れて行ったのに、リハビリパンツだったので、どうしていいか分からず、職員にお願いしなければならかったので、困ったといっていた。
あと、ジジの声がいつもと違って「ガラガラ声」なので、変だから様子を見てきてね。と報告。

なんだか、ずいぶん長い時間、老健で過ごしたらしい。それにしても、楽しそうだったな~。

2006年4月20日

風船バレー?

今日は都合でお昼過ぎに行ったら、10人ばかりが向かい合って椅子に座って、風船バレーをしている。
ジジも、自分の方に来ると積極的に手を出して、ふうせんを返している。
なんだか、ちょっと見ていて嬉しかった。

施設では、ヒゲをそったり爪を切ったりしているところを見たことがあるのだが、きょうは初めて「耳そうじ」をしてもらっている人を見かけた。やってくれるんだ~

帰りに、1階のリハビリコーナーでジジのリハビリについて聞いた。
基本的には転倒防止のための、足腰を使う運動らしい。個別プログラムもあるようだ。
おやつのあと、3:30~5:00までがリハビリの時間帯らしい。
理学療法士と作業療法士の方がいたが、ここの施設では明確に分かれているわけではなく、一緒にリハビリをしているようだった。

はじめは誰も同じに見えたが、よく名札を見ると、それぞれの仕事が書かれている。
そういわれてみれば、仕事の内容が違うなぁ。
そうそう、学生の研修らしき姿もみえる。若い人たちが男女ともいるのはいい感じだ。

ちなみに、介護士さんの服装はラフな感じのユニフォームで明るいピンクやブルーのストライプのエプロン。
療法士は白衣のような感じで、事務の女性は淡い花柄のシャツです。

2006年4月16日

口腔ケア

日曜日なので、洗濯物を取りにいった。
ジジの整理ダンスに「入れ歯洗浄剤がなくなりました」との張り紙がある。
5月までは大丈夫と思っていたのだが・・・?
どうも、少し余裕を持ってお知らせが来るらしい。次回までに用意すればいいみたい。

ダイニングに座って、所在無げにしているので、ヒゲ剃りをしてもらうことにする。
どうもそり残しが出るので、なぜだろう?と思ったら、入れ歯をはずしているので、歯のないところの口が凹んでしまって、その部分がうまくそれないのだった。納得

入所者の一角でタオルをたたんでいるグループを発見。女性ばかり3人組
見たところ、あまり、認知症がひどくない人たちのようだ。
ヘルパーさんに、「タオルたたみ」もさせてもらえないか、お願いしてみた。
無理かな?前はやってたんだけど。

もうすっかり施設に慣れた様子のジジは、「連れて行ってください」と言う事もないので、気がらくだ。
帰るときは「ちょっと買い物に行ってきますね」といえば、「そうか?お願いします」で終わってしまう。
現状をそのまま受け止めるだけ。それ以上なにも望めないよ。

2006年4月12日

鈴の効果(大)?

夕方ジジのところに行くと、ちょうどリハビリ中だった。
数人が輪になって、輪投げをして得点を数えているのだ。デイサービスでは輪投げは得意だったんだけどな?

看護師さんに最近のジジの様子を伺う。
昼間は熱もなく吐き気や痛みもないようだ。夜も、掛け布団に大きな鈴を取り付けたことが功を奏して、ココ何日か失敗をしていないようだ。睡眠剤もまだ飲んでいないといっていた。

夜間の介護士さんたちにも一ヶ月たってようやく、ジジの行動パターンが見えてきたようだ。

2006年4月 9日

施設見学

珍しく部活が休みだった娘が、ジジのいる施設を見学したいと言う。
入所相談のときにお世話になった支援相談員さんに、お話がきけた。
ジジのいるフロアで、入所者の様子を見ながら、職員の仕事を見せていただいた。

「この仕事は人に関わることが苦手な人には、向かない。入所者にはいろいろな人がいて、排泄のお世話などもあるので大変だけど、現場は楽しいですよ。」

ジジはダイニングテーブルの席について、おとなしく座っていた。正面に回ると、「おや」と言う表情をしたが、誰が来たかはわからない。それでも、ニコニコと笑顔を見せてくれた。隣にいたおじいさん(脳梗塞で体に麻痺があり、言葉がうまくでない)が、いろいろと説明をしてくれる。また、おばあさんたちも、何かと話しかけてくる。

ジジと同じような行動パターンの人もいて、(几帳面、片付け魔)職員がせっかく並べたものを端から重ねて片付けてしまう。((笑))
なかには、この人、面会者じゃないの?とおもうくらい、しっかりとして、一体どこが悪いんだろう?と不思議になるような人もいる。もちろん、一日中大声でしゃべってる人も・・・

娘の感想は「全然普通の人たちだね~!」確かに認知症は見慣れているかも。

2006年4月 8日

「待機」よかったな~

おとといの騒動のあと、ジジの様子はどうだろう?
きのう一日気にしていたが、施設からの連絡がなかったので、何とか無事に一日を過ごしたらしい。
ホッとしているが、あの胸?みぞおち?の痛みはなんだったんだろう?

先日、入所の申し込みをしていた「Y介護施設」に、受け入れ判定の結果を聞くために電話した。
判定会議の結果、受け入れが可能になり現在は「待機」状態にある。今後は今入所している「K介護施設」から退去の打診があったときに改めて、連絡をして、受入日の調整をすることになるらしい。

「Y介護施設」は、いくつか見た施設の中でも、私が入りたいと思う施設のひとつだった。
ドーナツ型のホール。明るい窓。畳対応。一日に2回、午前・午後にリハビリやレクリエーションが計画されている。お風呂も、ヒノキの浴槽…。

次の施設が一ヶ所確保できて、ちょっとホッとした。
支援相談員さんも、とても感じがよかったし…。よかったな~

2006年4月 6日

検査結果

・心電図に異常はなし。
・血液検査にも異常なし
・肺にガンではなく肺炎の様子が見られる。

「本来なら、入院して点滴をして治療をするべきものだが、この検査の状況から判断すると、点滴のあいだ中家族が付き添って見てもらわなくてはなりません。本人の状態からして、入院しても治療が困難なので、施設に戻って服薬で様子を見たらいかがでしょうか。」

ほらね。やっぱり…予想どおり。

実際、入院したら、ベットの立ち上がり、トイレ。点滴の針をむしり取る。絶対に、そばを離れることは出来ない。
(一応、泊り込みの覚悟では来たけれど…)

「吐血するとかもっと緊急の状態にならない限り、入院は無理でしょうね」
ハイ、そう思います。

ということでレントゲン写真と先生のお手紙をもらって施設へ帰る。

ジジは二人の看護師さんと、タクシーで先に帰った、そばについてきたババを振り返る事もなく。
「全然わかんないのね…」ちょっと寂しげなババでした。
でも、「うちに帰りたい」とそこでいわれたって困るのだし…


さて、ババを家に連れて帰ってから、再度施設へ。

施設の医師から病院と同じように説明を受ける。現在、熱もないし咳もないので、このまま様子を見ましょう。何か変化がおきればまた連絡します。
しかし、この肺炎と昼の胸の痛みとは直接関係がないらしい。じゃぁあれはなんだったんだろう?
入所して4週間ほど、ようやく慣れてくる頃だが、それまでにやはりストレスがあって胃に来てるのかな?今回は胸ばかり調べたので、胃は見てないのだ。
それに・・・「胃カメラ」だって「バリウム」だって、絶対に無理だよね~

付き添ってくださった看護師さんによると、施設に戻ると、定位置のベンチに座り、まわりのおばあさんたちの話に加わり、おしゃべりをして笑っていました。帰ってきて安心された様子でした。今はもうすっかりいつもと同じようにしています。

ということで、ジジはすっかり、施設に慣れたようだ。よかった。笑顔が見れて一安心。

洗濯物をもらって、相談員とケアプランの見直しをして、終了。
けっきょく、少し落ち着いたら、睡眠剤を1/2ずつ、様子を見ながら服用することになった。

2006年4月 4日

スタッフ会議

夕方、相談員から電話
現場のスタッフ会議では、夜間、処方されている1錠ではなく1/2錠を服用して様子を見たらどうかと言う意見が出ていると言うことだった。

6日の夕方に行って決めることにする。

2006年4月 2日

爪きり

昨日持ち帰った洗濯物が大量で、着替えのストックが心配になったので、夜のうちに洗った洗濯物を届ける。
こんなときは、乾燥機があってよかったと思う。

今日はヒゲをそるぞー!と意気込んでいったら、きれいにそってもらって、さっぱりした顔をしていた。そこで、もうひとつ気になっていた爪を切ることにした。爪も、職員の方が時間のあいたときに順繰りに切ってくれるようだ。

2006年4月 1日

お花見日和

天気予報どおりの暖かい日ざしに誘われて、桜も満開。ジジのところに行くと玄関前の桜の下に花見の準備がしてある。車椅子の人も外に出てちょっとしたお花見。
しかし、ジジの姿がない。中に入ってみると、いつものダイニングテーブルの前に座っているジジ。どうも全員がお花見に参加するわけではないらしい。

という訳で、ジジを花見に連れ出す。
車に乗せて、桜並木を通る。駅の近くのお花見ポイントの近くの駐車場にから、川沿いの遊歩道を歩く。最初おぼつかなかった足取りだが、満開の桜の下で、「きれいだな~こんなの見たことないよ」と、しばし見とれる。この一言を聞きいて、今日連れてきて良かったと思う。

桜の下で、夫とジジの2ショット写真をとる。まぶしいのか?ちょっと怖い顔になっちゃった。ヒゲもけっこう伸びてたし・・・(;>ω<)/

施設に戻ったらお茶の時間。窓際のテーブルで一緒に座っていたら、「おやつをもらったか?」と私の分まで心配してくれた。優しいんだよね。

2006年3月29日

A介護施設 見学

午前中に予約したA介護施設の見学にゆく。ここは、他の施設で「手のかかる人は多分入れてもらえませんよ。」といわれていたところだ。
施設入所から2週間の様子と家庭での様子をきかれるが、現時点ではまだ退所の話もないので、これから3ヶ月くらいして、施設での様子が落ち着いた頃に、改めて受けつけの手続きをすることになった。
「ここは病院が併設されていないので、具合が悪くなれば、家族のかたが受診をお願いします。」
なるほどね。

建物はきれいで、1階には自動販売機なども置かれている。ジジが入る可能性のあるところを見学。建物自体が回廊式になっているのでぐるりと歩けるようになっているのだが、そのために死角になるところも多い。夜間の見守りが特に必要だったり、ベットの立ち上がりなどは、ちょっと大変なようだ。なんとなく、ここはナシかな~という印象だった。
目の前が図書館なので、わたしは気に入ったけど、ジジがいけるわけじゃないから関係ないしね。

さて本日は入浴日。こちらの都合で昼食前に行くことが多い。
行ったときには必ず、ヒゲををるように心がける。それがないと、なかなか時間ももてあましてしまう。
桜はだいぶ開いてきたが、風が冷たく、外出は無理。いつかお花見に行きたいものだ。

洗濯物をもらおうと思ったら、まだ早すぎて、浴室のカゴの中だった、もう少し遅い時間に行った方が迷惑をかけずにすみそうだ。

2006年3月28日

桜はもう少し

洗った洗濯物を届ける。
桜が開花してきたが、気温が低い。ジジを連れ出すには今ひとつのお天気だ。
施設の玄関前にも大きな桜の気があるのだが、まだ寂しい。
昼食前に、ヒゲそりだけして帰る。わたしを見ても、「おや?何か見たことがあるような?」と言う反応だけだ。それでも、そばにいれば、なんとなくゆったりとしているような気がする。人はたくさんいても、流れ作業でお世話してもらうことはあっても、なかなか一人一人に話しかけることって時間がないんだろうな。

2006年3月27日

トイレの回数が多い?

介護指導員から電話があった。
「夜間のトイレが4回で、少し回数が多いけれども、何か泌尿器系の病気をしたことがありますか?」医師からの連絡らしい。
病院が違ったので診療情報にはかかれていなかったが、去年春に「ぼうこう炎」で発熱し、秋に「前立腺炎」になりかけていると言うことを伝える。もうしばらく様子を見て、気になるようなら、紹介状を書くので泌尿器科を受診してくださいといわれた。

病気になると、家族が病院に連れて行かないといけないのだ。4月からはわたしの仕事も始まるので、ジジの事も念頭に入れて、スケジュールを組まないといけない。
とりあえず、しばらく様子を見ることとなった。

2006年3月26日

ちょっとドライブ

昨日が入浴日だったので、洗濯物を取りに行った。
昼食までに40分ほどあるので、ヒゲをそり、ちょっと車で外に連れ出すことにした。
靴を履き替え、上着を着せ、玄関を出ると強い風に吹かれて「寒いな~」とちょっとご機嫌斜めだったが、車が走り出すと、周りの景色を見てご機嫌になってきた。
桜にはまだ早く、残念だったが、ちょっと外に出て、気分が変わったようだ。
持参した、蒸ケーキとカフェオレを飲んで、一休み。
昼食の準備があるので、もどる。

昼食前には、手洗い・お茶・入れ歯装着・簡単な体操などがあるようだ。けれど、耳が遠いジジには指示が聞こえないので、じっと座っているだけだった。
昼食が始まったので、洗濯物をもらい、帰ることにする。

サー。家に帰れば、家族の昼食の準備だ。

2006年3月24日

Y介護施設見学

予約していたY介護施設。定員は100名。
フロアは二つに分かれ、2階が認知症で、入り口にロックがかかっている。
しかし、ダイニングとホールが輪のようにつながり、明るく開放的な印象がある。たまには、バリアフリーの中庭を散策する事も出来るようだ。
ベッドの上に立ち上がる人のためには「畳+布団」の対応あり。
一日2回。午前・午後にリハビリやレクリエーションを企画している。ボーっと過ごす時間が少ないような印象だった。

ジジにとって、ココはいいな~と思ったが、男性用の居室それも4人床は数が少なく。10ヶ月から1年待ちだそうです。
ここでも、特養への手続きを進められた。
「これから状態がよくなって、家庭に帰るという可能性が見込めない」と言うのがその理由だった。

あちこちの施設で話をきき、分かったことは、我が家の状態はけっこう危機的な状況にあったのだなということだった。
今のところ、一見、ジジは自分で歩けるし、静かで、そんなに問題があるようには見えないのだが…。だから私は、まだまだ家庭介護…だと思っていたのだ。
他の家では、車椅子を使ったり、食事やトイレの介助。オムツなど、もっともっと肉体的に大変なところがたくさんあると思うのだ。
だけど…それはもちろん大変だけど、気持ちや話が理解できていればそれはまた違った大変さなのだろうと思う。でも、そっちもかなり大変だと思うなぁ。体が動かなくなって口と頭が動くのって、本人も辛いだろうし…

ここに来て感じているのは、介護問題は誰かがひとりで抱え込んでしまわないことが大切なような気がする。お医者さんやケアマネ。その前の段階では、同じような立場にいる友達などに相談して、いろんなケースの話やアドバイスをもらうのがいいと思った。自分にとっては初めての介護だけど、聞いてみると、まわりにはたくさんの経験者がいるのだ。病状や家庭環境、経済状態などで、ピッタリ同じようには行かなくても、どこかに糸口が見つかると思う。

とにかく、じっとしていないで、動いてみないことには…


Y介護施設の帰りに、ジジのところによってみた。ちょうどお昼ご飯が終わったところ。私を見つけて、なんとなく反応があったので、ヒゲをそることにした。
3日ぶりのヒゲはけっこう伸びている。ジジに手渡すと、「痛いよ」と言ってダメだ…とヒゲ剃りを離してしまう。
どうも、ヒゲが伸びすぎると、絡んでうまくそれないようだ。仕方がないので、少しずつひげの方向を見ながら当ててみる。しかし…ヒゲなんてそったことがないし、大体どれくらいの力加減でやったらいいのか全く見当が付かない。
しばらく、あちこちのヒゲをそり、だいぶ短くなったところで、最後の仕上げの部分をやってもらうことにした。

今度は巻き込まれないようで、うまくそれた。
これから、なるべくきたときにはヒゲをそって帰ることにしよう。

ヒゲをそっているときに口の中に血がたまっているのに気が付いた。改めて、「ベロ」を出して見せてもらうと、中央に傷が付いて出血している。これは前にも見たことがある。おそらく、前歯のブリッジをはずすか入れるかしたときに、金属部分を引っ掛けてしまったのだ。一応ヘルパーさんに伝えるが、まあ口の中だし、大丈夫だろう。

2006年3月20日

救急車搬送

家で「私の頭の中の消しゴム」を見ていた。
若年性アルツハイマー病になったヒロインが徐々に記憶を失っていう映画です。
いよいよ、クライマックス・・・というところで…
介護施設から電話があった。夕方17時過ぎ!

「意識が朦朧として混濁した状態で、倒れ、しりもちをつきました。
電話をくれた介護士もその場にいて、すぐに施設のお医者様に見てもらいましたが、転んだ外傷などはないけれども、その前に意識をなくしていた状態があったので、救急で診察してもらおうと思います。
搬送先の病院が決まりましたら又連絡します。」

搬送先の病院が決まり、私も急遽病院へ向かう。
話の様子からすれば、おそらく入院はないだろうと判断し、帰りに着るコート類と靴を持っていく。(何回かの救急車騒動で、何が必要なのかがだんだんわかってきた)

病院へ行くと、レントゲンと脳のCTを撮影しているところだった。少々不安げな様子だったが、当直の先生にしっかりと手をつながれて、無事撮影終了。
脳に特別の変化は見られず、骨折の心配もないということで、早々に帰れることになった。コートを着せ、車で老健に戻る。

老健に戻ることに抵抗を示すかと思ったが、何の心配もなく椅子に座りお茶を飲んでいる。本日はステーション預かりで睡眠薬を半分だけ飲んでゆっくり眠ることになった。

大きな変化がなくて、一安心。家に戻り19:30。急いで夕食の支度をする。

夜「私の頭の中の消しゴム」の続きを見る。ヤレヤレ…

F介護施設見学

先日予約を取ったF介護施設を見学。
目の前に大きな中央公園があり、時折散策をすることがあるらしい。外が大好きなジジにはうらやましい環境。
エレベーターにはロックがかからない代わりに、徘徊の危険性のある人は扉のあるエリアで過ごすことが多い。逆に言えば、初期の認知症で日常の生活が何とかできる人は、エプロン持参で調理やいろいろな作業をする事もリハビリと生活の一部として取り入れているらしい。
介護施設によって、いろいろと特色があるようだ。

いくつかの書類を提出し、ジジのおかれている状況について質問を受ける。
家族が置かれていた抜き差しならぬ状況についても、理解してもらえた。
ただし、男性の居室は少なく、入居待機者の数はかなり多いらしい。

今入居している介護施設に入るまでの手続き期間がすごく早かったことは、とてもラッキーなことだったと改めて実感している。本当に夢のようだ。感謝感謝。
残りの書類を作成し、郵送。判定会議待ち。

2006年3月18日

昼食時の様子

土曜日は午前中に入浴すると言うので、お昼頃に洗濯物を取りに行った。
初めて、夫も施設を見ることになる。

ちょうど食事中のジジ。窓際のテーブルで、いつもと変わらず食事をするジジの後姿を見守る。食事が終わると、入れ歯を口からはずしているが、まわりから注意される事もない。しばらくして、回りが動き始めると、席を立って、廊下のほうへ移動する。自分の部屋に帰っていいのか?誰かに訊きたい様子で辺りを見回している。

部屋の方向にゆっくりと歩き出すが、浴室のドア(鍵がかかっている)をあけようと試み。トイレを覗くが入ろうとはしない。反対側の居室をひとつずつ覗き込むが、どこが自分の部屋かはわからない。廊下の突き当たりの窓ガラスをあけようと試みるが、もちろん鍵がかかっているのであかない。

トイレに行きたそうなしぐさで、人の後を付いてトイレに向かうが、もどってくる。ヘルパーさんが気づいてトイレに誘導してくれる。
その後、食堂近くに戻り、廊下のベンチに腰を下ろす。大体、そのあたりが、なんとなく落ち着く場所であるらしい。


廊下に何ヶ所か非常用のベルが設置してあるのだが、どれも、缶のハコをかぶせてガムテープで止めてある。おそらく入所者が押してしまうためだろう。と思っていたら、予想通り、ジジも缶の上をしっかりと押していた。家にいても、あちこち押していたから、仕方がない。

洗濯物をもらって帰宅。ババに中を確認してもらう。
お風呂で着替えた服一式のほかに、パンツ2枚とズボン下1枚が取り替えられていた。
大体、家にいても、汚すものは同じなので、予想通り。
今のところ、普通の布パンツで対応してくれているが、あまり、介護の手間がかかるようであれば、リハビリパンツや尿パッドなどの使用も考えていくとのことだった。

2006年3月17日

生活の変化

ジジが入所して2日。ババはゆっくりとトイレに入ることが出来るようになり、夜もゆっくりと眠ることができるようになったようだ。何より、ババの怒鳴り声がなくなり、その半面、ババのおしゃべりが格段に増えた。

家族も、食事の後、ゆっくりとテレビを見たり、DVDを見たりすることができるようになった。夜も、ジジの様子を伺いながら、お風呂に入ったりする事もなくなり、洗面所のカギもかけなくてすむ。少しずつ生活が変化してきている。

今日は、午前中に「老健」に行った。
ちょうど朝食も終わり、午前中の水分補給の時間だった。ジジはダイニングに面した廊下のベンチに座っている。
昨日届いた「室内履き」に履き替えてもらうと、「ぴったりだね」と気に入ったようだ。午前中は帰宅願望はないようで、落ち着いていた。

入所して二晩、夜の様子を見るためにステーションの近くにベットを移して「見守り観察」をしてもらっていたが、やはり、想像していた通り、ベッドの上に立ち上がろうとするらしい。今夜は和室(畳が敷いてある4.5畳ほどのスペース)にマットを移し様子を見ると言うことだった。

ジジの様子が落ち着いたので、一週間ぶりにジムに行って汗を流した。

2006年3月16日

ケアマネ訪問

午前中にケアマネさんの訪問があった。そろそろ介護保険の更新見直しの時期がやってくる。
昨日のジジの様子など話し、これから、他の介護老人保健施設へも申し込みをするように指示をもらう。

区内にある残り5ヵ所へ電話して、予約手続きをする。
20・22・24・29日にそれぞれ予約。一ヵ所は書類待ち。

午後からジジの衣類を捜しに出かける。あちこち探し回り、妥協しかけたところで、ちょうど高齢者向けと思われる商品(Sサイズ)を見つけた。春のせいか色がグレー・水色・薄茶と白っぽいものが多いのが気になったが、グレーと水色の上下セットを購入。ちかくにSのポロシャツも売っていたので購入。

その足で、「老健」へ行く。その場で名前を書き、一組タンスにしまう。その他に、ババが用意したポロシャツタイプのニットのセーターをとりあえずタンスに入れる。
…ただし、色がレンガ色やエンジなので、ジジがいつも「赤いから自分のじゃない」と主張していた洋服なのだ。介護する人に迷惑をかけるかもしれない…

夕方だったので、ジジが私を見つけてそばにやってくる、「一緒に連れて行ってください」
しばらくベンチに座り、様子を見る。落ち着いたところで、ジジに気づかれないように帰る。

kutu.gif帰宅すると、ネットで注文していた室内履きが届いていた。
買ってきた服とあわせて、ババに渡し、名前を記入してもらう。私が記名してしまうのは容易いことだが、ババが書くということで、「ジジの面倒を見ている」と思うことが重要だと思うのだ。


夕食。昨日からジジがいない食事。たまたま次女が修学旅行中なので、なんとなく寂しい食卓。

2006年3月15日

介護老人保健施設入所

今朝はデイサービスに行かないので、朝から「ひとまわり…」と玄関やダイニングをうろうろと落ち着かないジジ。ちょっと遠いが、クリーニング屋さんまで散歩に連れ出す。近所の梅やちょっと早い桜などが咲き、お花見気分。なるべく車の交通量が少ない住宅街を選んで歩く。
往復で約30分。ゆっくりゆっくり、何とか帰宅。これで、午前中は外に行きたいといわないだろう。
自分の部屋に行くと、ババがタンスの前で服を出していた。
「あれ?誰かいるよ?」
ババは、情けないやら、ムッとする。

昼食後、再び体力を取り戻したジジは、ダイニングをうろうろ。
「老健」の入所は14:30の予定なので、14:00出発予定。そろそろ準備。

荷物の最終チェックにババのところに行くと…
なんと、まだ荷造りが出来てない。それなのに、ベットでテレビを見ている。
・・・なんで~??

大きなバックに荷物を詰めていると、「一緒に連れて行ってください」とジジ。
(ハイハイ、もちろんお連れしますよ・・・)

老健の4人床の部屋は、イメージしている病院の4人部屋に比べると、ものすごくゆったりとしている。廊下も食堂もプレイコーナーもゆとりがある。
3階担当のヘルパーさんの指示により、荷物や健康・機能のチェックがあり、もって来たた衣類を個々の整理ダンスにしまって終了。

ただ、「部屋着」という指示に、普段ジジが家で着ている服を持ってきたら、それはダメだった。ちなみに、コールテンのズボン(前ファスナーあき)・クリーニングに出したウールのカッターシャツ(前ボタン・袖ボタン)・カーディガン(前ボタン)
…確かにジジはおしゃれだったのだけど、それよりもババの好みもあるのね…

施設での部屋着はウエストゴムのズボン・かぶり式のトレーナーやポロシャツのようなもので袖にボタンのないもの。つまり、トイレの介護がしやすく、食事前に手を洗うので、袖を素早くめくり上げられるもの。はっきり言って、そんな服はひとつもありませんでした。買わなくちゃ!

しばらくすると、少々疲れた様子のジジが「こんなところにいたら病気になっちゃうよ。一緒に連れて行ってください」と言い出した。たぶんベッドと健康観察をしたお医者さんが病院をイメージさせたのだろう。夕方は家にいても、「帰ります」と帰宅願望があるジジ。もうすぐ食事の時間になるから、すこし横になっていて…
不安そうなジジに後ろ髪をひかれる思いだけれど、最初は仕方がない。

1階で入所の事務手続きを終えて終了。
その足で、ジジの服を探しに出かけたのだが、なかなか思うような服が売っていない。そもそもサイズがないのだ。足23.5cm 服はSサイズでもまだ手足が長い。困ったね。
一緒についてきたババは、もう腰が痛くなって限界ギリギリ。洋服探しは明日にしよう。
その足でババを整形外科に送り届ける。痛み止めの注射をしてババもお疲れ様。

2006年3月10日

「老健」入所決定

老健に連絡。判定の結果、入所できることになりました。
当初、ショートステイを体験して、様子を見てから入所を検討するという話だったのだが、ショートの予約が2ヶ月先までいっぱいで、そのあとになると、また入所が遅れる。ババのストレス・虐待を考えると、少しでも早い入所がよいだろうという判断により、来週15日の午後に入所が決まった。急展開だ!

ババに知らせると、「大丈夫かしら・・・いきなりで・・・私、分からないわ・・・」

ジジの体調や精神状況を心配しているのか? 老健に入所させるのはババの精神的ストレスを減らすためなのだよ? それとも、あと3ヶ月、そばで面倒を見たいの?
「それはいや! 朝は、顔も見たくない!」
それじゃ、15日でいいのね?
「私、分からないのよ」

つまりは、顔も見たくないし、そばにいられるのも嫌だけど、自分が施設に入れることを決断するのもいやだということらしいのだ。なんということだ…

まあ仕方がない、息子である夫が了承し、ケアマネ・精神科医からもそれがベストであるという判断をもらっているということで、入所を決定。

持っていく荷物や・手続きに必要なものの準備に取り掛からなくては。

ケアマネさんに15日入所を連絡。
デイサービスとショートステイの予約を取り消す。3ヶ月入所のところをもう少し長期に見てもらえないかという点を打診してもらうことにする。
入所後は、区内のほかの老健にも入所の申し込み手続きをしておくこと。

2006年3月 7日

ウォーキングシューズかリハビリシューズか?

デパートでジジの室内履きを捜す。介護用品売り場では、リハビリシューズが中心だ。しかし、マジックテープやファスナー付きの物が多く、かえって介助が必要な気がする。
紳士靴の売り場で見たところ、今ジジがはいている靴がベストのようだった。スポーツ用品で見たのはいわゆる「デッキシューズ」。

迷った末、とりあえず、今履いている靴を使ってもらうことにする。入所者の人の靴をもう一度よく見てこよう。

今日は「判定会議」の日だ。結果はどうだったろう?

2006年3月 3日

老健面接

今日はデイサービスを遅刻することにして、「老健」の面接に出かけた。
ジジは「介護保険」のパンフレットを眺めたり、面接室のカレンダーを読んだりしていたが、落ち着いて座っていた。本人に会ってもらうことで、穏やかな性格や、印象がきちんと伝わる。一緒に行って正解。担当は女性で、ケアマネさんや、デイサービスの方とも情報を得ていたようだ。書類を書いたり、質問や説明を受けてから、ジジと再度、入所のフロアを見学する。

お薬の情報や、食事の形態。入所の持ち物や衣類など、ざっと説明を受けたので、分からないことや調べることなどをチェック。
来週の火曜日が入所の判定会議で、許可が下りたら、ショートステイのお試し期間を経て待機状態になる。

入所したら、最低週一回は顔を見に来て、洗濯物を持ち帰る。そのときに、おやつを持ってきて一緒に食べたり、外食、散歩などに連れ出してもいいということだった。あくまでも老健は、健康な老人を家庭に帰すことを目的としている施設なので、預けっぱなしにはしないでくださいということだった。

面接を終えて、その足でデイサービスに向かう。昼食の時間には間に合った!

2006年2月23日

「老健」見学

魔の木曜日。ジジとババを離すために、午前中皮膚科と内科へ。駐車場がないので、歩いてゆく。途中で歩けないと騒いだらどうしよう?
3日前から陰部の辺りをボリボリ掻くので、もしも、変な皮膚病だったらどうしよう?と心配になり受診。しかし、ただの乾燥肌と分かり一安心。家に帰ってよく見たら、腰や背中も手の届くあたりは引っかきキズだらけ。おまけに、爪も伸びてた!!

その後、医療情報をもらうために内科を受診。老人検査の数値だけでは項目が足りないので、再度血液検査・レントゲン・喉の粘膜の検査を追加。耳は遠くても、ジェスチャーだけで80%は理解してもらえる。大声の必要はない。

心配するほどの事もなく、無事家まで歩き通す。ただ、自分の家は分からなかった。

午後、「老健」の施設見学。
比較的新しくきれいな施設。エレベーターのスイッチは指紋認証。窓も大きく開かないようにロックされている。
認知症患者で自立歩行できる人は、暴力的であるかどうかが問題らしい。ジジの場合、ババに暴言虐待を受けた場合と、注射などで暴れることがある。けれどそれ以外なら、きわめておとなしい。後は、時間が混乱して夜中に起きてしまう事も問題行動のひとつらしい。
介護は問題なくても、他の利用者に被害が及ぶことが入所のポイントになるという。
とりあえず、日常生活の情報をデイサービスの人にも書いてもらい、書類提出の後、本人の面接→判定会議→お試しショートステイ→再判定→入所待機。という運びになるということでした。

多床室の利用はけっこう難しいかもしれない。しかし・・・個室は差額ベッドのような料金加算があるらしい。参ったな。仮に入所待機となっても、だいぶ順番待ちがあるようだ。しかし、女性よりも男性の方が待つ時間が短いらしい。
問題山積・・・